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今までに気付かなかった言葉の癖
子供の頃、その日に会った人の面白かった仕種や喋り方の特徴を母に真似して見せたら、母は笑ってくれるどころか〝他人(ひと)の振り見て我が振り直せ〟と言って、自分だって他人が見たり聞いたりしたら可笑しな点が幾つかあるに違いないのだから、よく考えて直すようにしなければ駄目だと説教されてしまいました。
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《話をしている時に始終手を動かしている人も癖の一つ》
どんな人でも自分では気付いていない癖はあるようで、無いと思われる人にも7つくらいの癖は有るのだと言います。その例は正確には『無くて七癖、有って四十八癖』と言うのだそうです。私も最近になって、七癖どころか四十八癖の1つをまた新たに発見しました。
それは地方のFM放送の生番組に出演して終了後に局から記念に収録した番組のCDを頂いたのです。帰宅してから聴いてみたところ「幸せ者」ならまだしも、「冷汗もの」でした。
なんと、私は話し方の間に『あの』とか『あの~』という間接語を多用する癖があるのに気付かされたのです。言葉の合間(切れ目)に一呼吸入れるための積りでいたのですが、その使い方の多さにビックリさせられました。
以来、「あの」「あの~」は使わないように意識しながら話すようになりましたが、逆にTVを観たりラジオを聞いたりしている時にレギュラーやコメンテーター、そしてゲストの話し方が気になるようになりました。
かつての私に負けず劣らずの間接語をふんだんに使っているではありませんか。「あの」「あの~」を始めとして、「まっ」「ま~」とか、「なので」「その~」「つまり」「え~」「やっぱり」などがそうですが、1回の話の中であまり使いすぎると、矢張り気になりだして不快感さえ覚えてきます。
話している間中、両手を前後左右・上下に休みなく動かしている人もいますが、あれも画面を観ている方が忙しなくて堪ったものではありません=写真。
ところで余計なお世話ですが、この際あなたも『自分自身について、これまでには気付かなかった癖』の有無について考えてみるのも良い機会になると思いますが如何ですか?。