私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

名匠の里紀行 静岡・極上漆工芸の粋

2013-07-02 21:16:40 | 日記
 7月 2日(火)  天気:曇り   室温:28.6℃

 きょうは 6月23日(日)に BS日テレで 放送された ”檀れいの名匠の里紀行 静岡・極上漆工芸
の粋” を アップします。 静岡の漆塗りのお弁当箱・井川メンパと 塗下駄の駿河塗下駄です。 職人の町・
駿河で 育まれた個性豊かな技。 次の週の6月30日(日)は ”薩摩焼” で これも 良かった・・・。
 静岡浅間神社に 総漆塗りの社殿があるように 静岡は 昔から漆工芸の盛んな所だそうで その技術が
現代に受け継がれています。 伝統工芸品の井川メンパを 作ることのできる職人は 2人だけ。

 手わざ旅人の檀れいが まず 伊川メンパ職人の望月栄一さんを訪ねます。 静岡メンパの弁当箱は
桧の板で 作ります。 桧の薄板 二枚で 蓋と中身をセットで作ります。  桧の板を 一晩 お湯に漬け
柔らかくしてから アールに巻いていき 繊維を伸ばす。 底板の隙間には 漆と うどん粉を 混ぜた
「コクソ」 を接着剤として塗る。 合わせ目は 桜の木の皮で 縫い留め 下塗りは 柿渋や ベンガラ。
漆を塗り 乾燥。 赤漆は 熱に強く 補修もできる。 赤漆の原料は 朱銀? 硫化水銀?

 出来あがった弁当箱は 魔法のような不思議な作用があり 抗菌性、吸湿性、収納性があり
漆が 木を保護し 丈夫で 美しく 冬でも ご飯が固まらず 温かく食べられ ご飯がおいしい。
昔は 山仕事のとき お弁当として 持って行った・・。
 

 次に訪れるのは 駿河塗下駄の塗下駄職人の佐野成三郎さん。 漆の上に 卵殻を貼ります。
工程は 50近くあるそうですが 木地に 生漆を塗って 卵の殻を貼り 漆を塗って 隙間を埋め
紙やすりで研ぐ。 さらに砥石で研ぐ・・・。 下駄を造るのに 1年近くかかるそうです。




 下駄は 普通 左右を揃えたとき 絵柄が合うのですが 下駄の外側が すり減ったときなど 左右を
置き変えても 絵が合うように 工夫されたものもあります。 香雅彫りは 漆の上に 細い溝を彫り
彫った溝に 金粉を刷り込む・・。


 下の猫の下駄は 猫の好きな檀さんに 佐野さんが プレゼント。 今では 駿河塗下駄は
七五三などのお祝いのときに 使われることが多い。 そのため 絵柄も それに似あったものが
用いられる。


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コメント (2)
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