私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

兵庫県の一等三角点の山

2008-07-30 10:12:39 | 山歩き
 7月30日

 最近 暑くなってきたので しばらく山登りを お休みにしようと 思います。 この間を利用して
今迄に登った 一等三角点の山を 簡単に紹介します。
 山登りを始めて 2年ほど経ったある時 三田市北部の千丈寺山へ登ろうと 山と渓谷社の分
県登山ガイド27 『兵庫県の山』 の千丈寺山のページを開くと 兵庫県に 21座ある一等三角点
の山の中で・・・というくだりがあり 21という数から 『兵庫県の一等三角点21座』 踏破 という
目標をたて 以降 一座一座 登り 2006年8月 猛暑の夏 最後に残った家島・西嶋の頂ノ岩
に登り 21座を 踏破することができました。
 一等三角点の山に関しては 新ハイキング社の 「一等三角点の名山と秘境」 という本を 図書
館で借りて 近隣の日帰りで 登れそうな山を含め リストアップしました。
 国土地理院によると 「 三角点は、山の頂上付近や見晴しのよいところに設置され、緯度、経
度が 正確に求められています。 地図の作成は もちろんのこと 道路の建設、都市の開発など
の公共事業を 行う際には なくてはならないものです。 三角点には 一、二、三、四等の種類が
あり 全国に 約10万点 設置されています 」 とあります。  


1.東床尾山 839.11m 2002.7.7登頂 地図:直見・出石
 私が 行ったときは 林道分岐の直進は 林道工事中?で 通行止めで 本には 林道分岐に 駐車
とありますが 天然記念物の糸井の大カツラまで 車で行くことができ 大カツラの下に駐車。
 糸井渓谷の渓流沿いに 谷間の道を登り 左の尾根に出ると 立派なログハウスがありましたが
今はもうない? 西床尾山との分岐を過ぎ 作業小屋の横から登頂。 ヘリポートのような山頂平
坦地は 遮るもののない大展望。 本に書いてある山々を 確認する能力はありませんが 北の奥
に かすむのは 来日岳? 三角点は 平坦地に突き出ていました。


2.蘇武岳 1077.44m  2003.5.3登頂  地図:栃本

 「兵庫県の山」(山と渓谷社)No.4を 参考にして 蘇武岳に登頂。 本にある通り 名色バス停から
林道に入り 備前山797mの手前に 駐車しました。 備前山で パラグライダーで スキー場から 飛
び立つグループに 会いました。 林道を 少し歩き 右の登山口から山へ取り付き きつい登りはな
かったと思いますが 2ヵ所 雪渓を越え いろいろな花を見ながら 雰囲気のいい林を ロープを掴ん
で登り 開けたところに出ると 正面南方向に 妙見山が見えました。 崩れかけた階段の急登を 登
り 山頂へ。 木の間から 氷ノ山が見え 西の木の上に 扇ノ山が見えた・・・。 山頂におられた ご
夫婦と話しているうちに 三角点を撮り忘れました。


3.氷ノ山  1509.82m 2005.10.9登頂   地図:氷ノ山・若桜

 氷ノ山には 2回登りました。 1回目は 山登りを始め 3座目に登りました。 この頃は 山のこと
を何も知らず 装備も何もなく 今から思えば 全く無謀なことをした。 雄滝を見に行き そのまま
千ヶ峰に登ったのが 山登りの始まりで 地元のハイキングクラブの人から参考にと 「はりまハイキ
ング」 と 「ふるさと兵庫50山」 を教えて頂き 早速 播磨の最高峰三の丸から 兵庫県の最高峰氷
ノ山へ登ろうと 坂ノ谷登山口に 車を置き 坂ノ谷コースで 三の丸を経て 何とか登頂しました。
 山頂手前で しんどかったこと・・。 倒れそうでした。

