10月17日(金)、18日(土) 天気:ほぼ晴れ
ある団体の旅行に潜り込み 北九州を旅してきました。 1日目は 広島から新幹線で 博多へ行き 観光
バスで ゴマ焼酎 『紅乙女』 酒造・巨峰ワインの見学・試飲~九重 ”夢” 大吊橋~くじゅう花公園~筋湯温泉・
九重ここのえ悠々亭(泊)。 2日目は 竹田・岡城址公園~原尻の滝~臼杵の石仏~別府ー小倉ー広島の
コースですが 北九州の地図が 頭にないので どこを どう通ったか さっぱり 分かりません。
17日の広島駅の集合が 7:30 のため 前日 車で 廿日市市の実家へ帰り 実家へ泊まりました。
家には 母が一人で 住んでいます。 広島駅で 一緒に行く姉妹と合流し 8:38の のぞみに 乗ります。
ホームに入ってきた のぞみは もうすぐ 4歳になる孫が いたら 泣いて喜ぶ N700系の最新の車両でした。
孫には 写真でも送ってやります。 座席に 座ると足回りは 広いが シートが硬いような・・。 新幹線は
多くのトンネルを潜り 景色を見る間もなく 博多へ着きます。
待ち合わせの大分交通のバスに 乗り込み 出発。 ガイドさんは 大柳美子さんで そこそこ 経験を積ん
だ人でした。 バスが 福岡空港の傍を 走ったことは 覚えているのですが・・・。 高速道を走り 気がついたら
もう 久留米市田主丸町の 「紅乙女」 酒造の近くでした。 ここの社長は かなり お歳の女性らしい。
好きな人は 生唾が出るのかも 知れませんが 私には 胡麻焼酎(パンフレットに
祥酎とあるのは 熱で殺菌してない生だから?)は 喉が痛くなるようなお酒で 2杯
しか 呑めませんでした。 代わりに ワインを 何杯か飲みました。 ワインと思ったの
は かりんリキュールと 黒すぐりリキュールで アルコール分18%のきつい酒でした。
お陰で バスで 腹具合が おかしくなりました。 このため ここの写真はありません。
・・・もう 飲みすぎちまってェー 写真を撮る気にーもー なーれない私っ・・♪♪
ここでリ キュールを何本か買って 母のところへ送ったのですが この話は割愛!
近くの田主丸の石兆亭で 昼食後 大吊橋へ。 どの道を走ったのか分かりませ
んが 大分県玖珠郡九重町の九重 ”夢” 大吊橋の駐車場へ。 橋の名前は 公募
で 決めたとか。 こんな辺鄙な所に 20億円もかけて 人道専用橋としては 高さ 長
さともに 日本一の吊橋を架けても と思いますが 通行料500円を 支払っても 渡
る人が多く もう 元は 取ったとか。 きょうも 平日ですが 結構な人が・・・。
標高777mの天空の散歩道だそうですが かなり揺れるし 風は強いし 若い
女の人は スカートでは渡らない方が いいのか? 渡る方がいいのか? 橋の中
央部は グレーチングです。 谷からの高さは173m。 橋を渡る途中 雌滝と雄滝
が見えますが 日陰で 暗く 写真にはなりません。
バスに戻ると やまなみハイウェイをぐるぐる走り あっという間に 久住高原の
くじゅう花公園に着きました。 この辺りで くじゅうと 久住と 九重と ここのえを
適当に 使い分けるのは 苦渋の選択か? くじゅうが 香る花の村の花公園は
20万m2の広大な大地に 春から秋にかけて 様々な花が 楽しめるらしいのです
が 今の時期は ラベンダーや シバザクラや チューリップはなく コスモスには
少し 早く サルビヤしか 咲いていません。
四季彩の丘から 後方に 九重連山が望めるのですが 生憎 雲がかかり すっ
きりとは見えません。 日本百名山の95番九重山は 九州最高峰の九重連山
の総称で 1000mを越える山が 20あるらしい。 最高峰は 中岳の1791m。
ガイドさんの説明で 2、3の山名は分かったが・・・・。
やまなみハイウェイを戻り 三俣山の麓を走り 右に地熱発電所から立ち昇る
水蒸気を見ながら 湧蓋(わいた)山の麓の谷あいの筋湯温泉へ降りる。 宿泊
する 「ここのえ悠々亭」 では 白い2代目犬エンジェルが お出迎え。 ここで 貰っ
た名詞には 九重に ”ここのえ” と ルビが ふってある。
温泉に入り 7時から9時まで 大広間での宴会、カラオケを終え 1日目が 終
了。 一日 バスで 連れまわされるのも 結構疲れますわ。 ここの温泉は 単純
温泉のようで 無色透明 無味無臭で 鉱物などの成分の含まれている量が少
なく 癖のない温泉らしいが 疲れを 和らげる効果もないのだろうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
