分類:催
場所: 草野心平記念文学館
いわき市小川町上小川字植ノ内6-1
今年は3名が奨励賞を受賞
昨日 (7日) は草野心平記念文学館で、第43回吉野せい賞表彰式・第44回吉野せい賞募集ポスター表彰式、及び第43回吉野せい賞記念講演会が行われました。
今回は正賞、準賞の受賞者はなく、3名が奨励賞を受賞するという結果になりました。受賞された方は次の通りです。
小説 「ひまわりの家」 良川十鵜さん
小説 「心の端を一言に~バラッド」 後藤恭正さん
童話 「年寄り動物だけのサファリパーク」 渡辺啓明さん
ポスターの部では 最優秀賞 中田逢結さん (植田中学校2年)
優秀賞 久保木蘭夢さん (平第一中学校1年)
優秀賞 宮本真央さん (中央台南中学校2年)
記念講演会の講師は俳優の樫山文枝さんということもあって、講演は例年行われる小講堂では聴講者が収まり切れずに、エントランス(玄関広場)に大スクリーンを設けるほどの人気でした。
樫山さんは映画『洟をたらした神』で吉野せい役を演じ、ご主人は平の人という関係で「義父母が九品寺に眠っているので、私にもしもの場合があった時にはお世話になります」と言って笑わせました。
《午後2時から樫山文枝さんの講演がスタートした》
芸能界での苦労話では、演技で叱られている内は意地を張って頑張るが、褒められたらそれが落とし穴になると言っていました。 そこには自惚れ(うぬぼれ)が生じるからでしょうか。
芸能界に限らず昔から 「褒め殺し」 という言葉があるように、相手を駄目にさせる武器なのだと思ったら寒気を覚えました。
《講演当日の写真ではないが、女優は歳をとってはいけないと力説した樫山文枝さん》
最後に聴講者から 「樫山さんのように、いつまでも美人で、若くて、長生きのできる秘訣は何でしょうか?」 という質問がありましたが、それに対しては他人に気障りなことを言われても、真面(まとも)に受けて気にしたり悩んだりすることなく、柳の枝のようにゆらゆらと動いて自分を生きれば良いのではないでしょうか、と答えていました。
樫山さんの言葉・表情・態度を見ていたら樫山さんだからこその正論だな、と感じました。