私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

和田寺山 わでんじさん 592.6m

2010-03-14 15:35:50 | 山歩き
 3月14日(日)  天気:晴れ 暖かい 黄砂  地図:比延・藍本

 きょうは 丹波の和田寺山に登りました。 数年前 ナカニシヤ出版の『兵庫丹波の山』(上・下巻)
を参考に 登れそうな山を探し 「丹波やまめぐり」などを 参考に ルートを選定し 精力的に丹波の山
を歩いたことが ありますが なぜか 和田寺山が残っています。 この前の やまあそさんと たぬき
さんのランデブー&ドッキングのレポを見て 登ろうと思ったのですが 雪が降ったり 白内障を患った
りして 延び延びになっていました。 きょう 登ったのですが 予想通りというか 展望に乏しい山で
ルート選択を間違え? ヤブコギになるし・・。 私にとって あまりいい山では ありませんでした。

 下の図が 本日の概略ルートです。 和田寺霊園(墓地)の駐車場に駐車し 楽寿観世音菩薩の向
かいの登山口から 山へ取り付き 北へ登り 尾根に上がり 西へ進み 三角点:和田寺を通り 538
m標高点から 和田寺山山頂へ。 南東尾根を 473mの峠に降りて 東の530m+ピークから 南の
540m+ピークへ。 さらに 南東尾根を降りて 上山への登り手前から 東へ降りて 陶芸美術館へ。
 美術館から 道路を 約2.5km とぼとぼ 歩いて 駐車場へ戻りました。



 7:33 出発。 姫路バイパスから播但連絡道に廻り 8:09 福崎ICで 中国道に入り 8:22 滝野
社ICを降ります。 中国道は 19km 350円、播但道は 400円。 左に左に曲がり 国道372号線に
入ると 後は1本道。 デカンショ街道をひた走ります。 今田小学校のところから 右に入ろうと思ってい
ましたが 通り過ぎ 上小野原の信号で 右折して 県道292号線に入り 約1.6km 和田寺の標識で
右折。 300mほど先の和田寺霊園に停めるつもりですが まず 林道終点の和田寺・本堂にお参りし
なくては・・。 霊園から 800mほど 細い林道を登り 9:02 本堂に到着。



 ここには 本堂だけがあります。 お賽銭を入れる箱がありません。 まあ いいか。 本堂の周りには
少し 雪が残っています。 本によると 大昔は 和田寺の前身の日照山東光寺というお寺が建っていた
・・・播磨の清水寺を中心として 西光寺、東光寺と あたかも 弥陀三尊を鼎立(ていりつ)するかのよう
に配置された寺だともいわれる とあります。 私には よく分かりませんが 和田寺山に登るなら まず
和田寺に お参りしなくては バチが当たる? お参りを済ませ また 車で戻ります。



 坂を下る途中 「頭痛地蔵」に寄ります。 本には これを ”ずつう” と読むようでは ご利益がない。 とう
つう と読まなくては・・とありますが 横にある説明板には ”あたまいた” とふりがなが・・。 私も頭が痛
い・・。 ともあれ この辺りでは 最古の石像だそうです。 霊園の少し上の道路に 立派な山門が ありま
す。 山門の両脇から 威圧する仁王像は 運慶の作ともいわれ 雄渾美に溢れる彫像? 残念ながら 目
の細かい金網があり はっきり見ることは出来ませんが 運慶の作にしては 迫力に乏しい表情です。
 こんなこと ばかり書いていたら 山に登る前に このページが 終わってしまう・・・。



 9:13 和田寺霊園の駐車場に車を停めました。 滝野社ICから 25.2km 家から 84km。
9:16 スタート。 霊園の後方に見える山が 和田寺山だと思うのですが 右の傾斜が えらく急に
見えますが・・。 山門の横を通り 左の民家?の少し上 「楽寿観世音菩薩」像の向かいに和田寺山
の標識があり 9:23 ここから 山に入ります。 はっきりとした道です。 誰か 整備する人がいるよう
です。 MOさんは 右が正解 としていましたが 左の方が いい道です。
 少し登ると 倒木があり 歩き難くなり チョロチョロ 水の流れる沢を 左に渡ると 道がなくなり 左の
急斜面をよじ登り 小尾根に上がると 道が現われました。 シダの道ですが シダが刈られ 道は は
っきりしていまが 急な登りで 地面は湿り よく滑ります。 膝に手を突いて 膝を手で 押しながら 登り
ました。



