もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

4 006 沖田×華「毎日やらかしてます。」(ぶんか社;2012) 感想 3

2014年10月06日 00時22分20秒 | 一日一冊読書開始
10月5日(日): 副題「アスペルガーで、漫画家で」

131ページ  所要時間 1:50   図書館

著者33歳(1979生まれ)。小学4年生で学習障害(LD)と注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の診断を受ける。成人後、高機能自閉症(アスペルガー障害、AS)と知る。看護師、風俗嬢を経て、2008年に漫画家デビュー。

風呂でマッタリしながら読んだ。

自閉症スペクトラムのマンガ家による自分自身の生い立ちと日常の失敗談を題材にした漫画作品。とり立てて悪くはないが、それほど勉強になるでもなく、よくもない。それ以上でも以下でもないって感じである。

本書を読む限りでは、自立する自閉症スペクトラムの人の生活は単に他人とのコミュニケーションの困難だけではなく、交通事故率の高さ、台所の火の元のうっかりミスなど「毎日やらかしてます」ではちょっとすまされない、かなり危険を引き起こす面がある。補助者が必要なのかもしれない。

本書は当事者によるアスペルガーの日常の面白い紹介だが、一方で偏見や危険視を惹き起こす可能性があるのを見逃せない気がする。

こういう本も読書の内に入れて、自分を甘やかさないと読書習慣を続けることができない。「できる限り、自分に甘くする。」その代わりに「長く継続する」ことが大事だ。

以下、ウィキペディアより:

中華料理店を営む両親の元に生まれる[1][2]。 幼少期に学習障害、注意欠陥多動性障害、アスペルガー障害と診断され、他者とうまくコミュニケーションがとれない日々を送る[1]。学校ではいじめや体罰を受け、高校卒業後北陸地方で看護師となった際も同僚との人間関係に苦しんだという[1]。沖田は成人後、自身の障害に気付くことになる[1]。

看護師の仕事は上手くいかず、両親が離婚したショックが重なったことで自殺を図ったこともあったという沖田は3年で看護師をやめ、風俗嬢となった[1]。ソープランド以外のあらゆる風俗店で働き[3]、アダルトビデオへの出演も経験したという[1]。沖田曰く風俗嬢などの仕事をしたのは、厳格な父親の下で抑圧された感情を抱きながら育った反動から、一人暮らしを始めた時に「やりたいことを全部やろう」と決め、「一生懸命働いてお金をためる」目標のためにとった行動であった[1]。沖田はこのような経歴や、10回を超える整形手術の経験をオープンにしている[1]。

風俗嬢となって2年ほどが経過し仕事に疲れを感じていた沖田は、後の師である漫画家桜井トシフミに出会い、絵が個性的だと褒められたのがきっかけで漫画家を志すようになる[1]。しかし、当時は首から下の絵が一切描けなかったため、最初は「現役風俗嬢ライター」として売り込むも門前払いを受ける。桜井の紹介でエロ雑誌の連載を細々していた時、以前からファンだったゲッツ板谷の個人サイト『コーポG』(現在閉鎖中)にメールを送ったことをきっかけに、『コーポG』内でエッセイコミック『CR幸せになり隊』を連載。この時に板谷が「沖田×華」と命名する(由来はゲッツ板谷がペンネームを考えるのが面倒くさくて、寝起き(起きたばっか)に浮かんだもの)。同年、『漫画アクション』(双葉社)の新人賞に応募し選外奨励賞を獲る。

上京後の2005年に漫画家としてデビュー[1]。作品の中には自身が抱える障害を題材とした作品もあり[1][4](『毎日やらかしてます。』[4])、アスペルガー障害を抱える読者からの反響や、障害について理解できたという内容の感想が寄せられたという[1]。

「毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で」は発売当初(2012年6月10日調べ)Amazon.co.jp 書籍ランキング ノンフィクション部門売上げ1位を記録した。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。