FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

第21節

2009年02月02日 | サッカー
スペインサッカー、リーガ・エスパニョーラ第21節は、2位に勝点12差という圧倒的強さで連勝している首位のバルセロナがアウェイでラシン・サンタンデールと対戦。

先週のバルセロナはもう一つ、国王杯というカップ戦を戦っている。そろそろ疲れも見える頃。前半は左サイドからのアンリのクロスも再三ラシンの守備に阻まれ、右サイドのアウベスもいつものようにいい攻撃の形にならない。0-0で折り返す。

後半は悪いことにPKにより先制点を奪われるという流れ。そこでイニエスタをFWから中盤の位置に下げ、絶好調の若いメッシを投入すると、そこからパスが回り始め、トゥーレ・ヤヤ、イニエスタ、アンリとつなぎ、浮かしたパスからチャビのシュート。

そのこぼれ球をメッシが押し込んで同点ゴール。さらに追加点を奪い、1-2というスコアでとうとう逆転勝利。やっぱりバルサは負けそうもない!!ただマルケス、ピケといったセンターバックがこの試合でレッド退場してしまった。今後、守備陣を揃えるのにグアルディオラ監督はどうするだろうか。

次にバルサが対戦するという14位スポルティング・ヒホンと3位セビリアの対戦。この試合は滅法!おもしろかった。北の地方の昇格組ということでヒホンはずっと応援してきたが、下位チームはなかなか放送にはならない。久しぶりの試合放送。

こんなに失点が多いチームはずるずる下がるのではないかとハラハラしていたが、この試合で同じマノーロという名前の若いセビリアの監督を相手に、マノーロ・プレシアド監督は見事にチームを建て直した。

前半5分、FWビリッチがPKを外し、先制点のチャンスをのがてしまったときにはどうなるのかと思ったが、その後も攻め続け、17分、右サイドからの力強いクロスに頭で合わせてMFディエゴ・カストロが先制ゴールを奪う。1-0.

28分にはセビリアの左サイド・ディエゴ・カペルへの後ろからのタックルで、ヒホンのDFカネージャが一発退場という緊急事態。それからはカペルがボールを持つとスタジアム中が大ブーイング、ヒホンのGKも雨あられ?のシュートを何度もセーブしてはチームを助けた。

もっとも強烈だったのがスタジアムの我がチームに対する応援ぶり。観客はスタンドにボールが飛んでくれば、なかなか返そうとしない。《12番目の選手》としては時間を有効に?に使う。相手選手が近くに来れば、柵から身を乗り出す勢いで口撃?する。この地元の熱狂的な応援を背に、彼らのチームは10人になりながらも懸命に走り続け、ついに貴重な勝利を手にした。

(ヒホンのGKは特徴のある高い鼻、手足が長く、ひょうひょうとした感じに味があった。こういうキャラクターはどこかで見たことがあるなあと考えていたら、とうとう思い出した。随分前に作られたアメリカの音楽映画『オズの魔法使い』、という映画に出ていた《カカシ》に良く似ているではないか。多分《カカシ》を演じた役者も似た雰囲気なのだろうと思う。この映画のテーマ曲『虹のかなたへ』は今でも流れる曲。)

そのほかではビジャレアルが負けた!!なんだろうねえ。相手がデポルティボにしたって3失点とはねえ。それでもまだ5位のままというのはツキがあるのかもしれない。

アーセナルはなんだか勝てそうもない試合をしていたなあ。怪我人が多くてさすがのベンゲル監督もどうにもならない。ロシアからアルシャビンが来たら勝てるんだろうか。










最新の画像もっと見る