 2回目は 2006.10.9 鳥取県側の舂米つくよね・キャンプ場に 車を置き 氷ノ山越で登頂。
わざわざ 氷ノ山越を選んだのには 訳があります。 「はりまハイキング」のあとがきに 播磨には
県内の標高1000mを超す30座の山(国土地理院の地形図に 山名が 載っている山)のうち 21
座が 位置しています とあり 兵庫県の1000m峰踏破という目標を立て これを 達成するには
氷ノ山越のすぐ北にある赤倉山に 登らなくてはなりません。
 氷ノ山登頂後 赤倉山に登りましたが すごいササヤブでした。 でも これをきっかけに 少々の
ヤブなら 登れる自信がつきました。 後日「メ~さんの山日記}を見て 西から 楽に 竹呂山に 登
れることが分かり 登頂し 兵庫県の1000m峰30座踏破という目標も 達成しました。
 氷ノ山越から ブナの林を歩き コシキ岩へ登り 階段を上り登頂。 しかし この日は 山頂は ガ
スの中で 見晴らしがありません。 1回目は いい天気だったのですが デジカメがありません。
肝心の一等三角点は 削られ 傷つき 痛々しいお姿でしたが・・・。

4.三嶽 793.36m 2002.11.23登頂  地図:宮田

 この多紀アルプスの最高峰・三嶽は 三岳と書いてある本もありますが 「兵庫丹波の山」(下)
(ナカニシヤ出版)に 山名について書いてあり 御嶽山と書くのが 正しいとあります。 この本は
2000円で やや高いし 登ったルートが 明確でなく 山登りのガイドブックとしては 面白くないが
山名、歴史などが 詳しく書かれていて 私には 書物として 大変勉強になります。 ただ 漢和辞
典が 必要なのが 難点か・・・。
 6年前の勤労感謝の日に 車を走らせ マイカー登山の私としては 当然のことながら 大乢の広い
駐車場に 車を停め 階段を上がり 三嶽へ。 大阪から来たという中年の男性二人と 一緒になりま
したが 女房と急登を ゆっくり登り 小金ヶ岳を 振り返りながら 二人に 50mほど遅れて登頂。
 なんとか 人並みに登れるようになったかなと 思いました。 山頂から 少し西へ降りて 西ヶ嶽を
見て 引き返し 大乢へ降り 小金ヶ嶽を 往復しました。 この日は いい天気で 岩尾根から振り
返えった 雄大な三嶽の姿は 最高の眺望でした。 今から思えば 偶然 三嶽の三角点を撮ってい
たのは ラッキーでした。


5.石戸山  548.79m 2002.11.3登頂   地図:柏原

 山登りを始める前 紅葉巡りをしていて 青垣町辺りで 紅葉三山と言われる高源寺、石龕寺、
円通寺?を 訪れたことがあるのですが・・。 石戸山へ登るついでに 石龕寺の紅葉を撮りに行
ったのですが この年は やっと紅葉が始まったばかり。 石龕寺の山門前に車を停め 山門を
くぐり スタート。 境内を歩き 奥の院へ登り 足利義満屋敷跡、鐘楼堂から鉄塔・頭光嶽に登
る。 「ふるさと兵庫50山」には 頭尖嶽とあるが 説明板に 聖徳太子が かの地を訪れた際 山
の上が 光って見えたから 頭光嶽と呼ばれる旨書いてあったので 本は 間違っている。
 鉱山跡へ下り 鉱山跡から登る道に 苦心しましたが 尾根に 上がり 石戸山に登頂。 山頂
から 北の高見城山側へ少し歩き 展望のいいところまで 歩いた?が 見えた山並は? 引き
返し 岩屋山(城跡?)から 急な下りを降りて 鉄塔から 石龕寺へ降りました。


6.千丈寺山 589.63m 2003.5.4登頂   地図:藍本

 兵庫県の一等三角点の山21座踏破のきっかけとなった山。 「兵庫県の山」35を参考にしまし
た。 乙原の集落までは 来たものの 駐車場所、登山口を探すのに 苦労しました。 近くにいた
女性に頼んで 車を置かせてもらい 何とか 登山口を見つけ 山へ取り付くと 後は 一本道で 簡
単。 上の祠の広場には 焚き火の跡があり ここから 南北の尾根道を 南へ歩き 山頂へ。
 大きなテーブルのような岩の先に 三角点があります。 山頂は 見晴らしがないので 南へ2、
3分歩き 岩場に出ると 南が開け 見晴しがいい。 下に 千丈寺湖、有馬富士が望めます。
下山後 県道から東へ細い道を進み 村の人に あれが 前千丈、中千丈、北千丈だと教えてもら
い 山並みを撮ってから帰えりました。


