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今日も髪はクルックル

コーヒーロースターの毎日です。

今晩から、明日を始めるために眠りにつくことに決めた。

2016-01-12 07:18:27 | Weblog
しっかりしていた祖父が昨年の祖母の他界により少しボケてきた。
97才だからそんなものかもしれないが、張りつめていたものが切れるとそうなるんだろうな。
だからといってどうにかなったかというと、日常生活に支障はないし、
私たちの顔を見れば誰だかわかっている。
もの忘れがひどくなって、同じ話を繰り返すくらいのこと。
一緒に食事にいくと、夏場なら生ビールを2杯、寒くなると日本酒を2合飲む。
晩酌も欠かすことなくしているらしい。

少なくともあと何年か、いや、何日かで人生を終えるとわかっていて日々を過ごす気分は
どんな感じなんだろう。
私は毎晩、このまま眠りについたら明日の朝は目覚めないかもしれないなあ、と思いながら
眠りについているんだけれど、心のどこかではそんなことなく明日も日々は続くと思っているんだ。
死への恐怖はないのだけれど、確実にもうすぐ終わるという毎日は怖い。
病気になるのも同じだろう。余命あと何年、何ヵ月と言われると、穏やかな気持でいられるわけがない。
終わることは怖くないけれど、終わりが近づくことはなにより怖い。

後悔のない人生なんて無いし、
悔いのない人生も無い。
恥ずかしいことだらけの人生だけど、
生きていたいなあと思う。
絶望すら出来ないような、不安定な若き日を送ったのだけれど、一度だって死にたいと思ったことがなかった。
元来能天気なんだろう。
とにかく、アレだ、じーちゃんにはもっともっと生きていてほしいし、毎晩飲んで赤ら顔でいてほしい。

今日で終わってもいいって思ってたのはやめた。
今晩から、明日を始めるために眠りにつくことにします。

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