10月12日 天気:曇り 時々 晴れ 地図:大名草(南西部)
きょうは 気分を変えて 「宍粟50名山」から離れ 加美アルプスに 挑戦しました。
宍粟の山も 栗などが不作で 熊が出やすいとか・・。
清水口から 林道を西に登り 奥山地蔵尊分岐に駐車し 清水分岐から 三国峠まで 縦走し 登山口
から 自転車で車へ戻るつもりが 自転車では 林道が登れず 歩く羽目に・・・。 加美アルプスは 私
には 超難しい 厳しい山で あわや遭難の不安が 頭を かすめました。
最近 WEBで 「西脇市からの山」 を見ると うろさんが 市原峠から マタニ山経由で 槍ヶ峰を往復さ
れていました。 私は 加美アルプスへ行くときは 清水口から登ろうと 思っていましたので 橋元先生の
「兵庫の山々 山頂の岩石」(06.12.24) を 参考にしましたが・・・。 改めて このページを見ると な
んと この前 私が行った鏡岩、ゆるぎ岩のページがあり 河上神社の鏡岩と思った岩は 間違っていて
手前の低い岩が 鏡岩でした。
きょうは ロングコースなので 早めに 出発しようと思っていたのですが 朝起きたら 6時半。 天気は
上々。 急いで 支度をして 7:25 出発。 近くのコンビニで おに ぎりを買い 姫路バイパスから 播但
道を走り 8:12 神埼南ランプを降りる。 県道8号線を東へ走り 高坂トンネルを抜け 8:29 新松か
井の水に。 ポリに水を汲み 坂を下り 8:47 国道427号線に曲がり 国道を 14.1km北へ走り
道の駅かみで 左折して 1.3km先の三国岳登山口へ。 この林道が こんなに細く 砂利の悪路だっ
たか? 9:06 登山口に 自転車を置き 引き返えし 国道を 2.5km南へ戻り 清水上から西へ入る。
ここには 「←奥山不動尊」 の道標があります。
200m先のフェンスの扉を開け 林道へ入る。 この林道は 緩やかな登りで コンクリート舗装なので
走りやすい。 国道から 1kmの分岐は 左へ直進。 その先 約600mの小さな祠のある分岐の奥の
スペースに 9:30 駐車。 ここは 実線の道から破線の道が 北西に延びている 分岐の所だと思いま
す。 破線の先には 神社が・・。
9:35 スタート。 林道を 更に西へ コンクリの道を進むと 道が 左に右に 曲がった先の正面に
分岐があり 近づいて よく見ると木の枝に隠れた 西雄岳登山口の標識があります。 この道を
進むと 少し先に分岐があり 右へ200mほど行ったのですが 道が違うようなので引き返し 直
進します。 この先で コンクリの林道は なくな り 行き止まり? よく見ると 草に埋もれた踏み跡
があり これを 辿ると・・・。
直ぐに 巡視路の表示があり 鋼鉄の橋があり この道が 橋本先生のページにある橋に間違いない。
このときは この道を辿れば 尾根に出ると思ったのですが・・・。 橋を渡り道なりに 3分ほど進むと
10:00 分岐に出ました。 鉄塔23・22の分岐で 巡視路?を右の22の方へ行く方が 尾根に近い
と 右へ進みます。 初めは いい山道でしたが ジグザグに登ると 徐々に道が荒れてきて 細く判りに
くくなり・・。 何とか登ると 立派な真新しい林道に出ました。 この林道を造るために 土砂を崩したの
で 道が分かり難くなっていたのか。 林道を 右に歩いてみたが 尾根への取り付きが 見当たらな い。
引き返し 逆の左(西?)へ進む。 頭上には 送電線が走っているが 巡視路はないし・・。 10:23
林道は 行き止まりで 道は 途絶えた・・・。 この先は 沢で・・。
