Je suis maladeジュ スイ マラドゥ 私は病
邦題は 恋の病に冒されて とか 灰色の途
とか
つけられています。
直訳は ズバリ [ 私は病気 ]
という詩 です。
詩を作ったセルジュ ラマが不倫で長年苦しんだ
挙げ句
最終的には その女性と結婚し永年連れ添えたそうですが
その
不倫最中に書いた詩にアリスドナが作曲した
本来なら
男性のシャンソンです。
なので男性が歌うシャンソンの常で
低い音から高い音まで まんべんなく音域は広く
ドラマティックです。
女性歌手のダリダや ララファビアン
作曲者 アリスドナの弾き語り
他
沢山の女性歌手達が
Je suis maladeを歌う音源を
YouTubeでも鑑賞出来ますが
各々の持ち声 の特性を生かし
まったく違うニュアンスで
表現していて
どの歌手達も 素晴らしい！
私は 詩を書いたセルジュ ラマ自身の若い頃の表現
の
セリフを語るようで
押し殺した感情を一息 一フレーズで
吐露する
歌いかたが 大好きですが
女の私には 似合わない。
私は私。私の声 私の肉 私の感情 私の魂
私の表現は 結局は
私でしかない。
私は 歌以外では 大声を出したり
感情的になるタイプではなくて
ヒステリックとか パニックとか
に縁がない。
いつも
子供の頃から のんびり 呑気
穏やかな ケセラセラ 能天気
内向的な 性格の未年生まれですが
昔々
三十代 四十代の頃
揉んどり打って苦しみ泣いて暮らした
恋の記憶を たどれば
恋人に
怒鳴ったり
声も涙で枯れはてるほど泣きわめき
狂ったことが
ありました。
親にも 妹にも 友達にも 怒鳴ったり
喧嘩したりしない私が変身して
狂女になってしまうの
だから
まさに 恋は 病。
恋の病は
やがては 治るのですが
後遺症とかは 残り
リハビリとか 手当て とか
長い時間が
必要です。
そんなわけで
明日は
久しぶりに２０年の
リハビリを少し休み
恋の病に 取り憑かれた私に
タイムスリップして
戻ります。