いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

お寺の證文発見と経緯

2013-12-09 12:04:57 | Weblog
                               分類:歴

                   浄土宗光寿山浄延寺立正院
                   いわき市小名浜岡小名字前原前7-1

 いわき奉仕団の引率者(先代会長蒲生伸吾氏が眠り、現・当奉仕団長谷川顧問)が住職の浄延寺に本来なければならない貴重で且つ重要な書類の原本が発見され、本年11月20日に行われた奉仕団主催の 「歴史と音楽の集い」 の中で小野佳秀さん(現・いわき市教育文化事業団の非常勤講師)は、講演予定の 「小野歴史講座」 を 「浄土宗光寿山浄延寺立正院旧蔵文書の変換について」 に急遽変更して講演した経緯(いきさつ)がある。

 小野佳秀さんについては今さら書き述べる迄もないが、いわきに対する教育文化と歴史の貢献度は顕著で 『いわき市史』 全巻13巻(15冊)の編纂に携わったのを始めとして、いわき市暮らしの伝承郷館長を勇退するまで、長年に亘って地元いわきの歴史研究を積み重ねてきた既成事実は否めない。
 その小野さんが、ある日、神田の古本屋を巡り歩いている時に同古文書に出会ったそうだ。=写真

         
       《仏像の作者や本堂の寄付金などについて記名捺印されている

 正徳5(1715)年2月12日に、浄土宗名越派総本山専称寺二十二世良無上人より先師良称菩提供養のため、岡小名村(現・いわき市小名浜岡小名)浄延寺への金子寄附覚書である。

 小野さんは、いま声帯に支障を来たして発声が困難にも拘わらず、筆記や手話の方法で精力的な活動をされているが、1日も早く元の状態に復帰されてユーモアのある話術で独自の講座を再開して欲しいと願っているファンは多い。
 詳しいことは年が明けて、1月7日に「鹿島歴史の会」例会で同氏の「嫁穡の神・澤村勘兵衛」と題しての講演が待たれる。

12月9日(月)    六白 大安  旧暦 11/7


  【今日という日の過去】
 夏目漱石が死去 大正5(1916)年 文豪夏目漱石は胃潰瘍が悪化し、東京の自宅で死去した。49歳。朝日新聞に連載中の長編小説「明暗」は未完となった。「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「門」「こゝろ」などの作品は今日も国民的愛読書になっている。

 
     
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