沢沿いに登るしかない・・。 意を決して 斜面に取り付きますが・・。 この沢は 大きな岩が立ちはだ
かり 進めません。 右に左に ルートを探し 少しづつ上に。 2m位の岩を越えるときは もし落ちたら
5、6m下の岩の上に・・・。 身の危険を感じたが 何とか 木を掴み 乗り越えました。 岩場を越えたら
急斜面。 こんな所を登っていると 足の置き場があると 道に見えるから不思議。 尾根が近くなると
明るくなり 周囲が見渡せるようになり 林道終点から 50分かかって やっと尾根に出ました。 ここま
でで 体力の半分使ってしまった。 この尾根は 岩のやせ尾根で 見晴らしはよく 東の谷の奥に 竜ヶ
岳から 大井戸山の稜線が望めます。 岩尾根の急登を上がり 11:22 鉄塔22に 登りました。
この鉄塔は 凄い斜面に建っています。 この辺りも 見晴らしがいい。 南に マタニ山、 東に 竜ヶ岳、
北に 西雄岳から 奥雄岳が望めます。 この辺りには シャクナゲが 多くあ利花の咲くころ登りたい。
北は 絶壁で 手摺に鎖が張ってあります。 岩場を越え 11:34 722mの尾根に出ました。 ここが
清水分岐で 縦走路の道標がある。 ここから 北へ降ります。
少し降りると 鉄塔があり 下を潜り 11:41 鞍部へ降りました。 尾根から見えた西雄岳は 凄い急斜に
見えましたが ロープが 何本もあり それを掴んで登ると 意外と 楽に登ることができました。 うろさんの
ページには 倒木がある難所と 書いてあったが それほどではなかった。 鞍部から登りにかけて 南から
西方向が見渡せ 南西には 高畑山、 西のなだらかな山並は 段ヶ峰かと思いますが・・・。 後方 南方向
には 鉄塔越しに マタニ山からの縦走路尾根が見渡せます。
12時過ぎに 西雄岳に登頂。 山頂では 男の人が 昼食中で 私が登ると びっくりしたようでした。 挨拶を
していたら 時刻を 記録するのを忘れ・・。 この人は 明石から来たそうで 市原に車を置き 市原峠まで 1時
間かけて登り マタニ山経由で ここまで来て 三国峠まで歩くそうです。 山から降りても 国道を歩き 市原ま
で歩いて戻らないと・・。 凄い人です。
山頂から北に 三国岳が見え 東には 縦走路の先の奥雄岳も見えます。 うろさんのページに 篠ヶ峰が見
えるとあったが 何所だったか? 食事中の場所を通してもらい ロープを掴んで 急斜面を東へ降ります。
ここから奥雄岳までは 道があるような、ないような歩きにくい、分かり難い道です。 荒れ斜面を降りると
ススキなどが茂り 道を隠しているので 道を探しながら進みます。
北の見える場所があり これから歩く尾根の左に 形のいい槍ヶ峰が 左に見え、右奥に 粟鹿山がかすみ
右に丸い三国岳が並んでいます。 登りから振り返ると 西雄岳が見えますが 右奥にかすむ平らな山並が
段ヶ峰? 絶壁の上を歩き 左に回りこみ 12:34 奥雄岳に 登頂。 四等三角点は ススキに 埋もれて。
西雄岳の標高は 地図では 三角点のない846mの標高になっていますが WEBで 地理院の三角点を
調べると 四等三角点:小屋ヶ谷は 842.2mとなっています。 時間があれば リュックから剪定バサミを
出して ススキを刈ってもいいのですが 時間がない・・。 ススキを足で 踏み倒し 写真を撮って 先を急ぎ
ます。 まだ きょうの行程の四分の一しか 歩いていない。 昼食の暇もない。 自転車に 降りると 何時に
なるだろうか? 9:30 スタートから もう 3時間も経っているのに・・・。 結局 きょうは 昼食を食べる暇
がなかった。 お陰で いいダイエットになった?