7.六甲山   931.34m 2005.10.23 登頂  地図:宝塚

 一度目は 01.4.14 有馬温泉奥のロープウェイ乗り場の駐車場に 車を置き ロープウェイで
山上駅に上がり 道路を歩いて 西お多福山経由で 六甲山に登り 魚屋道を 若い女性の後につ
いて 有馬温泉に下った。 当然 三角点の写真が ない。 2回目は 2005.10.23 東お多福
山経由で 登ろうと JRで行った。 が この日の天気は 最悪。 電車に乗ったときは いい天気で
したが 神戸が 近付くと 雨が落ちてきた。 芦屋川駅から バスで 登山口まで行くと 雨は 止ん
だように見えたが・・。  舗装路から 左の沢へ降りてから 東お多福山までの雨に濡れたササヤ
ブは 最悪。 パンツの中まで 濡れ・・。
 東お多福山から 雨ヶ峠に降りて 東屋で 一休み。 雨は 小降りだが まだ少し降っています。
本庄橋跡から 七曲りを登り 山頂へ。 山頂は ガスの中。 土に埋まりそうになった 三角点を
掘り出して 写真を撮り すぐ下山。 

 一軒茶屋の下の木陰で 昼食。 七曲りを降りて 土樋割峠から 道路を 歩いていて バスが 30分
に 一本しかないことに 気づき 遅れそうだったので 走るように急いだ・・。 バス停に着いた時には
2分遅れ・・。 バスは 見えないし どうしようか 思案していると なんと バスが 5分遅れで 来た。
 パンツの中まで 濡れていたが いつの間にか 乾いていました。
これで 「兵庫県の山」52座を ひとつ減らすことができ 残るは7座です。

8.雄岡山  241.29m 2005.10.10 登頂   地図:淡河

 1回目は 2001.9.23 「兵庫県の山」(山と渓谷社)の49番を参考に 登頂。 神鉄・緑が丘駅
から 車で 西へ駐車場所を探しながら進んだが 適当な場所がなく 雌岡山の頂上の神出神社まで
登ってしまった。 山の上の駐車場に 車を置き 神社へ行くと お祭りで 子供神輿が 出て 大賑わい。
 展望台から 明石大橋を見て 東へ降り 愛宕山163mの三角点を踏んで 金棒池、大皿池の横を
歩いて 雄岡山へ。 登山口が分からず 突当たりのお宅へ 入り込んでしまった。 家の女の人に 電
信柱の所からと 登山口を 教えてもらったのは いいが マムシが 出るので 30年くらい登っていない
と脅され 女房が すっかりビビってしまった。 なんとか なだめて 雑木林を登る。 山頂は 祠のある
広場だが 見晴しはない。 三角点も 草に隠れ分かりにくかった。

 2回目は 一人で 三角点を 撮りに行った。 金棒池の道路脇に 駐車。 難なく登頂。 前回より
山頂周辺が 整備され こぎれいになっていました。 三角点の周りの草も 刈ってあり すぐ分かっ
た。 南の木も 少し切られ見晴らしもある。 小屋に ノートが置いてあり 毎日登山の記帳をするよ
うです。 このグループが 整備したらいい。 雄岡山・雌岡山は 平地に浮かぶ双耳峰で その特徴
のある山形から 北の中国道辺りから 同定しやすい山です。


9.粟鹿山  962.23m 2003.6.29登頂  地図:矢名瀬

 「ふるさと兵庫50山」を 参考に 登頂。 林道工事中で 粟鹿側からは 通行止めとは 聞いていた
が まあ 行くだけ行ってみようと 西宮自然の家の奥の小屋の横に 車を停めた。 すぐ後ろから
もう1台来て 横に停めた。 自然の家で 尋ねると登っても いいとのこと・・。 安心してスタート。
 登山禁止で 登る人がいないので 登山道は 荒れて 分かりにくい。 登山禁止の表示を 目印に
登り 工事中の林道を横切り 丸太階段を上がり 林を抜け 上の林道へ出て 舗装路を歩いて 山
頂へ。
 ところが 山頂手前で 前を歩いていた 女房が 勝手に右の鉄塔の方へ進んで 行き・・。 勿論
私も 知らなかったが・・。 鉄塔へ出ると ここからは 道がない。 山頂は 見えているが・・。
 仕方なく 山頂へ向かって ササヤブを漕いだ。 なんとか 山頂に登ると 傍にいた人に とんでも
ない所から 登ってきましたね と笑われてしまった。 が 後ろから 同じところを 登ってきた人が
いて 私たちの歩いたところを歩き 道があった と言っていた・・・。


