シャンソン歌手

シャンソンの好きな方 ようこそ !

パリ

2007年09月17日 22時44分33秒 | Weblog
COMME L`ETE コム レテ (長南さん宅) 

私が来てから
まるで夏のように 暑いパリは 毎日
太陽が照り CAFEのテラスはサングラスをかけて
強い日差しを受けている人達でいっぱいです。
7月と8月はパリは雨が多く 寒くてコートが必要なほど
だったとかで パリ在住の親友小林真理さんは
テュ二ジアへ 太陽を求めて一週間の旅に出ました。
彼女いわく「太陽が足りないと 今ひとつ活力が出てこない」
そうです。
東京のような 熱帯夜が続くのも私にとっては活力が出ませんけれど
「パリはいつも雨」「パリの空は気まぐれ」という詩は
シャンソンにも よく出てきます。

シャンソン協会の雑誌に寄稿している パリ在住30年の
長南さんのお宅にお招きいただき 1920代 から始まり
日本では聞けない 素晴らしいシャンソン歌手のレコードや
CD ビデオなどを聞き なんと6時間も楽しみました。
長南さんは ベランダに何百もの花々を育て かわいい犬と
20区に暮らしています。美味しい手作りのお料理とシャンパンを
頂きながら シャンソン情報を教えていただきました。
次々に 聞かせてくださるシャンソンは 日本では聞けない
素晴らしいシャンソンばかり
シャンソン歌手の声の個性 魅力 そして フランス語の美しさなど
今後の自分のシャンソンの歌い方に インスピレーションを
与えていただきました。
なかでも 初めて聞いた かつてパリで大活躍していた
さつまめぐみさん の太く強く官能的でオリジナリティある声と表現。
彼女の歌う文学的シャンソンの数々には 感激しました。
日本人が日本で 歌うシャンソンとは まったく違い 
パリで認められるということは・・・・・こういう感性 感情 音楽性だと
つくづく 確信しました。
フランス語のニュアンスや韻でしか 表現できない
エスプリは 異国で育つた私にとっては 試練ですが
シャンソンは フランス人の文化的宝石。
一生涯 求め続けたいです。
ただし 私の外見と心は 永遠に日本人・オリエンタル・・・・
日本で 外国人のお相撲さんがいるように
いつか シャンンの本場で日本人の自分もフランス語で歌い
フランス人に負けない ホンモノとして 認められたいと
しみじみ思います。
コツコツ勉強。コツコツ感性を磨く。コツコツ同じ事を繰り返す。
今年は パリに3回計約一ヶ月滞在し 
昔クラシックの歌手として この地で 苦しんだ色々な思い出が
蘇りました。
西洋音楽を生業とした私の苦しみと 喜び・・・・
とにかく 前に進むのみです。来年又1月と3月 パリに戻ります。


シャンソン歌手

2007年09月15日 23時30分34秒 | Weblog
ミシェル・サルドゥ

オランピア劇場で金曜日・月曜日の二日間だけコンサートがあると
いう情報を 日本シャンソン協会の雑誌に寄稿している長南さんより
教えていただき 慌ててチケットを買いに行くと席は売り切れ
ラストの二枚があるだけでした。
しかも 後ろの安い席でしたけれど 何しろ凄い人気の歌手ですから
水曜日 コンサートの二日前に チケットを購入しました。
サルドゥのライブは初めてです。
とにかく 強烈なファンが詰め掛けていて オランピア劇場は
黄色い声と熱気で 開演前から異様な状況です。
シャンソンのバラードも素晴らしいけれど
サルドゥは ロック歌手のようであり 開演から15分間は
電子音のバンド コーラス 美人の弦楽器奏者 計15人の
奏でるロック調のリズムで 舞台は進行しました。
開場のファンは 皆 彼のシャンソンの歌詞を諳んじていて
歌い 掛け声をかけ 手を振り 強烈です。
照明も ファンタジックで 美しく 凝っています。
ロック風のあとは ギターだけで歌ったり アカペラで
歌ったり まさに実力ある歌唱力のシャンソン歌手でした。
驚いたのは 最後のアンコールの閉めは それまで
舞台に置いていなかった グランドピアノのフルコンサートピアノが
突然 設置され ほんの 数小節だけ 弾き語りをしたのです。
考えてみれば 彼は シャンソニエ(作詞作曲する歌手)ですから
当然弾き語りも出来るわけですけれど ロックのような
電子音楽の音響で グランドピアノであつても マイクを使うので
二時間半休憩なしの コンサートにピアノは必要なかったようです。
ただ 舞台の装飾として アンコールの数分のために
ピアノを設置した 演出には脱帽です。
ファンは 総立ち「ミシェル」と叫びっぱなしで サルドゥは
60過ぎの紳士なのに 何だか ジャニーズのような人気でした。
ただ 日本人には 言葉もヒット曲もなじみが無いので
こんな風に 盛り上がることはないのでは?と思うと
外国人が 日本で演奏するのは つまらないだろうな・・・・・と
感じました。
小さな劇場から 実力とエンターテイメント性で
着実にファンを作り やがてスターになっていくと こんなにも
シャンソン歌手も 人気者なのだ!!!!と
ホンモノの威力を感じました。
サルドゥは セクシーでした。低い話し声も 会話力も スタイルも
歩き方も大人の男・・・・・そのもの
素敵でした。
 