 後方に 和田寺山の山頂尾根を見ながら ゆっくり登ります。 山頂は 南なのに 北へ登るのは な
にか しんどいものがあります。 傾斜が緩み 9:42 尾根に上がりました。 ここに 石杭と石組み
があります。 尾根に上がると なだらかで 歩きやすくなりました。  緩い下りを経て 少し登り 9:
50 四等三角点:和田寺。 和田寺山には 三角点がないので この三角点を踏まなくては 山に登
った気がしない? ここからは かなりの下りです。 折角 登ったのに 下り・・。



 木々を透かして 右に西寺山を見ながら 見晴らしのない雑木尾根を歩き 9:57 次の尾根に上がり 左
へ曲がります。 尾根には シダもあります。 10:07 登った尾根が やまあそさんの ”I地点”? 何もあり
ませんが・・。 なだらかな尾根を進むと 岩もあります。 一ヶ所 尾根を歩いていると 登山記念プレートが
あるところから 北が開け 下に小学校が見え 上に西寺山のなだらかな頂が見えました。 景色が見えた
のは ここだけ。 その先が 538m標高点だろう と思いますが なだらかで はっきりしません。



 538m標高点ピークは 右横を通過した? 和田寺から上がってくる破線の道との合流点も分からず
通過。 赤い石杭のあった所が 地図にある 温泉へ降りる破線の道への分岐でしょうか? 西へ降りる
道は ありそうには 見えませんでしたが・・。
 山頂への登りになると ササが現れ 杉林に入ると 背丈ほどのササヤブになります。 雪の残る道を
通り なだらかに歩いていると 雑木の疎らな平坦地に出ました。 木に 5、6本 テープがあり ここが 和
田寺山の山頂のようです。 本にも 扁平な頂きで 一体どこが 頂上なのだろうと いつも思う とあるように
山頂に三角点がないので 分かり難い。 文字の見えないプレートが 一枚ありましたが 山頂プレートに
は 山頂ではないところに ある場合もあるので 信用できるとは 限らないし・・。



 山の高さは 地図では 591m標高点となっていますが 本では 592.6mとなっています。 南に道
があるので 少し偵察に。 やや ヤブっぽい道を 歩いてみましたが 見晴らしはなく 下りになったので
「H地点」辺りで 引き返しました。 10:52 山頂へ戻り 東へ降ります。 少し下ると 木にテープがあ
り 風化して読みにくいが ←和田寺とあるところから 10:55 右(南)へ降ります。
 はっきりとした道ですが 急な下りで 滑らないよう慎重に降りたのですが 湿った土に 足が滑り 一度
尻餅を・・。 雑木を掴んで ゆっくり降りて 11:07 鞍部の473m標高点の峠に 立ちました。
 ここに 「和田寺山」と 「和田寺」を示す道標が あります。 「和田寺」の道標があるので 左(東)へ降りる
道は 整備されたのでしょうか? うろさんに 左寄りに降りるよう アドバイス頂きましたが。
 ここは 真直ぐ南へ進みます。 ここからも いい道が続きます。 道は 東へ曲がり 急ではない歩きやす
い登りです。 後方に なだらかな和田寺山の稜線が見えますが 木が邪魔で 写真は 撮れません。
 530mピークの手前から 北が見える秘密のポイントがあり 白髪岳、松尾山を 見ることが出来ました。



 11:22? なだらかな530mPを通り過ぎ 下りにかかると 右前方に 540mPが 見え 540mP
は 右にカーブしながら登ります。 この辺りから 木を透かして 東に虚空蔵山が見えたと思いますが・・。
 540mPも なだらかな尾根道で いつの間にか通り過ぎましたが 11:34頃?
この辺りは 枯れススキ? 雑木の小枝で ヤブっぽい感じでしたが たぬきさんは ここで 昼食?
下り始めると 右に御嶽山清水寺の頂が覗いていましたが 写真を撮るのは止め。 ちょっと下のザレ
場は 絶好の展望地です。 雑木ヤブを降りて 開けたザレ場にでました。 ゆったりさんは ここから 引
き返した? ゆったりさんは ここまで来ると 大展望と 知っていたのでしょうか?



