シャンソン歌手リリ・レイ長坂 玲 パリとベルギー
ベルギーのビールは お店でもお出ししています。
ベルギーはビール大国で 信じられない種類の美味しいビールがあります。
今日は 早く帰宅して 雑用掃除 少し仕事をして クリークというさくらんぼ
のビールを飲みました。美味しいです。
ベルギーを思い出し 昔お世話になった ベルギーのピアニスト夫妻に
国際電話をしました。彼らは亡くなった私の母の年齢８１歳ですけれど
電話での会話は 若者なみです。まず 車の話 になりました。
私の伴奏者だつたロベールは
金色のジャガーを買って 週に三回レストランへ行くのが楽しみで
まだ 生徒が２００人居るそうです。もちろん 教えているのは彼の
お弟子さんたちですが 彼も ８人は特別に教えているそうです。
奥さんもトヨタを乗り回していて 教えているそうです。
私のフランス語が 昔より ますます 上手くなったのは 何故かと聞くので
シャンソンを毎日 フランス語で教えたり 歌っているからと答えました。
ベルギーで あれだけクラシックのリサイタルをしていた コンビですから
声楽家だった私が シャンソンを歌っているなんて 信じられないでしょう。
私も不思議で 二人で大笑いしてしまいました。なんで こんな風になったんだろう
って・・・・・・パリで歌いたかったのはオペラだったはずなのに。
それから 情熱的なＲＥＩＫＯが なぜ 恋人無しに 暮らせるのか・・・と
不思議がります。
「恋も 愛も深ければ深いほど 業が強くなり 嫉妬も強くなり 人間愛とかけ離れ
ていくので もう 苦しみたくない。でも その代わり 私は音楽と結婚できたのよ。
今 舞台で私は 恍惚感を得られて 音楽と共にいるだけで なんの孤独感も
感じないし むしろ 男女間の惰性も無く 業も無くなって 穏やかで 居られる。」
と 答えたら
「ブラボー」と 言われてしまいました。
音楽と結婚できる こんな幸せがあるなんて 私も 想像していませんでした。
ベルギーに居た頃は 孤独感も強く 欲も深く うぬぼれも強く ・・・・
今は 極楽とんぼの私は
昔を思い一人微笑み ビールに酔いしれ クリスマス飾りを施した自宅で
深夜 一人 楽しんでいます。
わたしって 能天気で 元気で変な人・・・