 山頂は 芝生広場で 鉄塔や建物が 見晴らしを 遮るが 位置を変えれば ほぼ360度見渡せる。
北は 雲が厚く 氷ノ山は 見えなかった。 三角点の横で 弁当を食べ 写真を撮ってから降ります。
 登った道を そのまま降りました。 帰路 国道427号線 山東町辺りから 粟鹿山の雄大な姿を
眺めることができます。

10.暁晴山 1077.16m  2002.6.9登頂  地図:長谷

 「兵庫県の山」19番を参考に登りました。 マイカー登山なので 車で行ける所まで行く。
坂の辻峠を越え 峰山高原のかんぽの郷 手前の広い駐車場に車を 停めました。 このとき かんぽ
の郷は 閉鎖中で 工事車両が 出入りしています。 入口のガードマンに 山登りと断って入れてもら
う。 道路を 歩いていると 小鹿と バッタリ。 暁晴山の頂上は 鉄塔はあるが 見晴しはいい。
 この日は 天気もよく 空気も澄んでいて 氷ノ山も見えました。 駐車場に 戻るとあまりに 簡単に登
ったため 女房殿が どこかへ行こうと言うので 夜鷹山へ行くことにしたが 長い林道歩きは 暑かっ
たし 大変でした。 


11.日名倉山 1047.38m  2005.5.3登頂  地図:千種

 2001.3.21 天気が良くないので 山登りは 諦めて ドライブがてら ベルピール自然公園
へ行きました。 雨は 大丈夫そうだったので そのまま 日名倉山へ登ってしまいました。 後日
清く正しいルートで 登ろうと 日名倉神社左の道を 直進すると フェンスに突き当たり・・。 通行
できないと思い Uターンもできず 100mほ どを バックで戻り 少し南へ車を停めました。
 扉を開け 林道を進むと 車も停めてあり 車でも 通行できたのだ。 林道は いつの間にか 終
わり 山道になり 倒木帯に出た。 歩くには 問題なかったが・・。 奥海越から 方向をかえて
北の林に入り  林を抜け 一ノ丸のピークに出ると 西側が ササ原で 見晴しが良くなります。
二ノ丸から 三ノ丸(山頂)へのアップダウンは しんどかったが ゆっくり登頂。
 山頂の手前から 東の植松山方向が見え 北に 三室山が見えます。 三角点の写真を撮り
ササヤブを掻き分けると 北に 後山から 駒ノ尾の稜線が望め 西には 那岐山が 形よく見えます。
日名倉山は 三つコブの特徴ある形から 同定しやすい山です。


12.笠形山  939.36m 2004.8.15登頂   地図:粟賀町

 笠形山へも 二回登りました。 2回とも アプローチに 便利な南の瀬加から。 2回目は 「はりま
歴史の山ハイキング」という本を 参考にしました。 この本は 私にとっては 大変勉強になる本で
ただ 山に登るだけでなく 歴史の一端に触れながら 山歩きが出来れば 幸せです。 この本の
30コースは 全て踏破しました。 この本の地図は 大変親切・丁寧で エスケープルートなども 描
かれていて 著者の心遣いが感じられます。
 本では 北のグリーンエコー笠形から 登るようになっていますが 前回と同じ 瀬加から鳥居の
横を通り 笠形寺分岐を過ぎ 細いセメント面の林道を登り 林道終点まで 車で行き 駐車。
 上の笠形神社までは ブルで削ったような悪路。 笠形神社は 山の上にある神社にしては いい
雰囲気の神社です。 「ふるさと兵庫50山」には 棟下に 非常に精緻な彫刻が 施されてた立派な
建物とある。
 姫路城の修理にも 使われた 大杉の前を通り 林を抜けると ベンチのある展望所。 ここから南
の見晴らしがよく 瀬戸内海に 浮かぶ家島諸島が望めます。 ここから 丸太階段が 延々と続く
難所です。 これを 過ぎると神社から 約35分で 東屋のある笠ノ丸。 木々の間から六甲山方向
が望めます。


