もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

210505 映画「ベン・ハー」(1959)を観た。感想5

2021年05月05日 22時02分45秒 | 映画・映像
5月5日(水):  

若い時以来、数十年ぶりに、この映画を最後まで通して観た(3h36m)。
最後のイエスの死によるハンセン病者救済のシーンだけは、印象として残っていた。
「もののけ姫」の最後の癒しのシーンがこのシーンと重なって見えた。
壮大な叙事詩ではあるが、宗教色の非常に強い映画だったのだ改めて認識した。
アメリカが最も自信にあふれていた当時、ティベリウス帝のローマ帝国は、
アメリカそのものであり、それを批判するユダヤの指導者ベン・ハーは
より強くキリスト教への回帰を求めるアメリカのもう一つの面なのかもしれない。

時間数だけで言えば、わずかなはずのイエスの存在と彼が生きたローマ時代が印象的で
わかりやすかった。キリスト教とローマ帝国の関わりをイメージするのによかった。

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