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鹿島公民館 いわき市鹿島町走熊字鬼越83-1 ☎ 0246-29-2250
まちづくりと「わたしづくり」 鹿島公民館では10月から来年2月迄の第2火曜日に4回に亘って、『地域再発見・地域活動家に聞く』という講演が行われています。 毎回講師が変わり、地域での活動の実践者から活動の動機や手応え、それに工夫などを学んでいます。 今日(21日)は小名浜在住の小松理虔(りけん)さんを招いての講演があったので聴講してきました。 《プロジェクターを駆使して「まちづくり」について熱弁をふるう小松講師》
午後2時から同3時30分を休憩なしで、いわき平と小名浜間を最短距離で結ぶ鹿島街道を上手く活用すれば発展の余地はまだまだあるのだと、その魅力を語り、それによる地元の人たちのリーダー役とサポート役の心が合致すれば知名度・誘客・地域振興の効果は倍増するというヒントをさり気なく伝えた。 その一例として、鹿島地域にはホテルがないから規模が大きくなくてもいいので、ゲストハウスのようなものが1つ出来ただけでも町は様変わりするのではないか言っていました。 《小名浜のカツオ漁をSNS上に載せて、全国に発信している画像のひとつ》
小松講師はメディア制作・企業の広告やPR・プロジェクトの運営の肩書を持っていますが、前述の仕事上から感じた課題や問題についての考察も本にして発表しています。 文筆家としても活躍していて「常磐線中心主義」「新復興論」「ローカルメディアの仕事術」「ただ、そこにいる人たち」「地方を生きる」「新復興論・増補版」を出している……。のですが、本人の弁によれば創作、フィクションではない。ただ、ノンフィクションでもない。どれも自分の話しか書いていない、と謙遜しているのでした。 講演内容に戻って、レジュメの中に書かれていた重要な一文が記されているところに目が止まりました。
地域づくりとは、自分づくり。 その地域で、だれかとともに、暮らしを楽しもうとすること。 そこから公共性が漏れ出していく。