シャンソン歌手

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シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY  極寒 真冬の 四月十日

2019年04月11日 00時10分24秒 | Weblog
昨日
四月九日は 亡き我が母の誕生日

お稽古が終わり 日本橋の高島屋へ出かけました。

母や父が亡くなった後 このお二人さんは
それぞれ すっかり 私の中に入り込み
勿論
DNA または 血の流れみたいなものは
当然に 私自身の成り立ちそのものですが

私は私の母もどきであり 私の父もどきでもあり
祖母でも 祖父でもあり

全員祖先は お墓の中ではなく 私の中に住んでいるという気がしています。

なので
寂しくもないし
私の考え方 行動は みな 先人の知恵。
彼らご先祖たちは 私と共に居るわけです。
むしろ 私なのです。

母の誕生日祝い は 私が私にするのだわーー

母とよくでかけた 昔々 その昔を
思いだして 一人で
高島屋の特別食堂に入り 野田岩の鰻と
イチゴパフェを頂きました。

平日の 高島屋は 空いていて
特別食堂には
高齢の お二人様 夫婦 
高齢のお一人様女性
ばかり。
お婆さんや お爺さんを囲んだ 孫までのファミリーなど。

若者の行く 場所でもない感じの平日
ゆったり。
サービスする人たちが 大勢で
見張られている感じだったり

隣の 老夫婦の 会話などが 耳に入ってきたり
新代田や 下北沢とは違う
大人の ゆったり 落ち着いた 高質な空間です。

私も 若者ではない
母は 私の年頃に 父と死別して
未亡人になって
そして
79才で他界するまで
お一人様でした。

私のように お弟子さん達も居なくて
妹のように 仕事しているわけでもなく
友達も ほとんどいなくて
よくぞ 一人で 成城の一軒家に
住み続けていたものだわねぇ。
ああ 犬がいたから
犬が 亡くなるまでは 何とか
犬と共に 孤独を分かち合っていたのかなぁ

私の場合
家の中に誰も居ない・・
そういう お稽古のない日は
二日続くと
何だか 世捨て人のような
気持ちにさえ なることがあるのに・・・

社会から必要とされなくなった・・みたいな
隠遁者の気持ちが 怖い時があるのに

母は もくもくと 刺繍や手芸をして
読書をし 日記を書き 家計簿をつけ
和歌を 詠み
音楽を聞き テレビをみて ラジオを聞いて
ずっと 一人さまで暮らしを 家で続ける自由と孤独を
運命として享受し
諦めていたのかなぁーー

誰にも 運命を覆す力はないので
私とて 私の運命の川の流れを 流れていくだけ・・・
それにしても 母の誕生日 ありがたやぁー 野田岩の鰻は 美味しかったーー

帰宅してから どんどん寒くなり
稽古して 朝四時。
ぐんぐん寒くなり 四月十日 は 極寒。
ピーちゃんパパの 誕生日。 記念すべき 平成最後の四月の極寒です。
我が妹も 四月生まれです。
チープな猫グッズの好きな妹の誕生日プレゼント
探しに行かなくちゃーーーーです。