今日も髪はクルックル

コーヒーロースターの毎日です。

完璧じゃなくても

2016-10-31 07:51:39 | Weblog
鮮度のいいコーヒーを買ってきて、
飲む前に手動のミルで挽き、
細口のポットでゆっくりとネルで淹れる。
そうすればおいしいコーヒーになる。
なるけれど、初心者やズボラな人(私のことだ)が、そういうことをしようとするから、
うまくいかなかったり、めんどくさくなったりして、コーヒーを淹れなくなっちゃうんだ。
何ごとをやるにも段階がある。
ずっとやっているとわかる瞬間、それを何度か繰り返して、今になるのだ。
今の姿を見て、わかった気になるのは危険な気がするな。

そんなことじゃないです、逸れました、っていつもか(笑
ノープランで書き始めてるのでご勘弁を。

鮮度のいいコーヒー(高価なコーヒーじゃないってとこがミソ)を豆のまま買ってきて、
飲む前に挽く、もちろん安価な電動ミルで十分、まずはそこから始めましょう。
全部をね、完璧にしようとすると疲れちゃうんだ。
コーヒーなんて疲れてまで淹れてどうするの、楽しむためのコーヒーであって欲しいんだ。
あってもなくてもいいものだから、自分の生活の楽しみであってほしい。
だから私はいつも自分に言い聞かせている、完璧じゃなくていいだよって。
スキがあるほうが人もコーヒーもチャーミングに決まってるよね。

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好きなことで生きていくために

2016-10-30 20:10:05 | Weblog
コーヒーが特別好きなわけでもなく、コーヒーなら儲かると思ったわけでもなく、
なんとなく、ここしか居場所がない、そう追い込まれた結果はじめたコーヒーロースター。
製造業になる。
利益率が上がる。
なんて嘯きながら始めたけれど、そんなもの、売れなければ何にもならない。
自分の思いなど1円にもならない、そう知った。

好きなことをして生きていきたいって人がいる。
いいと思うよ。
でもね、好きなことってなんだい。
コーヒーが好きなのとコーヒーを生業にするのは全く違う。
音楽が好きなのと、音楽を生業にするのは全く違う。
文学が好きなのと、文学を生業のするのは全く違う。

好きなことで生きていくために大切なことは、簡単だ。
約束を守ったり、挨拶が出来たり、人として普通のことが出来る人。
自分は自分、って思っている人はきっと厳しい。
人はひとりで生きているわけではなく、人はみんな好きなことが違っているんだ、って理解していること。
万能感なんて捨ててしまえ。
好きなことで生きていくためには、自分を捨てて、自分を愛すんだよ。

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それでは、みなさん、いい週末を!

2016-10-29 17:44:07 | Weblog
本日無事「照井壮のうつわ」がはじまりました。
コーヒ―ドリッパーに鏡餅、車のプレートなど、通常の器以外にも
たのしいものがたくさんあります。
是非14gで手にとってみてください。

そんでもって昨夜は照井さんと、いろんな話をしながら飲んでました。
ものづくりの先輩の話は勉強になります。
コーヒー屋だからってコーヒーのことばかりやってると、ちっともコーヒーはよくならない、
そう思って11年、いろんな人たちと出会い、今があるんだなあとしみじみと思う夜でした。

視野は狭くても広くてもいいんじゃないかなと、最近思うようになりました。
狭いほうが一心不乱に物事に打ち込めるかもしれないし、広いほうがいろんなアイデアが浮かぶかもしれない。
人それぞれ、自分のやりたいことと自分に向いているほうに合致するほうを選べばいい。
絶知的に正しいものなど、世界には無いんだからさ。

そんなこんなで、明日は14gでla cuerです。
何回目になるのかしら?継続は力なりですよね。
ジェネラルがいます。よかったら遊びにお見えください。
私はアアルト君の大掃除をがんばります。

それでは、みなさん、いい週末を!

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寛容でありたい

2016-10-28 07:42:13 | Weblog
コーヒーは生豆に石やブロック片、ボルトやコーンなどの異物が混入されている。
それらを焙煎前後に取り除くようにしているのだけれど、目視で行うため見逃すことがある。
お客さんの教えてもらう場合もあれば、知らずに使いミルを壊してしまう場合もあるだろう。
人がやっている以上、絶対はないと思っている。

先日、飛行機の中で大声で泣き叫ぶ赤ちゃんがいた。
赤ちゃんの仕事は泣くことだ、ってわかっているんだけれど、もっとどうにかならないかって思う自分がいた。
つまらぬ心配ごとがあるとき、無駄に不機嫌になり、妻や子どもにイライラあたってしまう。
なんだろう、この幼稚な性質、つくづく心の弱い男だ。

寛容でありたいと思う。
幼稚で狭窄な自分、だからこそ、寛容であるようがんばらなくっちゃいけないな。

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旅に出る

2016-10-27 07:49:41 | Weblog
 旅行会社にいたから、旅行先ではいかに効率よく、有名な場所をまわり、有名なものを食べ、有名な土産を買うかが命、そんな旅行をしていた。それが正しいと思っていたし、満足感もあった。
 だけど、その満足感は達成感であり、自分の嗜好とはかけ離れた、誰かの、いやみんなの好きな場所や食事や土産であることに気付いたとき、ちょっと唖然とした。
 自分はいったい何のためにその場所に行ったのだろう?