二日目は 6:30起床。 7:00から朝食。 今回の旅行の費用を誰が支払
ったのか知りませんが どの食事も充分すぎる豪華さで 小食の私は半分も食
べられません。 食後 ゆっくりし 8:30 出発。 泊まった悠々亭を撮りたか
ったのですが いいポイントがない・・。 地熱発電の近くを通るのですが バス
の座席が反対側だし・・・。 やまなみハイウェイに出ると 九重連山の三俣山
が見え 雲のような水蒸気が昇っていますが これは 地熱発電のものです。
やまなみハイウェイを登り 熊本と大分の県境辺りから 南に ”阿蘇の寝釈迦”
(寝観音?)が見えるのですが きょうは 雲とモヤがあり 雲海に沈んでいます。
浮いていればいいのに・・。 広大な草原の向うに 僅かに かすんで見えました。
さすがに たつの市の寝釈迦とは スケールが違います。
左の根子岳が頭で 右の阿蘇山が 胸です。 更に右の烏帽子岳の足は見え
ません。 天気が良いと 根子岳のデコボコが 鼻や口に見えるらしいが・・・。
阿蘇山(高岳1592m)も 日本百名山の一つなので 登ってみたいが・・。
お歳の方が多いので 皆さんお疲れで 寝ている人も多いようで バスが
目的地に近づき ガイドさんが説明を始めるときは グッドモーニングで 始めま
す。 ガイドさんが 瀧廉太郎の ”荒城の月” を歌っている間に バスは 竹田の
岡城址公園に到着。 少し歩いて 岡城跡に登ります。 岡城跡は 東西に細長
い台地に 展開するスケールの大きいお城です。 岡城は1185年 源義経を
迎えるため 築城したと伝えられ 本丸は 1597年に完成。
山城的殿舎(御廊)、平山城的殿舎(本丸・二の丸・三の丸)、平城的殿舎
(西の丸)で構成され これらが 一体となっていることは 近世城郭史上特異
な城である。(竹田市教育委員会)
お城のある台地の南北は 絶壁で 天蓋の要塞です。 これだけの石垣を作る
労力を考えると ピラミッドなら半分くらい出来る? 時間がないので 全てを
見ることは とても出来ません。 我々は本丸まで行き そのまま引き返しまし
た。 見晴らしもいいので 九重連山も見えると思うのですが きょうはモヤが
濃く 展望はダメ。 瀧廉太郎は 少年時代 ここに登って 遊んだそうです。
次の見学地は 東洋のナイアガラ ”原尻の滝” です。 原尻の滝は少し東の
緒方町にあります。 緒方川沿いに行くと 平地ののどかな田園風景の中に
突然 滝が現われます。 川の途中の段差に落ちる滝ですが 水量もあり
なかなかのものです。 幅120m、落差20mの滝で 水量が多いときは
120mの幅一杯に落ちるそうです。 ナイアガラという呼び名に相応しいか否
かは別として 日本の滝100選に選ばれただけのことはあります。 道の駅
で バスを降り 吊橋を渡り 滝の周りを一周します。 滝のすぐ上流に 遊歩道が
あり 流れ落ちる飛沫を見ることが出来ます。
原尻の滝を後にして 大分県の東の海岸近くまで降りると 国宝”臼杵の石
仏”です。 先に昼食を済ませ ボランティアガイドさんの案内で説明を聞きな
がら回ります。
臼杵石仏は 平安時代から鎌倉時代にかけて 彫られたといわれ 遠く千年
の歴史・文化を伝えてくれる。 60余体の磨崖仏は 昭和27年特別史跡 そ
の後 重要文化財の指定を受け 平成6年保存修理を終え 頭部が修復され
た大日如来像が 本来の姿にかえり 臼杵磨崖仏四群59体が 平成7年国宝
に指定された。 磨崖仏では 全国初 彫刻においても 九州初の国宝。 国の
内外で 文化遺産としての高い評価を得ている。 (臼杵市商工観光課)
昼食後 出発に時間があったので トイレでゆっくりしていたら 先に出発し
てしまい 慌てて後を追う。 四群とは ホキ石仏第一群、第二群、山王山石
仏、古園石仏の四つのグループのことで これらを歩いて廻る。 岩に彫られ
た磨崖仏なので 風雨に曝され風化しないよう 何所も屋根がつけれて や
や暗いし 国宝なので触られないよう手摺があり 近づくことも出来ないし 私
のカメラでは いい写真は撮れない。
石仏なので 木彫りの物と違い 細かい細工は出来ないので 特に目立っ
たものはなかったのですが 阿吽の対の仁王さんが岩に彫られているのが珍
しいが 岩から水が染み出て 像が壊れかけているのが残念。 ガイドさんの
説明で鼻の下が黒い髭を生やした石仏はどれだったのか?
