■夢のカリフォルニアまで c/w おとなの感触 / 原田千絵 (インビテーション / ビクター)
今日は久々に街の中古屋で猟盤活動してきました。
再び新型コロナが蔓延増加している現状を考慮すれば、本当は家で逼塞するのが正解とは思いますが、ど~しても外せない所用の帰り道なぁ~んていう言い訳を弄しつつ、結局は自らの意思の弱さを恥じ入るばかりでございます。
で、掲載したのは、その中の1枚でして、結論から申し述べれば、サイケおやじの全く知らない歌手による、どっかで聞いた事があるようなデジャヴな歌謡フォーク「夢のカリフォルニアまで」に癒されたわけでして、つまるところは、どんな境遇にあっても、人間は心の豊かさを失ってはならないという、これまた大仰な言い訳を繕うという始末です。
あぁ……、しかし、それにしても、まずは「夢のカリフォルニアまで」という曲タイトルがそこにあっては、往年のポップス少年にして現在は中高年の我々には、何がど~したって気にならないと言うのは嘘になるでしょう。
実際、これは作詞:酒井チエ&作曲:筒美京平が提供した、如何にも発売された昭和52(1977)年がド真ん中のアイドル歌謡な失恋ソングなんですが、ミディアムアップのキャッチーなメロディは、全く筒美御大の十八番の「節」が出まくっていますし、吉川忠英と船山基紀が共同、あるいは分業で仕上げたアレンジはアコースティックギターやエレピ、さらに穏やかなストリングスを用いた爽やかな歌謡フォーク調であり、弾むエレキベースもイイ感じ♪♪~♪
そして肝心の原田千絵のボーカルも合格点というか、幾分平凡な声質と節回しが、ここでは安定と無個性に繋がっている感が無きにしも非ず?
失礼ながら、楽曲そのものやアレンジが秀逸なだけに、もしも石野真子あたりが歌っていたら!?
と思ってしまうのがサイケおやじの本音です。
しかし、同時に、ここにはやっぱり原田千絵が歌ってこその安らぎの世界が、確かにあるんですねぇ~~♪
その意味で、同じソングライターコンビが提供されたB面収録「大人の感触」は、筒美京平が直々のアレンジも冴えた、これまたキャッチーな名曲であり、全く両面共にヒットしなかったのが不思議なほど!?
う~ん、何かプロモーションが振るわなかったのか、テレビや雑誌でも接した記憶がサイケおやじには全くありませんからねぇ……。
もちろん、「筒美京平」の提供曲という事で、もしかしたら両方共、誰か他のアイドルのLPかシングル盤B面にリメイク&カバーされている可能性も考えられますので、これからも原田千絵の他のレコードと一緒に探索していく所存です。
ということで、サイケおやじ自らが遊び半分で外出しているので、以下の事は言える立場ではないんですが、それでも経済活動を優先させんが為に伝染病対策そのものを二の次にしている為政者・権力者達に対し、日頃口煩い野党の面々が沈黙しているのは、これ如何にっ!?
そりゃ~、国会をやっていないという言い訳は可能でしょうが、「森友」とか「桜」、最近では一方通行の選挙違反&買収事件ばっかりで無意味なハッスルというパフォーマンスを見せては恥の上塗りをやっている連中にこそ、こんな時に国民の健康を守る行動を示して欲しいんですがねぇ~~、いかがなものでしょう。
明日からは、もちろん仕事優先モードになるのですから、己を律する意気込みだけでも持ちたいと思うばかりです。
失礼致しました <(_ _)>