もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

131冊目 池上彰「イラスト図解 経済ニュース虎の巻 」(2003年;講談社) 評価3

2012年01月23日 06時15分17秒 | 一日一冊読書開始
1月22日(日):

128ページ  所要時間4:30

池上さん53歳。2度目。今回、鉛筆でチェックを入れながら読んだ。確かに解り易く、経済ニュースの基礎的知識が、整理・解説されていた。もし、2004年頃に読んでいれば、確実に評価5だったと思うが、やはり8年の歳月は大きい、みずほ証券のジェイコム株誤発注事件、ライブドア・村上ファンド事件、サブプライム・ローン、リーマンショック、アメリカ経済の行き詰まり、中国経済の台頭、ユーロ危機、日本経済のGDP→GNI重視化、etc.が入ってないのが、今読むと、どうしても物足らないので、評価は3である。4年前の2008年2月25日所要時間2:00で読んだ時には、「実のある形でわかりやすい。」という感想で評価4だった。

「経済」は、「政治」以上に生き物だ!と、読みながらつくづく思った。しかし、各項目ごとに池上さんらしい気の利いた解説が展開していてとても好感の持てる良書であり、<テキスト!>と敢えて強調しておきたい。

目次:
デフレとはなにか/景気が悪いとはどういうことか/不良債権のなかみ/どんなときに倒産というのか/失業率はどうやって計算する?/経済成長はどうやって確認するか/産業の空洞化でなにがおきている?/どんどん変わる銀行の名前/金利とはなんだろう/消費者金融はなぜ元気なのか/金融のしくみ/生命保険会社はなぜ経営が苦しいのか/銀行はどうして貸し渋りする/なぜ公的資金を銀行に使うのか/日本銀行に預金はできるのか/日本銀行はどうやって紙幣を発行する/日本銀行の量的緩和のしくみ/インフレ・ターゲットってなに?/バブルとはなんだったのか/なぜ公共事業に税金を注ぎ込むのか/国債とはなんだろう/個人国債はお買い得?/国債の格付けとはどういうこと/身に公募債の登場/株とはなんだろう/株式市場のしくみはどうなっている/日経平均株価とTOPIX/空売りとはなにを売るのか/株式持ち合いとはどういうこと?/円高、円安がやっぱりわからない/外国為替市場はどこにある/ドルがなぜ基準になるか/ユーロとはどんなもの?/地域通貨はお金なのか/そもそもお金とはなんだろう//他に→経済ニュースのプチ歴史&プチ番付

※今、一番気になるのは、先進国中で最低の国債評価を受けている日本が、将来ギリシャ危機の如く、破滅に向かい、超円安に向かうのか、それとも同志社大学の浜矩子教授の言うように1ドル=50円の超円高の到来に向かうのか。誰かに、教えをこいたいということである。円安に行くのか、超円高に行くのか、誰か教えて欲しい!

それでは、酔っ払いながら、寝させてもらいます。お休みなさい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 130冊目 山崎豊子「運命の人... | トップ | 132冊目 安田佳生「千円札は... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

一日一冊読書開始」カテゴリの最新記事