私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

龍野歴史文化資料館で 西宮山古墳の御宝

2019-08-07 15:30:33 | 歴史探索
 8月 7日(水)    天気:晴れ    室温:33.4℃

 きょうは たつの市龍野町の龍野歴史文化資料館へ はじめての里帰り ”西宮山古墳の
御宝” を見に行きました。 月曜日に ギャラリー結で チラシをいただきました。

 平成元年10月に開館した当館は、本年で 30年を迎えます。 開館の年、「揖保川流
域の古代首長たち」 と題した展示会で、西宮山古墳出土遺物の一部を展示、多くの方々の
関心を呼びました。

 西宮山古墳は、全長35メートル(後円部径約22m、前方部長さ約13m)の 6世紀中ご
ろ(古墳時代)に築かれた 前方後円墳です。 昭和29年に 龍野高等学校運動場拡張に伴い
発掘調査が行われました。 地元龍野高等学校も発掘作業に加わり、横穴式石室から 出土した
遺物は 昭和34年に 京都国立博物館に 移管されました。
 
 鏡や装飾付須恵器のほか、金製品、馬具、装身具、武器など 質量ともに 豊富な出土品の
数々は、揖保川流域の古墳の中でも とりわけ充実したものです。
 本展では、貴重な出土品約300点が 地元龍野に勢ぞろいします。 それらを一括して
公開するのは 初めてのことです。 この機会に ぜひご覧ください。 今、見逃したら・・

 『播磨国風土記』 の発見によって、たつの市では 明治時代後半から 相撲の神様「野見宿
禰」の墓探しが行われました。 『風土記』 に書かれた「立野」(龍野)の地名が 野見宿禰
にちなむことから、いくつかの候補地があがり、その後、西宮山古墳から出土した装飾付須
恵器の人形が 力士では? と注目されました。 本展では、野見宿禰墳墓探しの記録などの
資料も紹介します。



 展示品の中に 「兵庫県龍野高等学校 育友会だより No.16(平成3年2月20日発行)」
があり、それを詳しく読むと 次のような記述がありました。
 出土品は、龍野警察に届出して 龍高の所有が認められました。 学校としては、生徒教育上
他校にない 貴重な教材となるので、永久に校内に保存したかった。 併し 特に高い価値の出土
品があったため 国有として 約200点全部を接収された。 後日、見返りとして 32万円
贈られてきたが 残念至極であった。 ・・・ 出土品は 現在 国立京都博物館に保存されている。




 
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