分類:文 真尾夫妻の作品と、お二人を語り合う (自由参加・無料)
期日:2017年12月2日(第1土曜日) 午後1時30分~ 場所:いわき市立総合図書館 5階閲覧室 真尾倍弘(ますひろ)・悦子夫妻は、昭和24年(1949)から同37年(1962)まで、いわき市(当時は平市)の旧城跡に在住し、「月刊いわき」 を発行した方です。 《平時代の真尾夫妻=奥の円盤状の物は手動印刷機》
写真(上)は市内を駆け歩いて記事をとり、原稿を書き、文選・印刷をして活躍されていた時のスナップですが、明るく活気のある雰囲気を髣髴とさせます。 どちらも東京では出版社の編集者をしていましたが、終戦間もない時代で大変な苦労をしてきたようです。金銭感覚に疎(うと)い倍弘のために、悦子は裁縫の内職をしたり、結婚前に誂えた着物を質に入れたりの生活でした。 《 真尾悦子(中央)》
写真は昭和34年(1959)頃に、菊竹山の吉野(三野)混沌・せい夫妻を親子で訪ねた時の写真ですが、真尾悦子はその当時の模様を『悼(いた)み』という作品の中で詳しく書いています。
真尾倍弘・悦子夫妻は在平中に手動の活版印刷機を購入して、氾濫社という出版社を設立し、「月刊いわき」を刊行したり詩集や歌集なども出していました。真尾悦子は、いわき平で生活の中で多数の作品を残しています。 『たった二人の工場から』(未来社)、『旧城跡三十二番地』(未来社)などがそれで、作品は声優の久米明や森光子によって全国のラジオやテレビで放送されました。地元の人ならば作品のタイトルを見ただけでも尚更、読書欲に駆られるというものです。
私たちは、このような真尾倍弘・悦子夫妻の活動や作品について気楽に、そして地道に年4回(3・6・9・12月)会員が集まって、夫妻を偲び功績を讃える仲間です。 宜しかったら当日、ぜひ覗きに来てください(場所が分からない場合は、5F図書館の受付の方にお聞きください)。事前連絡は不要ですが、ご質問やお問い合わせがある方は下記までどうぞ。
真尾倍弘・悦子の会 代表者 : 鞍田東さん ☎ 0246-56-2596 ホームページ http://www.qeocities.jp/mashiobe/mashiobetop