 笠ノ丸から 下って 登り返し 約20分で 頂上に登れます。 山頂は 見晴らしが良く 本にも
一等三角点の笠形山の山頂は ”富士” の名にふさわしい 360度の眺望とあります。
 女房を残し 今回は 本を参考に 東へ降りてみます。 ママコナ?の咲き乱れる道を 少し降
りると 左に 立岩があり ここからは 絶景です。 千ヶ峰への縦走尾根が つならリ 妙見山が
眼下に 横たわっています。 少し下の龍の背の岩まで 降りて 引き返しました。
 まだ アケボノツツジも見ていないし 氷結した扁妙の滝も 蓬莱岩も 仙人滝も 見ていません。

13.城山 250.07m  2004.12.5登頂   地図:龍野

 城山は 姫路市から太子町に入ったところの太子竜野バイパス城山トンネルの上にある山で
昔の山城跡(楯岩城)です。 太子町最高峰の城山へも 二度 登りました。
 1回目は 2002.8.11 車で 林道終点まで 行きました。 当時は ゴルフ練習場から 林
道を進み 老人ホーム聖園との分岐に 車止めはなく 終点のNHK放送施設まで 行くことが
できました。 西峰との間の鞍部から 道のない雑木尾根を登り 登頂。
 一等三角点の山にしては 見晴らしは 良くなく 僅かに 南の京見山 その右に 家島が見え
るだけ。 「播磨山の地名を歩く」に この山に 設置されている 一等三角点は・・・・白旗城へ
そして 家嶋群島西島の頂ノ岩・三角点へとつながれ・・・とあります。
 二回目は ミニバイクで 聖園分岐まで行き 林道を100mほど 歩くと 左に いい道があり
それを 登ると 後方 東が開け 籾取山方向が見渡せます。 山頂手前に 新しい中継施設が
できていて このための道でした。 楯岩(2m×2.5m)のような 大きな岩は なかったと思う
が・・。 山頂周辺は 少し整備され 見晴らしが良くなったように感じましたが・・・。


14.白旗山  440.25m  2004.9.23 登頂   地図:二木
 
 2001.5.19 南の野桑から 2004.9 北の赤松から 2回登りました。 南の野桑から
は 比較的なだらかで 歩きやすい道でしたが 北の赤松からは 車を停める場所もなく 谷
間の苔むした 岩の転がる 歩きにくい道でした。
 南からの道と 北からの道が 合流する所から やや急な登りで 道が なだらかに なると櫛橋
丸跡。 ここからは 見晴らしが よく 三濃山も見えます。 二の丸跡から 本丸跡へ。 かなり
広い平坦地の奥に 三角点があります。 猛攻に 50余日も 耐えたと 言われる白旗城には
どんな建物があったのでしょうか? 
 山頂は 見晴らしがないが 僅かに 木の間から 北の赤松の集落が見えます。 逆に 赤松か
ら 山頂の木の隙間が 確認できます。 山頂から 奥に降りると 三の丸跡で 少し見晴らしが
あり 東に 播磨学研都市 西に 愛宕山などが見えます。


