OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

るみ子がルミ子に……?

2022-11-05 17:22:38 | 歌謡曲

雨あがり / 山口るみ子 (日本コロムビア)

その歌唱力と愛くるしいルックスでサイケおやじをシビレさせた山口るみ子の、これはちょい前に入手出来たシングル盤なんですが、以前にご紹介した「小さな恋の想い出」がソフトロック系の爽やかソングだったところから、ここでは路線変更したというか、一転してとは申しませんが、正統派歌謡曲にシフトチェンジされていたのが、収録A面曲「雨あがり」でした。

それは作詞:たかたかし&作曲:鈴木邦彦という、つまりは前述「小さな恋の想い出」と同じソングライターコンビからの提供ではありますが、サウンドや曲調そのものが、ほとんど同時期の小柳ルミ子の世界になっていたんですねぇ~~!?!

もちろん、山口るみ子と小柳ルミ子が、おなじ「RUMIKO」繋がりっていう部分も意識させられてしまうわけですが、そんなこたぁ~~、カンケ~ねぇ!

と断言しきれないところに、山口るみ子が歌う「雨あがり」という楽曲の味わい深さがあると思えば、森岡賢一郎が手掛けた如何にも和風アレンジのメロディラインも、しっかりと彼女の歌唱力で表現されているのは高得点 ♪♪~♪

ただし、世間の眼を避ける様な恋愛模様を綴った歌詞の世界が前述「小さな恋の想い出」と重なっているが故に、ここまでサウンドタッチを変える必要性があったのか……?

ちなみに発売されたのは昭和48(1973)年ですから、それも肯定されねばならないのかもしれませんが、そんな不遜な思いがサイケおやじには拭いきれません (^^;

もちろん、小柳ルミ子のフォロワーは大勢登場していますし、本家・小柳ルミ子を決して嫌いわけじゃ~ありませんし、そのあたりは、それこそ十人十色の感性でありましょう。

ということで、今日はネタの仕入れで方々徘徊したんですが、中古では特段のブツに出会えず、逆に新譜が充実していたので、ブートも含めて、あれやこれやとゲット出来たのは嬉しかったんですが、本当に聴きたくて、欲しい復刻企画物が物足りないのは贅沢とは分かっていながら、気持が……。

残りの人生、復刻・発掘作業に携われれば、以て瞑すべしと思うばかりです(^^;

コメント
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