シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 音楽家気質

シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 音楽家気質

自分が　不出来モノだ・・・と
自信を持てない　自分になった理由は
長い　音楽の道程を歩んでいるからなのか
本当に　不出来モノだからか
そういう　DNAなのか・・・

謙虚な訳ではなくて
本当に　いつも　自分の音楽に対しても
全ての事に
自信が持てなくて　困った私ですが

舞台の上に立つと　そういったモヤモヤ感は
消えてしまい
その瞬間は　精神統一しているのか
無心に　泳げちゃうので

多佳子さんには　
玲子さんは自然体・・・と言われています。

昔から　色々な先生達に　お稽古の時
本当に　音楽好きなのねぇとか　踊り好きなのねぇとか
歌う事が好きなのねぇ
とか　言われ続け　
舞台人向きな性格だから　将来舞台人に
なるわよ
とまで

恩師たちの　予言の通りになってしまいましたけれど

銀座で　お店経営している時は
経営者向きだねぇーと　父に言われ
お客様に　天性ママさん向きだねー
といわれ

自分では　全てに向いていないと　思っているのに
今でも　何にも向いていない　無能モノが
何故か　ラッキーにも　今日まで　生きているなー

神様のお蔭　仏様のお蔭
皆さんのお蔭　運が良かったー
健康のお蔭ーーー

としか　心底　思えないので
常に　習い事をして　先生について
学んでいないと
自分が　ますます無能化して行きそうで
怖くて仕方ないから　困っちゃいます。

但し
諦めない事　挑戦すること　継続すること
学び続ける事さえ続けていれば
音楽は　必ず　進化して上達してきたので
三歳の私が　今の私になるまでの　57年間は
無意味でなくて

その経験が　私を支えていることは確かです。

そして　人と比べない事　競争心を持たない事
も　私の得意技ですから
心は穏やかで自然体で　いられます。

何事も　めんどくさがらず　
自分の力量で努力して　手間暇かけ
愛を　注げば
それなりに　上達する・・・という　考え方になれたのは
音楽の道を歩んだからだと思います。

下手で当たり前　所詮私は　無能だったのに
ここまで　生きてきたのだもの・・と
ジャズピアノも　裁縫も　フランス語も　
バレエも　こつこつ　一歩一歩　焦らず
楽しんで　多少の忍耐しているだけで　
少しは　上手になるものです。

門戸を狭く　奥行きを深く・・・と　藤倉さんが
おっしゃっていた　セリフ
大好き

音楽家としてだけ生きる今の私には
色々な　お稽古事や　観劇　
自分の奥行きを深めていきたいです。
音楽研きと　生き方研きは　似ています。