シャンソン歌手

シャンソンの好きな方 ようこそ !

シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 新代田 玄寿司 今月号の雑誌掲載の情報で・・・

2019年12月09日 18時30分50秒 | Weblog
杉並公会堂の 第九を聞き終えて お一人様独身女性五人で お茶しよーということになり
勝本先生を筆頭に 皆さんとひととき お喋りいたしました。
自由を愛する勝本先生の明るさ 自然体な姿は 私が初めてお会いした15才の頃
半世紀前と なにも変わりなく

あの頃は 艶々の とても長い黒髪でしたけれど
今は
ナチュラル思考を反映した
白髪でミディアムになった位です。 
年に二か月間 ウィーンに滞在して 芸術的演奏を
聞く生活を続けていらして
音楽家である耳と心を ブラッシュアップし続けて
いらっしゃるので 音楽家として信頼も出来ます。

オフデーの月曜日 先生からお礼のお電話があり
久しぶりに長電話して
音楽的な 色々な話題で盛り上がりました。

やはり 先生は 一生涯 私の先生です。
音楽的な話の中で
特に 自由という 精神的歓喜
音楽的歓喜の話では 盛り上がります。
そして 私が色々と 音楽性の質問をすると 回答をくださいます。
 
ありがたい 運命の出会いと継続ですね。


第九の歓喜の歌を聞いて 私の心の中から 喜びがあふれてきて
初めて ふらふらっと ひとりで 我が家の直ぐ側 玄寿司へ
立ち寄りました。カウンターが3席あいていて 入れました。
自由の歓喜

鱧とマツタケの土瓶蒸し 生ガキを前菜にして
大トロ 中とろ 赤身のヅケ 烏賊 アナゴ ウニ いくら
煮蛤

深夜練習するので お酒は飲まず お茶(あがり)で済ませました。
魅力的な味です。
お店が前は どこにでもある雰囲気なのに
お客様は ひっきりなしで いつのまにか満席です。

藤倉さんから 前日「だんちゅう 今月号読んだら 3ページも載ってい
嬉しかったと 伝えてーーー」と お電話があったので
一人で 来ましたーーー
次回は 藤倉さんをお連れしますね

と オーナーに申し上げたら
いつも 渋い顔のムッシュなのに 突然ニコニコ二コ
と笑顔になって

思わず帰宅してから 藤倉さんにお伝えいたしました。

私は 笑顔を見るのが大好き・・・・
それにしても 私って まだ行動力あるかもーーーー
自画自賛

日曜日夜は 明け方まで 稽古に邁進できました。
稽古が苦とおもわず 稽古は歓喜と思うようにしよーーー
私は 音楽があるから
いつも ニコニコ二コ 機嫌良くいられるのだもの
音楽を演奏したり聞いたり 
散歩するのが ストレス消去の方法らしい・・・

ネットニュースに書いてあったから
ストレス満載人生の妹が ストレス発散で食べて太り続け困っているというメールが
来て
おねいちゃんは どうして昔から 何時も
自制心があって前向きなの?
と質問があったので

音楽と散歩のお陰様の 私の人生です・・・と返信しておきました。
毎日 自炊しているので たまに 名人の美味を頂くのも
ある意味 精神の安らぎでもあります。
そして 私に一番大切なのは 自由と その背中の孤独。

孤独だから 人間好きになれる。音楽稽古にすがる 求める。
そして 仲間達
もう 長い長い間孤独だから 
コミュニケーションや 絆が 特別なご馳走みたいに有難いものね。




シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 12月9日 久しぶりにベートーベンの第九 生演奏を聞いて感謝の12月 杉並公会堂

2019年12月09日 18時29分18秒 | Weblog


マイカーでは かつて行ったことのある杉並公会堂ですが
電車で 初めて参りました。
我が家から 京王井の頭線で吉祥寺まで行き 総武線に乗り換え荻窪まで・・と
スマホのグーグルナビを頼りにして 出かけてみれば
34分で 到着してしまいました。

今回の演目 
ベートーヴェン第九 演奏会の ソプラノソリスト高橋さやかさんは
勝本先生の定例会で 七月に初めてお会いした方ですが
芸大 および 大学院博士課程 とパリのエコールノルマル音楽院を終了し
マルセイユ国立オペラ研修所でも研鑽を摘んだ 三十代の明るい
素敵な女性なので
一度 声も拝聴したかったし
私の芸大後輩ならば応援しないと・・と四枚 まとめてゲットして
独身女子お弟子さんに お声がけしてみました。