 好きなものを食べるために何度も同じ場所に行くっていうのも、土産を買うためだけにその土地に行くっていうのも全然ありだ。もちろん好きな人に会いに行くっていうのは最高の理由じゃないのかしら。
 人は自分の行動に理由をつけたがる。有名観光地をまわってきたっていうのは、誰に対してもまっとうな理由だ。だけど、それで満足してしまうと、その場所に対するなにか大切なものを失くしてしますような気がする。そう、自分の中で終わってしまった場所になるんだ。それでいいじゃん、他に行くとこはいっぱいあるのだから、って言うかもしれない。それも考えかた。どちらが良いとか悪いとかいう問題ではないもんね。

 何度も同じところに行くのも、はじめての場所に行くのも楽しい。どこかに行くから帰ってきたときのなんとも言えない自分の場所の安堵感を感じられる喜び。そのために旅に出るのかもしれない。

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「お店を続けるためにずっと考えていること(コーヒーと小説の話もすこし)」

2016-10-26 15:04:32 | Weblog
うーん、文字数多いですね(笑
ミルブックスの藤原さんとのトークイベント。
ひとりで何かはじめて続けていくってどういうことだろうって思う人はぜひお見えくださいませ。
私は実際は妻とふたりですが、藤原さんはほんとにひとりで出版社を運営しております。
めったいにない機会です。
よろしくお願いします。



庄野雄治『コーヒーと小説』『誰もいない場所を探している』W重版決定記念
「お店を続けるためにずっと考えていること(コーヒーと小説の話もすこし)」



アアルトコーヒー庄野さんと、ミルブックスの藤原さんのトークイベントを、11月、nicolasで開催します。

http://blog.goo.ne.jp/aaltocoffee/e/3afb6c57dbad1538b5a24b146c6fa44a
コーヒー業界が冬の時代に、何の経験もないまま徳島でコーヒー屋を始めたアアルトコーヒー・庄野雄治さんが地方でお店を続けながら楽しく幸せに暮らしていくために実践したアイデアを綴った書籍『誰もいない場所を探している』。発売からじわじわと売れ続けロングセラーとなっている本書の重版が決定しました。そして、10/1に発売したばかりの庄野雄治さん編による近代小説短編集『コーヒーと小説』が発売から5日目で重版が決定しました。この2冊の重版決定を記念したトークイベントを開催。
進行は、2冊の出版元であり、庄野さんがお店を始めたばかりの頃からアアルトコーヒーを見続けている出版レーベル「ミルブックス」を主宰する藤原康二。
10年前、飲食業の経験もないままひとりでアアルトコーヒーを始めた庄野さん、12年前同じく出版業の経験もないままひとりで出版レーベルを始めた藤原。ふたりがどうやって、お店と出版社を立ち上げ、続けてきたかを包み隠さず、全開でお話します。そして合間には、フリーランスでやっていく上で影響を受けた「すこぶる面白い」小説の紹介も。
さらにブレイクタイムには、庄野さんによる美味しいハンドドリップコーヒーのいれ方教室も行います。1粒で3度美味しいトークイベントです。
お店を始めたい方、出版に興味がある方はもちろん、何か新しいことを始めたいけどどうしていいかと思っている方にぜひご来場いただきたいと思います。

日時:2016年11月12日(土) 13時〜14時30分(12時30分開場)
会場:三軒茶屋 Nicolas (ニコラ)
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-28-10 鈴木ビル2F
電話 03-6804-0425 http://www.nicolasnicolas.com
出演:庄野雄治(アアルトコーヒー)、藤原康(ミルブックス)
料金:1500円(1ドリンクご注文をお願いします)
*お土産として、2人が選書した古書文庫の小説付き

◎予約方法|メールで受付します。
メール:millebooks@outlook.jp(ミルブックス)
件名に【11/12予約】、本文に【名前、予約人数、電話番号】を記載の上、送信ください。
・いただいた情報は本公演以外の連絡には使用しません。
・お子様料金はございませんが、小学生以下は入場無料です。
・予約後のキャンセルはご遠慮ください。

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巣巣でコーヒーの淹れ方WS

2016-10-26 14:57:22 | Weblog
たぶん年内最後の都内でのコーヒーの淹れ方WSです。
普段ご家庭でお使いの道具をお持ちください。
無ければ手ぶらでも大丈夫です。
少人数なので楽しくコーヒーを淹れられますね。
ご予約お待ちしております。



日時:2016年11月12日(土) 15時30分~17時
会場:巣巣
東京都世田谷区等々力8-11-3
電話 03-5760-7020 http://www.susu.co.jp
料金:2,000円


