教育問題

9月24日


母親A「そう言えば、去年００先生が臨時休講になったの覚えている？」

あぁああ・・・。そう言えば、突然　2学期から来なくなり病気なのか？転職で長期の休みを取ったのか？って話題になった教師だ。

学校側からは何のコメントも無く、保護者からは「何故お休みなのか？」と言う連絡が一言も無かった。

人の噂も75日とはよく言ったものだ。季節が変われば　そんな噂も話題も無くなった。

そんな忘れていた頃に、何故　その教師が休んでいたのかの理由を始めて知り驚いた。

理由は「セクハラ」である。

セクハラにも色々なジャンルがあるのだが「言葉のセクハラ」である。

母親Aは「本当、バカなモンスター親がいるものよ。あること、無い事をぶちまけて教師が休職になったんだもの」っと。

この教師はクラスを持つ担任教師で授業をする際に　ある女子を注意したのだ。

机に足をドカッと乗せ、「教師はパンツが見えいる。机から足を下ろしなさい！」

と言った言葉が「セクハラ」行為となり、この女子は即、親に話　親は校長に抗議をしたのだ。ようするに、女子が取った行動がクラス生徒に恥をかかせられた思いもあったんじゃないか・・・・と推測する。

「机から足を下ろしなさい！」

これなら問題なかったのだが、「パンツが見えている」と言うのは不味かったかもしれない。

パンツが見えている＝見た・・・と理由になる。

女子の悪ふざけでもね。

この「言葉のセクハラ」で　クラス担当の教師は担当を外され3ヶ月の停職になった。

私は、この悪ふざけの女子の親に憤りを感じた。悪いのは自分の子供で詫びもせず、娘も注意せず、何でも金で解決できると思うだろうが、（私立だからね）そんな事をして正しいと教える親に腹が立つ。

私は女子校出身でこんな悪ふざけの女子は日常茶飯事で、きっと　この歳だからこそ悪さも楽しく感じるのだ。

日本ではモンスターペアレントが多い・・・なんぞ話題になっているが、このイギリスも異常なくらいだ。

毎日、学校の事務へメイル抗議する母親、子供の成績が落ちると多額の寄付で順位をキープする親、学校給食が不味いと抗議、子供達のウケが悪い教師は即クビ、悪い子供、好きじゃ無い子供と同じクラスになりたくなかったら校長宛手紙に名指しで書かれる。なので自分の担任がいかに親とコミュニケーションが取れているのかも大いにある。

イギリスでは家庭訪問なんぞない。親子面談が1年に1度あり親が学校に足を運ぶ。後は教師とメイルでのやり取りとなる。

その家庭を見て判断したって、その生活が見えたから何が分る？　

お金持ちだから、生活はよさそうですね～・・・か、貧乏だから可哀相のどちらかだ。第一に生徒の家へ行って大抵は田和絵も無い話をしておしまいだろうが～！？

私の小学校の記憶はそんなもんだった。

このイギリスでも教師は大変な仕事なんだなとつくずく感じるが　実は現在　教員の数が多すぎてリストラや教員待ちが多いのだ。　特に公立は市からの財政でまかなっているので、削減の為に複式教師もいるくらいだ。
ちょっと・・・これは頂けない。

この教師は復帰し又クラスを持つ担任となった。バカな親に負けずに教鞭を取って欲しい・・・と心から願う。