シャンソン歌手

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シャンソン歌手 リリ・レイ 長坂 玲 シャンソニエ と 和食 窓

2010年03月03日 01時55分26秒 | Weblog

シャンソン歌手リリ・レイの 棲家 は 銀座のお店です。
ほぼ 毎日12間は います。
銀座8丁目 5-10 並木通り金成ビルの4階で 大きな窓があります。
とても 居心地よくて 明け方までいることさえあります。
泊まってはいけないので 住めないのですが・・・・
つい 1年半前まで お店を四店舗 並木通りで営んでいました。
ポルシェビルの横のビル
3店舗 が入っていた ビル会社が 転売を重ねて
地上げ屋さんのビルオーナーに変わり 二倍の家賃にするといわれて
長く営業していた 寿司店 カラオケクラブを閉店しました。 そして
シャンソニエは 和食店 窓 と合体して 営業。
今思えば 幸運な事でした。
直ぐ後に リーマンショックが起こり 銀座の街は 閑散として
今日までに どれだけのお店が潰れたかしら ?1000件か 2000件か?
今 一店舗の営業 で どんなに 楽か。和食店 窓は 37年目の老舗になります。
私は 17年 窓を なんとか 継続したのですけれど 店舗数が多いと
目が届かなくなり 色々 気をもみますが 一店舗ですと
自宅のような おもてなし が 出来るので
昼も 夜も 美しい花々に囲まれて 音楽が流れ
それも 幸せなことに 腕の良い板長がいて お食事を提供できます。
素晴らしい シャンソンの生徒さん達 気の合うお客様達
文化人 経済人 音楽家 時々 政治家 お坊さん 会社を引退した
銀座ノスタルジー組も・・・・
色々な方々が 集い笑い 語り シャンソンが流れ
人生のドラマが一人一人にあり その ドラマを語り合い
あっという間に 銀座での12時間は過ぎます。
最近は 夜の時間は とても 静かです。
昔のように 社用族が 銀座で会食しなくなったからです。
銀座の街も 変わり行きます。そんな 時代の流れを もう17年も
じっと 見続けてきて ただの歌手の私が 父の死後
二億五千万円の借金も ほぼ 返し 今は経営なんていうことも
覚えてしまいました。ただ 私は 商売人には なりきれなくて。
いまだに 経営者という言葉も 私には似合わず
過去の銀座の苦労話は 山ほどですけれど 案外 苦労を楽しんでいる ようにも
思えます。
苦労というより 経験という言葉が 良いかもしれません。
因みに 私が銀座で 商売という世界に入ったのはバブル崩壊直後ですから
お商売 というのは 音楽家になるのと同じくらい 忍耐 忍耐 そして
継続 継続 そして 努力 努力・・・・
舞台と同じなので 達成感も あるかもしれませんけれど
わたしの お商売という 職業に対するイメージは 滅私奉公 かしら?
確かに 滅私奉公 奉仕し続けていますねえ。