◎予約方法:メールで受付します。

susu*susu.co.jp *を@に代えて下さい。


タイトルを【11/12 コーヒー教室】
本文に【お名前、予約人数、携帯番号】をご記入して送信ください。
★8名限定の教室につき、予約後のキャンセルはお断りしております。ご了承の上、お申し込みください。
★いただいた情報は、本イベントの連絡以外には使用しません。

翌営業日中には返信をさせていただきます。
数日しても巣巣からの返信が届かなかった場合は、恐れ入りますが電話にてお問い合わせをお願いいたします。
携帯電話のアドレス(ezwebやdocomo)の場合はこちらの返信が届かないことが多いのでご注意くださいませ。


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HMVでインストアイベント

2016-10-26 14:53:48 | Weblog
もはや何屋かわからない庄野です。
参加費無料のイベントです。
誰もいないと寂しいので(本のタイトルと違うやん)みんな来てね!

『コーヒーと小説』発売記念
アアルトコーヒー庄野雄治「かんたん、おいしい」コーヒーのいれ方のお話
2016.11.12 HMV & BOOKS TOKYO

コーヒー初心者のための案内本『コーヒーの絵本』の著者で、全国各地に多くのファンを持つ徳島の名コーヒー焙煎所「アアルトコーヒー」の庄野雄治さん。10/1に庄野雄治さん編による近代小説短編集『コーヒーと小説』を上梓しました(大好評で発売5日で重版決定!)。その発売を記念して、簡単で美味しいコーヒーのいれ方をお伝えするトークイベントを開催します。ペーパーハンドドリップで、おうちのコーヒーがぐググっと美味しくなる、ちょっとしたコツをお話します。コーヒーに興味あるけど、なんだか難しそう、面倒そうという方にこそ参加いただきたい内容です。

日時:11月12日(土)19:00~19:30(開場18:30)
会場:HMV & BOOKS TOKYO 5Fイベントスペース
参加費:無料
*ご予約は不要ですので、当日ご来店ください。

詳細はこちら
http://www.hmv.co.jp/st/event/26591/

こちらは約30分の淹れ方トークイベントです。試飲や淹れ方の実技指導などはありません。

いろんなコーヒーを飲んでいただきながら、実際にご来場の皆さんにコーヒーを淹れていただくコーヒー教室は巣巣で開催します。詳細はこちらをご参照ください。
http://www.susu.co.jp/news/p1231.html


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自分の思う通りにいくことなんてほとんどない、だけど思い続けなければどこにもたどり着けないんだ。

2016-10-25 17:33:07 | Weblog
季節の変わり目、週末毎の連続出張、日々の暮らし、どうやら知らない間に疲れが溜まっていたらしい。
昨夜もはやくに眠りに落ち、今日も昼から焙煎と梱包を終えると、眠りに落ちた。
とにかく眠い、今夜もはやく眠りにつくのだろう。

ありがたいことに毎日バタバタしているのだけれど、一時より心は凪いでいる。
11年目、まだまだこれからだけれど、もうここで終わってもいいやって思っている自分もいる。
終わんないけどね。

こんな場所で生きていけるなんて思ってもなかった。
会社員をやめてコーヒー屋になったときに思っていたのとはまったく違う場所。
人生はおもしろい。

妻と家族と友人に感謝だ。
自分の思う通りにいくことなどほとんどない。
だけど、思い続けなければどこにもたどり着けないんだってことは胸を張って言える。

さあ、明日も早起きして焙煎だ。

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また庄野よくわからないことやってる、そう思われることが私の唯一の存在価値なんだ。

2016-10-24 20:09:24 | Weblog
福岡、東京,楽しかった~
1週間であっこちゃんと2回の徳島のトークイベント。
勝手に徳島親善大使みたいな自分が自分で面白い。
11月はいよいよ徳島で。
こうご期待。

「コーヒーと音楽」
なんかね、演者もゲストも楽しそうで、もうね、最高の時間になりました。
これは続けるしかないなあと。
東京はもちろん、いろんな場所でやりたい。
来てねーってところがありましたらご連絡ください。
山田さんと高橋さん、もうね、最高でした。

来月は都内で3か所、全然別々のイベントをやります。
でもって次の日は恒例の新潟へ。
今年はそれで終わりにします。
本業に終始します。
佐古小学校のバザーでコーヒー淹れるのは内緒です。

gomes the hitmanも高橋徹也さんもデビューの時からのリスナーなわたくし。
まさか一緒に仕事が出来るなんて。
それも仕事っていうか、楽しいことを、そうか、仕事って楽しいんだ。
そう思える一日でした。
って、打ち上げの二コラでしこたま飲んで幸せだったのも、仕事のおかげ(笑

これからも、みんなの想像よりもさらに出鱈目なやり方で、生きていきます。
よかったお付きあいください。
また庄野よくわからないことやってるなあ。
そう思われることが私の唯一の存在価値です。
よろしくお願いします。

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