見晴らしが 良かったのも ここまでで ここからは ずっと見晴らしのない尾根を歩くことになります。 奥雄
岳から ネット沿いの長い下り。 ネット は ほとんど地面に倒れています。 この後 境界尾根を 延々と 繋
がっていたが ネットを設置するには 凄い労力が 必要だったと思われますが・・。 所々に テープはあるが
ヤブっぽくなり 道が 分かり難い・・・。 12:50 鞍部に降りて 少し登ったなだらかな尾根が 涸沢山でした。
この先で 上の写真の道標に出ます。 後で 冷静に この道標を見れば 簡単に分かるのですが 右が 槍ヶ峰で
左が 北雄岳。 つまり 北雄岳は 縦走路から外れた 寄り道の山だったのです。 私の手持ちの地図には 北雄岳
の山名は 記入されておらず このときは 北雄岳が どのピークなのか分からなかった・・。 北雄岳は 東西に細長
い800m等高線のピークです。 二点鎖線の境界線からも 少し西に 外れています。 私は 道標の ”左・北雄岳”
だけ見て 左へ登り 13:01 登頂。 北雄岳の表示板が倒れていたので 起こしておいたが・・・。
北雄岳は 三角点もないし 見晴らしもないし わざわざ登るほどの山ではなかった・・。 出来れば 道標の北雄
岳の表示は 外して欲しい・・。
北雄岳山頂から 北西には 踏み跡があるが 北東は 急斜面で テープも 道もない。 北西に 下りると 地面に
倒れたネットは なくなるし テープはないし 銃走路を外れたことが 分かり・・。 30分ほど 降りたり登ったりして
道を探したが・・・。
仕方なく 13:30 北雄岳から北西の尾根を降りた。 杉林の下草のない下りで 問題なく降りられた。 谷へ
降りれば 破線の道があるだろう・・。 13:47 谷の沢に降りたが ここは 熱帯雨林のジャングルのような所で
道はない。 沢は 左に流れている。 沢の水で 手と顔を洗い 一息入れ 右へ進みます。 右へ行けば 梅ヶ畑
峠に出るでしょう。
幸い?なだらかで 歩くには問題ない。 沢沿いの湿地のような所を 進むと ヌタ場のような水溜りが 何ヶ所か
あり・・。 倒木を越えると 草の間に踏み跡が 現われ・・。 昔の破線の道だ。 少し登ると 14:04 縦走路に
出た! 良かった。 ロスは 最小限に押さえた。 ここで 迷走している間に 明石の人に抜かれた?
14:05 直ぐ下が 梅ヶ畑峠だった。 ん 三国峠120分? 三国峠に着いたら 16:00 になる。
道標は あるが 梅ヶ畑峠の表示はない? ここから 破線の道を 東へ降りると 登山口へエスケープでき
るが・・。 東を覗いて見たが 急斜面で 道はなさそう。 とりあえず 槍ヶ峰までは 行かなくては・・。
急な登りを 休み休み ゆっ くり登り 槍ヶ峰と思って登った頂は 南岳。 14:22 通過。 続いて登っ
た 山も 槍ではなく 中岳。 ここには 四等三角点:具坂があった。 14:26 通過。
『追記 10/22』 きのう 「西脇市からの山」のうろさんのページを見ると 10月16日 加美アルプスの
北尾根を歩かれたようで 私が 梅ヶ畑峠と思っていた 槍ヶ峰の南東尾根の東西に破線のある690m
鞍部は 峠ではなく 槍ヶ峰の少し北の六ノ峰南の700mの暗部が 梅ヶ畑峠のようで 標識もあるそうです。
私は 標識には 気がつきませんでしたが 北西に 梅ヶ畑という地名があるので 納得。 訂正します。
14:35 やっと槍ヶ峰に登りました。 低木が 茂ったヤブの山頂。 ここは 南が開け 陽が射して明るい。
南に見える山は・・・。 ここからの下山も難しかった。 北尾根に踏み跡らしき・・・。 ここでは 絶対に
迷走は 出来ない。 引き返し 東斜面に テープを見つけ 西に傾き始めた 陽射しの陰になった 暗い東の
急斜面を滑り降ります。 ここに 道標があったが・・・。 左へ進んで 右へ戻り 何とか北東の尾根に乗る。
明るい尾根に乗ると 道は はっきりとして 歩きやすくなった。 岩の露出する東カマ尾根を 14:53 通過。
ここから 九から 一までの峰を アップダウンを繰り返し 歩いたが 変化に乏しい特徴のない道で 記憶も