15.志方城山  271.60m 2002.1.24 登頂   地図:加古川

 この城山へも 何回か 登りました。 「播磨山の地名を歩く」には ・・・北条線との間には
一般に 中道子山城と呼ばれる 「志方の城山」 があると 書かれています。 加古川バイパス
を 加古川西ランプで 降りて 県道43号線を 北へ走り 細工所北で 右折すると すぐ先に
登山口があります。 車の走れる道路が 八合目辺りまで あるのですが 下に 車止めがあり
手前の駐車場に 車を停め 道路を歩きます。 途中 左の山側に 道があるのですが やや
荒れた感じで ロープもある急な道らしく 私は これを登ったことはありません。
 舗装路が南から 東向きに折り返したところで 舗装路が終わり ここから 緩やかな丸太
階段の山道になります。 城門跡、矢倉跡、一の丸を過ぎ お地蔵さんの前から 一段上が
ると 山頂です。
 山頂は 広い芝生広場で 公園のような感じです。 周囲に 桜の木が植えてあり 一度 春
に訪れてみたい・・。 広場のやや北寄りに 三角点があり その北に 赤松城址と刻まれた
大きな石碑があります。 山城跡だけに 見晴しはよく 明石大橋、雄岡山・雌岡山や 南西
方向には 高御位山が望め 北も 権現湖が見えます。


16、家嶋   213.14  2006.8.6 登頂   地図:西島

 私の一等三角点踏破の旅も 最後の一つを残すのみ。 家島は 瀬戸内海に浮かぶ島で 泳いで
渡るわけにはいきません。 東の家島本島へは 姫路から定期便があるが 西島へは 定期便があ
りません。 どうしようかと 思案にくれて 早二年・・・。 ある日 新聞に相生市観光協会が チャー
ター船を 出すとの記事が 載っていて これに飛び乗りました。 早速 船を予約し 8月6日 くそ暑
い日に 決行。 船は 土日だけで 予約制なので 天気が どうのこうの言えません・・。
港へは 早めに着いたが 予約の他の7人は来ず 結局 私一人のチャーター船となり 10時 出港。
 船は 南東の入り江の桟橋に 着き 私が 降りると 船は直ぐ桟橋を離れる・・。 ひとり残され 帰
りも 本当に迎えに来てくれるのか 不安になる。 帰りの船に遅れると大変なので 急いで出発する。

 地図を落としたので 後は 勘で歩くしかない。 荒れた道を登り 池の横を通り 東大寺の湾に出た。
すでに この頃は へとへと・・。 海岸に沿って 西へ歩くと 昔懐かしい氷の赤い旗が揺れていた。
 西於寺まで 引き返し 島の中央の広い道を 南へ登ります。 南風が むっとするほど暑い! 

 ブルで 削られた道は 風雨に曝され 固い土に砂が浮き ざらざらで滑り 歩きにくい。 陽を遮るも
のはない 炎天下。 島の北西の採石場では 日曜日なのに 大型の重機が 作業中。 重機が 静かに
なったと思ったら お昼だった。 えっ もう12時? 船の時間までに 帰らないと。
 島の南西の270m等高線ピークに 登ったが 草一本生えていない荒れ地で 足を滑らせると 一気
に海まで 滑りそうで 気持ちが悪かった。 この山の名は 東大寺山?
 三角点は 北の頂ノ岩の近くに 移設された・・。
 
 上から頂ノ岩は 見えていたので 適当に歩いて 岩の方へ進むと なに! 通行禁止。 ここまで
来て引返せるか。 広い道を進むと 右の雑木の下に 三角点がありました。
 2006年8月6日 13:26 兵庫県の一等三角点21座 踏破! このときは 苦労して登ったので
胸に迫るものがあり 涙が出そうでした。 少し先の頂ノ岩の写真を撮り 急いで下山。 この岩に触る
と 病が治るという謂れがあるそうですが・・。 桟橋へ戻らなければならないので 急いで 下山。

 木陰に腰をおろし 休もうとした。 しゃがむ時 脛にピリッときたような気がした。 立ち上がろうとする
と 脚が つって立ち上がれない・・。 足を少しずつ伸ばし 何とか立ち上がることができたが 股関節
に 違和感が。 なんとか 歩くことはできました。
 来た道を ゆっくり戻り 標高120mの尾根に登り 後は下るだけだ。 残っていた水を全部飲みほし
た。 桟橋へ降りれば自販機ぐらいあるだろう。

 何とか 船に間に合うよう帰って来ることができました。 やれやれ・・。 ところが ここに 自販機はあ
りません・・。 屈伸運動をしていると 予定の15分前に お迎えの船が来た。 船が相生港に着くと
チンチンに焼けた 車に飛び乗り 近くの自販機に駆けつけ やっと生き返ったのであります。


