M2の山と写真

午年の馬力で近場の四季の山々をトレッキング

新雪のキタダカ道から打見山     2014.03.11

2014-03-12 | 比良山系
2014.03.11  今年24回目の山行  天候 晴れ  単独

正面谷から武奈ケ岳周回の予定だった。本を読んでいて気付かなかったが、湖西線雄琴辺でふと車窓を見ると何と付近一帯銀世界。勿論山も雪景色。

平地でも10cmの積雪ならば山はどれだけ積もっているのか。ここで行先を距離の短い打見山に変更。志賀駅で下車。やはりこの近辺も10cmは積もっている。

天気も良いし、スノーシューもある。ラッセルは覚悟で行ける所まで行こうと出発する。

前回1月5日は、天狗杉からスノーシューを装着したが、トレースも有って山頂まで2時間40分で登れた。昼までぐらいには到着するだろうという見込みであった。

第2堰堤でスノーシューを装着。装着しても30cm、どうかすると膝まで潜るラッセル地獄が待っていた。

最後の急登では膝上まで沈んだ。次の一歩を出そうとすると支点の足がズリズリと後退するなど、わずか標高差50mほどを突破するのには困難を極めた。

フラフラになって山頂に到着出来たのは志賀駅を出てから4時間40分後だった。


コースタイム

JR志賀駅発     8.28
木戸登山口     8.51-56
第2堰堤       9.30-36  スノーシュー装着 積雪は30~40cm
天狗杉       10.45-51
打見山       13.08-46  昼食
天狗杉       14.50-51
第2堰堤      15.35-41  スノーシュー外す
第1堰堤      15.53
木戸登山口     16.05
JR志賀駅着     16.26


天狗杉から30分ぐらいで迷う。強行突破を図りクロトノハゲは登り、下り共寄れなかった。

          山も下界も銀世界

              駅近くの民家


              樹下神社


              10cm以上の積雪

              見えて来た打見山

              沖ノ島

              湖西道路手前の積雪

              木戸登山口



              何のトレース?

              これも分からないトレース

              第1堰堤からの琵琶湖


              脇山橋 積雪は40cm


第2堰堤付近

              新雪路



              付けて来たトレース
                 
 遠かった天狗杉 積雪は50cmぐらい ここまで2時間以上

             吹き溜まり 60cm以上



             見覚えのある岩

    道に迷い強行突破の途中 通常のルートではこの様な景観は見えない 

 こんな尾根も通らない、山頂はすぐそこに見えているが、ここから1時間以上かかった

             烏谷山

             比良岳 烏谷山

             眼下に見える琵琶湖

             深い新雪 1m位ありそう

             見えている山頂施設



    難行苦行の末、最後の急斜面を登り切って、施設に続く送電線の下に着いた

             何のトレース

            不思議なトレースは展望台に続く


            山頂到着 志賀駅を出て4時間40分

            山頂センターで昼食 

            下山にかかる

            付けて来たトレース











     左のトレースは迷って出て来た所、右が本来のルート。ここを下山する


          ラッセルしながら歩いてきた道

              天狗杉

          下山時にはこんなデブリがごろごろしていた

            木戸登山口

             伊吹山

             霊仙山

             御池岳


(後記)

単独で深い新雪のラッセルは如何に大変なのか痛切に思い知らされた。
この積雪はびわこバレーで聞くとまる2日間降ったそうだ。

3月に入りスノーシューの出番はないと思っていたので、当初は不携帯の積りだった。重いのによく担いで行ったものだ。実際なれけば天狗杉までも行けてなかったと思う。

経路図にある迷った区間の経路は大体である。このルートは積雪期に10回以上、無雪期ならば何十回も歩いているのに、これだけ新雪が積もるとルートの判断は難しい。

迷ったお蔭で、通常のルートでは見られない大展望に恵まれたことは幸いであった。
実際に、このコースは地味で展望は殆どない。第1堰堤からとクロトノハゲからぐらいである。

登りのでの酷使のせいか、下山時の急斜面で左の太腿が攣りそうになった。
大事を取ってクロトノハゲへのルート探索は止めた。登って来たトレースを降った。

途中から登って来る時に見つけたノントレースではあるが本来のルートを歩いた。しばらくして最初に間違った地点に着いた。そこは5mほどの急斜面で今まで辿って来た道とは違いカベの様に見えたので、行き詰まり本来のルートの右側に逸れたようだ。その後本来のルートと交差している筈だが気が付かなかった。

次回のリベンジの際には迷った地点、区間の検証をして今後のためにマーキングなど工夫したい。