左手に弓を持ったインドの仏は やまあそさんに依ると愛染明王だそうで
インド名はラーガ(愛欲)ラージャと呼ばれる一面三目六臂で 苦難に挫折しな
い強さを象徴する獅子冠をかぶり 左右の第一の手には五鈷杵と五鈷鈴を持
ち・・・・。 お年寄りが多いので 愛のキューピットは役に立たない?
佐用から岡山県に入った所にある大聖寺アジサイ寺が 西国愛染明王17
ヶ寺巡り 第七番だそうなので 来年 花の時期に行ってみようかしら・・。
やまあそさんのお陰で 私も仏像について少しは関心があったので ガイド
さんとは話が弾んだ。 四天王のこと五智如来のこと馬頭観音のこと孔雀明
王ことなど・・・。 馬頭観音は 六道の畜生道に由来する?
鎌倉山尾根にある孔雀明王は 孔雀が毒蛇を食べることから 一切の諸毒
から護ってくれる力があるそうです。 ガイドさんは店に置いてあるパンフレット
(写真集)を買って欲しかったようですが 私は特に臼杵の石仏に興味がある
わけではないので 申し訳ありません・・・・。
これで今回の旅行の行程を全て終え 後は別府駅から帰るだけですが こう
いう旅行につきもののお土産です。 時間もあるので別府駅を通り過ぎ 別府
観光港に降りて交通センターで買い物。 お金のない私は暇で時間を持て余
します。 皆さんが買い物を終え 別府駅に着きましたが ここでも待ち時間が
十分いや30分あります。 暇なので 駅前の道を真直ぐ西へ登り 別府公園
まで歩いてみました。 西に形のいい鶴見岳1375mが見えます。私としては
由布岳1584mが見たかったのですが ここからは見えない・・・。南には猿で
有名な高崎山が 夕陽を浴びて特異な形をくっきり見せています。
時間が来て ホームに上がり 孫のためにソニック46号を撮ろうと 人ごみ
を離れ カメラを構えていたのですが 電車は逆方向からホームに入ってきた。
私のGPSは・・・。 正面から陽が当たり 北はあっちでしょうが・・。 写真
は撮ったが。 小倉駅で新幹線に乗り替えるが ホームに入ってきた新幹線
はN700系ではなく 青い新幹線だった。
弁当を食べている間に新幹線は広島に着いた。 新幹線に乗ったのも観光
バスに乗ったのも何十年ぶりか? 行ったことのない所を廻ったので 久し振
りに羞恥心ではなく 好奇心が掻き立てられた? 家に帰ると 送ったワイン
(リキュール)が届いていました。
母が ゆっくりしていきんさいと言うので もう一泊することにした。 翌日の午
後 車でドライブ。 大竹市と岩国市との境界近くの蛇喰磐いわを見て 三倉
岳に登りました。 車で。 登山口まで。 キャンプ場から いい道がありました
が 4月に 滑落事故があり 必ず登山届を出すよう 掲示されていたので 山
登りは止め! 麓から見上げる三倉岳は雪彦山に勝るとも劣らないロックク
ライミングのメッカです。 陽が西に傾いたので 岩肌が暗くなっていますが
凄い岩山です。 鋭く尖った三つの峰を持つ山容は三本槍の異名を持ってい
るそうです。 この三つの峰は東の低い方から朝日岳、中岳、夕陽岳702m
の名称で親しまれているそうです。 いつか 登ってみたい。
・・・・・・・・・・・ 九州の旅 おわり ・・・・・・・・・・・・
ある団体の旅行に潜り込み 北九州を旅してきました。 1日目は 広島から新幹線で 博多へ行き 観光
バスで ゴマ焼酎 『紅乙女』 酒造・巨峰ワインの見学・試飲~九重 ”夢” 大吊橋~くじゅう花公園~筋湯温泉・
九重ここのえ悠々亭(泊)。 2日目は 竹田・岡城址公園~原尻の滝~臼杵の石仏~別府ー小倉ー広島の
コースですが 北九州の地図が 頭にないので どこを どう通ったか さっぱり 分かりません。
17日の広島駅の集合が 7:30 のため 前日 車で 廿日市市の実家へ帰り 実家へ泊まりました。
家には 母が一人で 住んでいます。 広島駅で 一緒に行く姉妹と合流し 8:38の のぞみに 乗ります。
ホームに入ってきた のぞみは もうすぐ 4歳になる孫が いたら 泣いて喜ぶ N700系の最新の車両でした。