17.釜口山  475.83m  2005.3.20登頂    地図:仮屋・志筑

 一等三角点の山なのに 地図に山名が載っていません。 何を 参考にしたのか 定かではありません
が 三角点ハンターの勘とでもいうのか。 三角点の近くに 天測点があるのも いつ知ったのか不明です。
 天測点については 山と渓谷社の「京都負の山」13番 多禰寺山のページの欄外に 天測点とは
星(恒星)を観測して 座標(経度、緯度)を決めるために 天文測量を行う測量標のこと。
 当初の観測機器は 重くて 台が必要だった。 そのため 持ち運ばなくともよいように 国土地理院に
より 全国に 48点設置された。 しかし 観測機器の軽量化に伴い 天測点の設置は 不必要になった
とあります。 兵庫県には この釜口山と 浜坂町の三成山にあります。

 淡路島へは 明石大橋を渡らないと行けません。 通行料も高いので 島で 一度に 四つの山へ登る
つもりです。 まず 南の一等三角点の竜宝寺山へ行き 北へ戻り 「ふるさと兵庫50山」の常隆寺山
へ、 さらに 「兵庫県の山」 50番の伊勢ノ森・妙見山へ 最後に この一等三角点の釜口山へ。
 竜宝寺山から降りて 島の東海岸を北へ走り 県道157号線で 大塔峠へ。 と思ったが 県道は
入り口で 通行止め! 仕方なく 北へ大きく迂回し まず常隆寺へ行き登頂。 大塔峠へ行こうとすると
ここも 工事中で 通行止め。 作業中の人に 尋ねると 2、30分で通れるようにするとのこと。 脇に
車を停めて 待っていると 重機を避けて通してくれた。 しかし ここから峠までの道は 路肩の崩れた
所もあり ひどく荒れた道だった。

 峠手前に車を停め 歩いて土砂を越えると 峠から先は いい道で 車も通れるような広い林道で な
んの問題もなく 歩けます。 妙見山は 割愛して 林道分岐を左へ 釜口山を目指します。 今日 四つ
目の山です。 立派な道路があり これを歩くが はたしてこの道路は どこへ行くのか?
 不安な気持ちで アップダウンを歩き 何度目かの登り坂で これを 登って登山口がなかったら止め
ようと思ったところに 登山口がありました。

 道路の右脇に細い山道があり 雑木の中を進むと すぐに 三角点に出ました。 三角点の5、6m
奥に天測点があります。 なにはともあれ 三角点は 踏んだし 淡路島の四山踏破も達成できたし・・。
満足感に浸り 心地よい疲れとともに車に戻りました。

18.竜宝寺山  254.78m  2005.3.20登頂    地図:郡家

 淡路島の四座に 登頂しようと明石大橋を渡り 淡路島へ。 淡路鳴門自動 車を 津名一宮ICで降り
て 県道66号を南へ向かい 南谷で 右折して 落合橋で また右折して北へ折り返し 竜宝寺へ。
 山門には 立派な仁王さんがおられます。 本殿に お参りして 右の奥の院へ。 ここは 長ーい階段。
150段くらいあった? 一旦広場へ登ったら また長ーい階段。 階段上の 展望台から 南の見晴ら
しが良く 淡路三山と言われる 柏原山、先山、諭鶴羽山などが 見えたのだろうか?
 奥の院から 裏の山への取り付きが分からず 右から草を掴んで登ると 山頂。 雑木のヤブで 右に
左に 探して 三角点を見つけました。


19.諭鶴羽山  608.33m  2003.3.9   地図:諭鶴羽山

 天気予報で 北は 雪が降りそうとのことっだったので それなら 南の山へと 淡路島南部の諭鶴羽山
へ行ったのですが なんと登り始めると雪が降り始め 山頂は うっすらと雪化粧でした。 雪は 大した
ことはなく 踏みしめて歩くの気持が良かったのですが 肝心の見晴らしが台無しです。


 明石大橋を渡って 淡路自動車道を 西淡三原ICで降りて 志和で左折して 三原中学のある西川で
右折して 三原川沿いに 南へ進むと 一本道。 この県道535号線から 正面に 諭鶴羽山が見えると
思うのですが・・・。 諭鶴羽ダムへで 難なく到着。 ところが ダムには 青いシートが 被せられバリ
ケードがあり 通行止め! 歩いてきた女に人に尋ねると ダム湖を廻って 向うに行くと 駐車場もあ
ると教えて頂き 助かった。 ダム湖の南に 車を停め コンクリの階段を上がって山へ取り付く。