 ずっと見晴らしがなかったので ここまで来て この景色を見ないと 面白くない? 東に 虚空蔵山 南東
方向の奥に 大船山? 羽束山? 南手前に 上山 奥のなだらかな山並は 六甲山系? 南西方向には
雄岡山・雌岡山が 島のようにかすみ 西には 御嶽山清水寺を望むことが出来ます。 大昔 清水寺、西光
寺と東光寺(和田寺)は 三角関係だったそうなので この三寺を 望むことが出来れば 最高でしょうが・・。
 ここで 景色を見ながら 昼食にすれば 良かったのですが 足が勝手に 進んでしまいました。 たぬきさん
のページを熟読しておいた お蔭で ザレ場を下るのは× と分かっていたので 太陽の方向から 真南より
少し東寄りに下ります。
 上山へ縦走する人は いると思うのですが 雑木ヤブに 道は ありません。 疎らなところを 鞍部を目指
して降りました。 木を透かして 前方に上山の頂が 見えるので 方向は定めやすい。 鞍部が近くなると
 なぜか 道が現われて 鞍部は 土が盛り上がった細い土手のような はっきりとした道でした。



 12:05 鞍部に降りると 東へ降りる道?もありましたが いい道が続いているので もう どうにも止ま
りません。 真直ぐ進みます。 東の400mPの右を巻いて進むと 東へ降りる道?がありました。 前方は
まだ下っているので 上山手前の鞍部より 手前です。 ここから 東へ降りることにしました。 たぬきさんの
ぺーじにある いい道では ないと思います。
 東へ降りた道は 昔道で 今は歩く人もいない 倒木もある荒れた道でしたが 溝のように掘れた箇所もあ
り 昔は よく使われていたと思われます。 前方に虚空蔵山の頂を見ながら ジグザグと下り 地図にある
東の細尾根の上を歩き 最後は 竹林を抜け 12:33 民家の裏に出ました。



 ここは 立杭焼の窯元のようで 赤レンガの煙突があり 正面に虚空蔵山が そびえています。
その裾にある白い建物が 兵庫陶芸美術館のようです。 折角 ここまで来たので 寄ってみましょ
う。 うっかり フキノトウ?を踏むところでした。
 住宅の間を抜け 県道を横切り ほとけ橋を渡り 四斗谷川に沿って歩き 陶芸美術館に上がり
ましたが 思ったほど趣のある建物では ありませんでした。 お金がないので 中へは入らず・・。



 あとは 2.5kmほど歩いて 車へ戻るだけです。
きょうは 折畳み自転車は ありません。 しみけんさ~ん MTB貸して・・・。 この辺りも いい里山
の景色です。 南から 上山、400、540、530mのピークが並び 麓には 集落が並び 平地には
田園が広がり 窯の煙突から 白い煙でも昇っていれば 申し分ありませんが・・。
北へ歩くと 住吉神社の鳥居があり ここにあった石灯篭は 非常に立派なものでした。



 途中で 舗装路を 左に曲がり 川沿いの自然歩道を 歩いていると 正面に白髪岳が見えるじゃ
ありませんか。
小さい橋を渡り 畑道を横切って 県道に上がり 和田寺の道標のある角を曲がり 車に戻ります。
13:27 車に戻りました。 弁当を食べ 13:51 帰路につきます。 来た道をそのまま 帰りま
した。 14::22 滝野社ICから 中国道に入り 播但道、姫路バイパスを走り 15:09 帰着。
本日の走行距離は 往路 84km 復路 82.1kmで 計 166.1kmでした。
きょうも いい山歩きが できました。


コメント (2)
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