孫には 写真でも送ってやります。 座席に 座ると足回りは 広いが シートが硬いような・・。 新幹線は
多くのトンネルを潜り 景色を見る間もなく 博多へ着きます。
待ち合わせの大分交通のバスに 乗り込み 出発。 ガイドさんは 大柳美子さんで そこそこ 経験を積ん
だ人でした。 バスが 福岡空港の傍を 走ったことは 覚えているのですが・・・。 高速道を走り 気がついたら
もう 久留米市田主丸町の 「紅乙女」 酒造の近くでした。 ここの社長は かなり お歳の女性らしい。
好きな人は 生唾が出るのかも 知れませんが 私には 胡麻焼酎(パンフレットに
祥酎とあるのは 熱で殺菌してない生だから?)は 喉が痛くなるようなお酒で 2杯
しか 呑めませんでした。 代わりに ワインを 何杯か飲みました。 ワインと思ったの
は かりんリキュールと 黒すぐりリキュールで アルコール分18%のきつい酒でした。
お陰で バスで 腹具合が おかしくなりました。 このため ここの写真はありません。
・・・もう 飲みすぎちまってェー 写真を撮る気にーもー なーれない私っ・・♪♪
ここでリ キュールを何本か買って 母のところへ送ったのですが この話は割愛!
近くの田主丸の石兆亭で 昼食後 大吊橋へ。 どの道を走ったのか分かりませ
んが 大分県玖珠郡九重町の九重 ”夢” 大吊橋の駐車場へ。 橋の名前は 公募
で 決めたとか。 こんな辺鄙な所に 20億円もかけて 人道専用橋としては 高さ 長
さともに 日本一の吊橋を架けても と思いますが 通行料500円を 支払っても 渡
る人が多く もう 元は 取ったとか。 きょうも 平日ですが 結構な人が・・・。
標高777mの天空の散歩道だそうですが かなり揺れるし 風は強いし 若い
女の人は スカートでは渡らない方が いいのか? 渡る方がいいのか? 橋の中
央部は グレーチングです。 谷からの高さは173m。 橋を渡る途中 雌滝と雄滝
が見えますが 日陰で 暗く 写真にはなりません。
バスに戻ると やまなみハイウェイをぐるぐる走り あっという間に 久住高原の
くじゅう花公園に着きました。 この辺りで くじゅうと 久住と 九重と ここのえを
適当に 使い分けるのは 苦渋の選択か? くじゅうが 香る花の村の花公園は
20万m2の広大な大地に 春から秋にかけて 様々な花が 楽しめるらしいのです
が 今の時期は ラベンダーや シバザクラや チューリップはなく コスモスには
少し 早く サルビヤしか 咲いていません。
四季彩の丘から 後方に 九重連山が望めるのですが 生憎 雲がかかり すっ
きりとは見えません。 日本百名山の95番九重山は 九州最高峰の九重連山
の総称で 1000mを越える山が 20あるらしい。 最高峰は 中岳の1791m。
ガイドさんの説明で 2、3の山名は分かったが・・・・。
やまなみハイウェイを戻り 三俣山の麓を走り 右に地熱発電所から立ち昇る
水蒸気を見ながら 湧蓋(わいた)山の麓の谷あいの筋湯温泉へ降りる。 宿泊
する 「ここのえ悠々亭」 では 白い2代目犬エンジェルが お出迎え。 ここで 貰っ
た名詞には 九重に ”ここのえ” と ルビが ふってある。
温泉に入り 7時から9時まで 大広間での宴会、カラオケを終え 1日目が 終
了。 一日 バスで 連れまわされるのも 結構疲れますわ。 ここの温泉は 単純
温泉のようで 無色透明 無味無臭で 鉱物などの成分の含まれている量が少
なく 癖のない温泉らしいが 疲れを 和らげる効果もないのだろうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
二日目は 6:30起床。 7:00から朝食。 今回の旅行の費用を誰が支払
ったのか知りませんが どの食事も充分すぎる豪華さで 小食の私は半分も食
べられません。 食後 ゆっくりし 8:30 出発。 泊まった悠々亭を撮りたか
ったのですが いいポイントがない・・。 地熱発電の近くを通るのですが バス