定かでないので 通過時刻だけ 示します。 九ノ峰(あかいわ)…14:59 八ノ峰(おてんしょう)…15:05
七ノ峰…15:10 六ノ峰(つばくろ)…15:14 五ノ峰(北つばくろ)…15:17 四ノ峰…15:21
三ノ峰(ガキ岳)…15:26 二ノ峰(カラ沢)…15:32 一ノ峰…15:44 通過。 五ノ峰には 四等三角点:
梅ヶ畑がありました。 どのピークも 等高線一つ二つの小ピークなのですが へとへとで なかなか登れま
せん。 二、三歩登っては 休み 二、三歩登っては 休み 脚が 全然 上がりません・・・。
一ノ峰を巻いて 左に曲がり 下ったところが 三国峠でした。 15:50 三国峠。 「翼よ! あれが 巴里
の灯だ」 の心境でした。 まだ 明るいし ここへは 何年か前に 一度来たことがあるので ここからは 降り
ることができるでしょう。 やれやれ。 休まず降ります。 硬く踏み固められた道を しばらく降りると 溝の
ような 道になって 歩きにくくなります。 ふと前方を見ると 歩いている人がいます。 その人は 西雄岳で
会った明石の人でした。 私の足音が 聞こえたと思うが 疲れていたのか 振り向きもしないで 黙々と降り
ています。 足の遅い私が 追付くとは・・。
声をかけ ここから 一緒に降りました。 この人は 月一回のペースで 山登りをしているそうだが 市原か
ら歩き始め 市原峠、マタニ山、加美アルプス、三国峠、道の駅かみ まで 歩いたらしいが 何キロあるの
でしょう? 凄い人です。
見ず知らずの人でも 薄暗い沢沿いのガレた山道を 一人で歩くより 一緒に歩くほうが 心強い。 広い林
道を歩いていると 白い花がありました。 よく見ると アケボ ノソウでした。 アケボノソウを見るのも久し振り。
この林道の左手、山側にあった葉の大きい花は ミカエリソウだった? 暗くて よく見えな かった。 てくてく
歩いて 16:30 暗くなり始めた 三国岳・登山口の自転車に戻りました。 明石の人が 歩いて下る横を
自転車で 走り去り・・・。 国道も 鳥羽の方が 30mほど高いので 自転車は スイスイ走る。
16:49 フェンスの扉に戻りました。
清水口へ戻って 林道を登ろうとしたら 自転車の変速ギヤを”1”に落としても 脚が痛く 漕ぐことが
できません。 自転車を押して 歩来ました。 扉を開けた所に 自転車とリュックを置き 1.6kmほど
林道を歩いて登りました。 このコンクリの林道歩きのしんどかったこと・・・。 未だかいなと 何度も思
いながら・・。 この林道脇にも アケボノソウが 咲いていました。 17:04 車に戻り 扉へ降りて 自
転車を積み 17:14 帰路につきます。 国道を走っていると だんだん暗くなってきました。 私は
目が悪いので 暗いときは 運転したくないが やむをえない。
17:50 神埼南ランプから播但道に入る頃には 真っ暗になっていました。 播但道に入ると 歩行者
も 信号もないので 前の車のランプだけ見て走ればいい。 18;32 無事 家に戻ることができました。
翌日 脚が痛いだろうと思ったが 何ともなかった。 おかしいなァ・・・。
本日の走行距離は 往路 松か井の水まで 63.9km、三国岳登山口まで 20km 林道駐車地まで
5.5kmで 89.4km 帰路 80.6kで 計170km。
家の近くのセルフのスタンドが 3円引きだったので ガソリンを入れると 燃費は 走行距離604.3km/
給油量30.67L=19.7km/Lでした。 すごい! 過去最高の燃費でしだ。 ガソリンの入れ方が
少なかった? @154円で ¥4723円。
きょうの山行は 何度も道を間違え あわや遭難の危機に陥ったが 未熟な自分を叱咤激励し 途中撤退し
ないで 最後まで 歩き通した自分を褒めてあげたい。 うろさんのページの最後の一行 ”この山行は どなた
にも お勧めできま せん” が 骨身に沁みる山行であった。 夜 早速 うろさんの「ゲストブック」へ 報告して
おきました。
。。。。。 。。 。。。。。。。 。。 。。。。。。。 。。 。。。。。。。 。。 。。。。。。。