 尾根道に出ると 神倉社の祠がある。 裏参道は なだらかで 歩きやすい道です。 降り始めた雪を
踏みしめながら 気持ちよく歩く。 無線中継所を過ぎ 山頂に出た。 本には 太平洋、大鳴門橋、
紀伊半島から 瀬戸内海の島々が眺められ・・・とあるが 空は暗く 雪のため見晴らしがない。 
 そうそう肝心の三角点は? 何所にあった?


20.来日岳  566.65m  2002.9.29登頂  地図:城崎

 和田山から国道9号、312号線を走り 県道3号線で 来日のバス停辺りに来たが 車を停める場所
がない・・。 仕方なく 結和橋へのアプローチ坂の下に停めさせてもらう。 登山口も分かり難い。
 山陰本線のガード下を潜り 田んぼの傍を100mほど行くと 右に登山口があり ここから山に入りま
す。 急登を登り 304mピークを巻くと なだらかになり 中間点を過ぎると また登り。
 山頂手前のコンクリートの展望台に上がったが 周囲の木が茂ったのか 僅かに 円山川の河口辺り
が見えただけ。 山頂に出ると 一番高いところに 三角点がありました。 山頂から南の展望があり
円山川上流域が白く光っていました。


21.三成山  536.24m  2005.5.4登頂    地図:浜坂・湯

 三成山が 浜坂町にあることは 分かっていたのですが 登る道が 分からず どうしたものかと
思案していたら 「たじまハイキング」という本が 発行され この山が 紹介され 登山口が分かった
のは 有難かった。 本には「三成山と言っても 知る人は少ない。 今回 この山を紹介するのは 山
頂に 一等三角点と 天測点があるからで 一等三角点は 兵庫県内21ヶ所のうちの一つで 天測
点は 2ヶ所しかなく 珍しい山頂である」と書いてあります。
 このGW 女房殿は 娘と旅行に出かけた。 鬼の居ぬ間に 難しい山へ登ろうと 三成山へ行く。
浜坂町は 合併して 今は 新温泉町か。 登った時は 浜坂町だったのですが・・。
 播但道・和田山から 国道9号線を走り 湯村温泉の先で 右の県道47号線に さらに浜坂南小学
校で 左折して 263号線に入り 田君川沿いに南へ走ると 道が徐々に細くなり 後山の集落を過
ぎると 脇の草が茂り 一層細くなります。 本のP地点が 分からず 通り過ぎた・・。
 林道をくねくね登っていると 自分の居場所が分からなくなり・・。 張リ出した木の小 枝に車を擦
られながら 底を擦られながら登り 左脇にスペースがあったので 車を停めました。
 登山口がないので 車で更に 先へ進むと 引き返した 直ぐ先に 登山口がありましたが 車が停
められない。 約200m先の林道がカーブする脇に車を停めました。 
 登山口から山へ取り付き 道ははっきりしないので 降りるときのことが心配だったが 雑木ヤブ
を ほぼ一直線に 上へ上へ登り 登頂。 山頂も 雑木に囲まれた 見晴らしのない細長い平坦地。
左手前に 三角点があり 右奥に 天測点があります。 これで 兵庫県に二つしかない天測点を踏破。


 見晴らしはないが 南に僅かに 隙間があり 丁度 扇ノ山が見えます。 天測点の奥にも 隙間があり
北の日本海が望め 丁度 観音山が見下ろせます。 
三成山は 意外とあっさり登れたので 下山後 日本海側へドライブし 県民サンビーチへ行ってみた。
誰もいない海岸を散策後 ついでに「たじまハイキンング」24番の観音山へ行ってみました。
 相応峰寺の庭から見える借景の山は 三成山か? このときは 観音山へは 登らず 加藤文太郎記
念図書館にも寄らず 帰路につきました。
・・・・・・・・・・・ おしまい ・・・・・・・・・・・・・・

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