の座席が反対側だし・・・。 やまなみハイウェイに出ると 九重連山の三俣山
が見え 雲のような水蒸気が昇っていますが これは 地熱発電のものです。
やまなみハイウェイを登り 熊本と大分の県境辺りから 南に ”阿蘇の寝釈迦”
(寝観音?)が見えるのですが きょうは 雲とモヤがあり 雲海に沈んでいます。
浮いていればいいのに・・。 広大な草原の向うに 僅かに かすんで見えました。
さすがに たつの市の寝釈迦とは スケールが違います。
左の根子岳が頭で 右の阿蘇山が 胸です。 更に右の烏帽子岳の足は見え
ません。 天気が良いと 根子岳のデコボコが 鼻や口に見えるらしいが・・・。
阿蘇山(高岳1592m)も 日本百名山の一つなので 登ってみたいが・・。
お歳の方が多いので 皆さんお疲れで 寝ている人も多いようで バスが
目的地に近づき ガイドさんが説明を始めるときは グッドモーニングで 始めま
す。 ガイドさんが 瀧廉太郎の ”荒城の月” を歌っている間に バスは 竹田の
岡城址公園に到着。 少し歩いて 岡城跡に登ります。 岡城跡は 東西に細長
い台地に 展開するスケールの大きいお城です。 岡城は1185年 源義経を
迎えるため 築城したと伝えられ 本丸は 1597年に完成。
山城的殿舎(御廊)、平山城的殿舎(本丸・二の丸・三の丸)、平城的殿舎
(西の丸)で構成され これらが 一体となっていることは 近世城郭史上特異
な城である。(竹田市教育委員会)
お城のある台地の南北は 絶壁で 天蓋の要塞です。 これだけの石垣を作る
労力を考えると ピラミッドなら半分くらい出来る? 時間がないので 全てを
見ることは とても出来ません。 我々は本丸まで行き そのまま引き返しまし
た。 見晴らしもいいので 九重連山も見えると思うのですが きょうはモヤが
濃く 展望はダメ。 瀧廉太郎は 少年時代 ここに登って 遊んだそうです。
次の見学地は 東洋のナイアガラ ”原尻の滝” です。 原尻の滝は少し東の
緒方町にあります。 緒方川沿いに行くと 平地ののどかな田園風景の中に
突然 滝が現われます。 川の途中の段差に落ちる滝ですが 水量もあり
なかなかのものです。 幅120m、落差20mの滝で 水量が多いときは
120mの幅一杯に落ちるそうです。 ナイアガラという呼び名に相応しいか否
かは別として 日本の滝100選に選ばれただけのことはあります。 道の駅
で バスを降り 吊橋を渡り 滝の周りを一周します。 滝のすぐ上流に 遊歩道が
あり 流れ落ちる飛沫を見ることが出来ます。
原尻の滝を後にして 大分県の東の海岸近くまで降りると 国宝”臼杵の石
仏”です。 先に昼食を済ませ ボランティアガイドさんの案内で説明を聞きな
がら回ります。
臼杵石仏は 平安時代から鎌倉時代にかけて 彫られたといわれ 遠く千年
の歴史・文化を伝えてくれる。 60余体の磨崖仏は 昭和27年特別史跡 そ
の後 重要文化財の指定を受け 平成6年保存修理を終え 頭部が修復され
た大日如来像が 本来の姿にかえり 臼杵磨崖仏四群59体が 平成7年国宝
に指定された。 磨崖仏では 全国初 彫刻においても 九州初の国宝。 国の
内外で 文化遺産としての高い評価を得ている。 (臼杵市商工観光課)
昼食後 出発に時間があったので トイレでゆっくりしていたら 先に出発し
てしまい 慌てて後を追う。 四群とは ホキ石仏第一群、第二群、山王山石
仏、古園石仏の四つのグループのことで これらを歩いて廻る。 岩に彫られ
た磨崖仏なので 風雨に曝され風化しないよう 何所も屋根がつけれて や
や暗いし 国宝なので触られないよう手摺があり 近づくことも出来ないし 私
のカメラでは いい写真は撮れない。
石仏なので 木彫りの物と違い 細かい細工は出来ないので 特に目立っ
たものはなかったのですが 阿吽の対の仁王さんが岩に彫られているのが珍
しいが 岩から水が染み出て 像が壊れかけているのが残念。 ガイドさんの
説明で鼻の下が黒い髭を生やした石仏はどれだったのか?