宮本さん 古屋さん ピーちゃん と私
現地集合

私自身 第九をオーケストラの生演奏を聴くのは 何十年ぶりでした。
お弟子さん達は 初めてとのことです。

勝本先生も いらしていました。

勝本先生は三十代から 四十代 小澤征爾さんの指揮で第九のソプラノソロを
いつも 歌っていらっしゃいました。
先生の声は 身長が150センチと 小柄なのに
自然体の爽やかで よく響く明るい声で  
大きなホールでオーケストラや
合唱の声など ものともせず ばんばん轟いていました。

私は 芸大の大学一年生の時
カラヤンが 環七にある普門館で指揮したとき
芸大生は 合唱の単位のために 暗譜して歌うという機会が
あり
あの頃 二十歳だから 余裕でアルトパートを ドイツ語暗譜しました。

私は 性質が ソリスト向きなので(自立型 自由好き 自己責任)
皆と一緒の音を歌うというのが 得意でないので
合唱練習は とてもストレスだった記憶しかありません。

私は 第九のソリストになれるほどの歌唱の実力はないので
勝本章子先生のように
あの 世界的指揮者の小澤征爾さんと 月に 十何回も
第九のソリストとして歌っていらした姿は
ただ 眩しいだけです。

先生はプリマドンナとして 二期会オペラでも演技は自然体で輝いていました。
凄いソプラノ歌手なのに
昔から 気さくで煙草プカプカ 自由人で
男前の行動力 気前力
それでいて 女らしい 気遣い気配り 連絡がマメです。

現代社会では 喫煙家は敵になる時代ですが 
いまでも 歌手やダンサーは まだ煙草を吸う方が
多いです。
歌唱は 喉や気管で歌うのではなくて 腹と頭と心 愛だもの・・・
と 先生は おっしゃいます。
勝本先生は いまでも 両切りピースを吸いたい時に吸いたいだけ
楽しんでいらっしゃいます。
チャーミングなまま 自由人 一生独身で生き生き溌溂の78才

うーん 私は 高校一年の時に 一年間だけ手ほどきを受けて
こんなに長年 側に居させていただき 有難いです。

昨日の 第九の合唱は 杉並区の四つの合唱団体が合同で110人位参加していて
見るからに 相当の老人風 腰の曲がった方達が多かったのに
一生懸命 暗譜して「第九の歓喜の歌」を歌う姿に 私は涙が溢れました。

人間の力は 凄い
素人の歌唱を愛する姿勢 喜びに満ちた歓喜の声を出したいという
魂が 飛んできました。
上手い下手では 済まされない 
生演奏をする 生の人間歓喜

マイク無しの演奏は 特に人間感情が脳波に伝わります。

オーケストラ人数が少なかったのと 指揮者がイタリア人だからか
第九 ドイツ系の音楽に馴染まないのか
もったりと 感じました。のんびり していました。

テンポ感が 私のイメージと違うので
ユーチューブで カラヤン指揮の ベルリンフィル1982年の
演奏を 聞いて復習しましたら
ゆっぱり 相当に 切れ味も良く スピード感とパワーがあり
音楽性の構築度が パーフェクト・・・

比べてはいけない・・・けれど
音楽性にも テンポや曲想の正解というのがあるので

もっとも スピーディーにさらさら演奏したくても 出来ない・・というジレンマは
私の中にもいつもあり
人間内エネルギー不足の状態ですと 覇気がなくて 
面白味が無くなり
頑張り過ぎると ガンバリズム ヒステリック

歌う方も 聞く方も疲れちゃうから
自分のエネルギーの八割で 歌唱しなくちゃーと勝本先生には言われ
頑張る所なんて 数か所だけよーーーとも

芦野先生も 大声は 一か所だけーーー頭で歌いなさい ---とか
教えていただいたものですが

他者の歌唱や 演奏にたいしては 分析できるのに
自分の歌唱に対しては
まったく 自虐的になって 逃げだしたい位に下手くそに感じます。

あーそれにしても 第九は良かったです。歓喜の歌 最高です。