パリ

2007年09月14日 17時26分13秒 | Weblog
L`EN PIAFEE ピアフの

ピアフの曲をふんだんに入れたコメディーミュージカル
を見ました。
リパブリック広場の小さい劇場でのロングラン。
歌手はミニキャバレー(こちらでは シャンソニエとは言わない)で
下積みの長かった クリスティーヌ・コレという
スタイル抜群で元気な歌手。歌唱力 演技力あるシャンソン歌手です。
舞台はアブライトピアノのみ。ピアニストは太ったおじさん風ですが
二時間半 暗譜で様々なアレンジで伴奏します。
ブルース ボサノバ ペルー風 リズム
ブロードウェイスタイルと 変化にとんだ 個性的なピアフのシャンソン
でした。ピアニストと歌手二人のお芝居ですが 大笑いの連続。
満席の小劇場は 終われば総立ちのブラボーです。
スタイルがよく 演技力があり 踊れて 歌えて セクシーで
時とすると 過激なくらいセクシーな歌手と 愉快な風貌の
ピアニストのオリジナリティー溢れる才能に
休憩なしの二時間が あっという間でした。
もう 二年間のロングランだそうです。
日本人の私にとっては 雲の上の才能。流石パリで人気とファンを
獲得し続けているアーティストは 実力が凄すぎます。


パリ

2007年09月14日 00時37分30秒 | Weblog
PAVILLON DOPHINE
パヴィオン ドフィヌ

ロータリークラブの例会の場所はポルトゥ ドゥ ドフィヌという
場所にありました。迷いながら到着。
日本と違い 昼の例会では ワインも飲み放題で
お食事もパリですからフランス料理です。
デザートのクレームブリュレは一人分が 日本の三人分の大きさ。
このデザートは もともとスペインのデザートだと
隣に座っていたフランス人から教えていただきました。

パリ

2007年09月14日 00時29分35秒 | Weblog
ROTARYロータリークラブ

パリで一番大きくて一番古いロータリークラブへ
出席して 自分の東京のクラブの旗と 交換をしました。
ロータリーのイメージは 日本では 商売の利の為という
印象が強いのですが 私にとっては 国際親善とボランティアです。
昔 ロータリーインターナショナル財団の奨学生だった時に
とても 助けられたので 好印象しかないのです。
自分は 今ロータリアンなのですが 
ビジネスマンでもないし ただの歌手ですけれど
日本人が こうして パリで シャンソンというフランス文化を
大切にしているということが 伝えることは
小さな国際親善にはなっている気がします。

パリ

2007年09月14日 00時17分36秒 | Weblog
LESSONS レッソン

フランス語は難しい!
シャンソンのフランス的エスプリも難しい!
パリに来て三日間連続で 二時間づつレッスンを受けました。
コラヴォケールやジジ・ジャンメールの伴奏者だった方に
フランス的解釈 ニュアンス 言葉の抑揚 語り
リズム アレンジなど・・・・・
30曲くらい 全部フランス語のシャンソンを
聴いていただき 発音を治して頂き
シャンソンの説明を伺い
日本では考えられないような 緊張感で 自分を
スポンジのようにして
何もかも 吸収しようと 必死でレッスンしました。
人間は諦めなければ 年齢とは関係なく
いくらでも 学べるものなのかもしれませんね。
日本人にとってだけでなく 美しいフランス語の
詩のシャンソンを歌うのは  フランス人にとっても
至難だとのこと。フランス人にも伝わるシャンソンを
歌いたくて 厳しく厳しく 教えていただきました。
素晴らしい収穫でした。
ピアノ伴奏は パリの小さなスタジオで電子ピアノなのに
凄い!!!!一流でした。
バルバラ・ブレル・トゥルネ・ジェーンバーキンなどなど
カルメンのハバネラのアレンジに
いたるまで・・・何もかも 凄かったです。
6時間のレッスンの後の注意点はフランス語の母音の慣習的違いの区別
と美しいRの出し方。
褒められたのは私の声の色。
シャンソンの語りに合う深い音色だとか・・・
万華鏡のように色々なジャンルを歌えるシャンソン歌手であるとか・・・
お世辞が半分でも嬉しいものです。
ただし シャンソン歌手である限り
パリの人達が聞いてもよく判る
美しいフランス語で歌う試練と練習は 永遠に続きそうです。 

 

パリ

2007年09月12日 08時20分40秒 | Weblog
二日目の夜は 大学の親友 小林真理さんと会い
ノルマンディーのかわいい街へドライブ。
彼女のお勧めのフレンチレストランへ
連れて行っていただきました。
パリを夜7時に出発して8時ごろ着き
帰宅は深夜。
眠くて眠くて 考えてみれば東京は朝八時。

パリ

2007年09月12日 08時12分21秒 | Weblog
ドレス

秋から冬は リサイタルやコンサート出演が多く
ドレスが 何枚も必要なので
パリに来ると ドレスをまとめて買わなければ
なりません。
ドレスショップ巡りで5時間位 歩きまわり
足が痛くなるほどでしたけれど
流石に パリのイブニングは デザインが見事で
10着 購入。
私はあまり買い物好きでは無くて
ほぼ 義務感 試着もせずに
本能的感覚で 迷わず選んでいきました。
サイズは36 一番小さいサイズでぴったりです。


パリ

2007年09月12日 07時57分26秒 | Weblog
朝のエッフェル塔

15区に滞在するのは初めてで 何だか新鮮です。
今回の旅は 車を借りず メトロを利用して
行動すると言う 私としては とても 珍しい行動です。
パリとしては 珍しく一日晴れた青空が続いて
朝夕は 寒いくらいですけれど 日本の11月のような
高い空と 冷たい空気。
ラグビーの大会があるので エッフェル塔の足部分に
ラグビーボールが 浮いたように飾ってあります。