左手に弓を持ったインドの仏は やまあそさんに依ると愛染明王だそうで
インド名はラーガ(愛欲)ラージャと呼ばれる一面三目六臂で 苦難に挫折しな
い強さを象徴する獅子冠をかぶり 左右の第一の手には五鈷杵と五鈷鈴を持
ち・・・・。 お年寄りが多いので 愛のキューピットは役に立たない?
佐用から岡山県に入った所にある大聖寺アジサイ寺が 西国愛染明王17
ヶ寺巡り 第七番だそうなので 来年 花の時期に行ってみようかしら・・。
やまあそさんのお陰で 私も仏像について少しは関心があったので ガイド
さんとは話が弾んだ。 四天王のこと五智如来のこと馬頭観音のこと孔雀明
王ことなど・・・。 馬頭観音は 六道の畜生道に由来する?
鎌倉山尾根にある孔雀明王は 孔雀が毒蛇を食べることから 一切の諸毒
から護ってくれる力があるそうです。 ガイドさんは店に置いてあるパンフレット
(写真集)を買って欲しかったようですが 私は特に臼杵の石仏に興味がある
わけではないので 申し訳ありません・・・・。
これで今回の旅行の行程を全て終え 後は別府駅から帰るだけですが こう
いう旅行につきもののお土産です。 時間もあるので別府駅を通り過ぎ 別府
観光港に降りて交通センターで買い物。 お金のない私は暇で時間を持て余
します。 皆さんが買い物を終え 別府駅に着きましたが ここでも待ち時間が
十分いや30分あります。 暇なので 駅前の道を真直ぐ西へ登り 別府公園
まで歩いてみました。 西に形のいい鶴見岳1375mが見えます。私としては
由布岳1584mが見たかったのですが ここからは見えない・・・。南には猿で
有名な高崎山が 夕陽を浴びて特異な形をくっきり見せています。
時間が来て ホームに上がり 孫のためにソニック46号を撮ろうと 人ごみ
を離れ カメラを構えていたのですが 電車は逆方向からホームに入ってきた。
私のGPSは・・・。 正面から陽が当たり 北はあっちでしょうが・・。 写真
は撮ったが。 小倉駅で新幹線に乗り替えるが ホームに入ってきた新幹線
はN700系ではなく 青い新幹線だった。
弁当を食べている間に新幹線は広島に着いた。 新幹線に乗ったのも観光
バスに乗ったのも何十年ぶりか? 行ったことのない所を廻ったので 久し振
りに羞恥心ではなく 好奇心が掻き立てられた? 家に帰ると 送ったワイン
(リキュール)が届いていました。
母が ゆっくりしていきんさいと言うので もう一泊することにした。 翌日の午
後 車でドライブ。 大竹市と岩国市との境界近くの蛇喰磐いわを見て 三倉
岳に登りました。 車で。 登山口まで。 キャンプ場から いい道がありました
が 4月に 滑落事故があり 必ず登山届を出すよう 掲示されていたので 山
登りは止め! 麓から見上げる三倉岳は雪彦山に勝るとも劣らないロックク
ライミングのメッカです。 陽が西に傾いたので 岩肌が暗くなっていますが
凄い岩山です。 鋭く尖った三つの峰を持つ山容は三本槍の異名を持ってい
るそうです。 この三つの峰は東の低い方から朝日岳、中岳、夕陽岳702m
の名称で親しまれているそうです。 いつか 登ってみたい。
・・・・・・・・・・・ 九州の旅 おわり ・・・・・・・・・・・・