きょうは 気分を変えて 「宍粟50名山」から離れ 加美アルプスに 挑戦しました。
宍粟の山も 栗などが不作で 熊が出やすいとか・・。
清水口から 林道を西に登り 奥山地蔵尊分岐に駐車し 清水分岐から 三国峠まで 縦走し 登山口
から 自転車で車へ戻るつもりが 自転車では 林道が登れず 歩く羽目に・・・。 加美アルプスは 私
には 超難しい 厳しい山で あわや遭難の不安が 頭を かすめました。
最近 WEBで 「西脇市からの山」 を見ると うろさんが 市原峠から マタニ山経由で 槍ヶ峰を往復さ
れていました。 私は 加美アルプスへ行くときは 清水口から登ろうと 思っていましたので 橋元先生の
「兵庫の山々 山頂の岩石」(06.12.24) を 参考にしましたが・・・。 改めて このページを見ると な
んと この前 私が行った鏡岩、ゆるぎ岩のページがあり 河上神社の鏡岩と思った岩は 間違っていて
手前の低い岩が 鏡岩でした。
きょうは ロングコースなので 早めに 出発しようと思っていたのですが 朝起きたら 6時半。 天気は
上々。 急いで 支度をして 7:25 出発。 近くのコンビニで おに ぎりを買い 姫路バイパスから 播但
道を走り 8:12 神埼南ランプを降りる。 県道8号線を東へ走り 高坂トンネルを抜け 8:29 新松か
井の水に。 ポリに水を汲み 坂を下り 8:47 国道427号線に曲がり 国道を 14.1km北へ走り
道の駅かみで 左折して 1.3km先の三国岳登山口へ。 この林道が こんなに細く 砂利の悪路だっ
たか? 9:06 登山口に 自転車を置き 引き返えし 国道を 2.5km南へ戻り 清水上から西へ入る。
ここには 「←奥山不動尊」 の道標があります。
200m先のフェンスの扉を開け 林道へ入る。 この林道は 緩やかな登りで コンクリート舗装なので
走りやすい。 国道から 1kmの分岐は 左へ直進。 その先 約600mの小さな祠のある分岐の奥の
スペースに 9:30 駐車。 ここは 実線の道から破線の道が 北西に延びている 分岐の所だと思いま
す。 破線の先には 神社が・・。
9:35 スタート。 林道を 更に西へ コンクリの道を進むと 道が 左に右に 曲がった先の正面に
分岐があり 近づいて よく見ると木の枝に隠れた 西雄岳登山口の標識があります。 この道を
進むと 少し先に分岐があり 右へ200mほど行ったのですが 道が違うようなので引き返し 直
進します。 この先で コンクリの林道は なくな り 行き止まり? よく見ると 草に埋もれた踏み跡
があり これを 辿ると・・・。
直ぐに 巡視路の表示があり 鋼鉄の橋があり この道が 橋本先生のページにある橋に間違いない。
このときは この道を辿れば 尾根に出ると思ったのですが・・・。 橋を渡り道なりに 3分ほど進むと
10:00 分岐に出ました。 鉄塔23・22の分岐で 巡視路?を右の22の方へ行く方が 尾根に近い
と 右へ進みます。 初めは いい山道でしたが ジグザグに登ると 徐々に道が荒れてきて 細く判りに
くくなり・・。 何とか登ると 立派な真新しい林道に出ました。 この林道を造るために 土砂を崩したの
で 道が分かり難くなっていたのか。 林道を 右に歩いてみたが 尾根への取り付きが 見当たらな い。
引き返し 逆の左(西?)へ進む。 頭上には 送電線が走っているが 巡視路はないし・・。 10:23
林道は 行き止まりで 道は 途絶えた・・・。 この先は 沢で・・。
沢沿いに登るしかない・・。 意を決して 斜面に取り付きますが・・。 この沢は 大きな岩が立ちはだ
かり 進めません。 右に左に ルートを探し 少しづつ上に。 2m位の岩を越えるときは もし落ちたら
5、6m下の岩の上に・・・。 身の危険を感じたが 何とか 木を掴み 乗り越えました。 岩場を越えたら
急斜面。 こんな所を登っていると 足の置き場があると 道に見えるから不思議。 尾根が近くなると
明るくなり 周囲が見渡せるようになり 林道終点から 50分かかって やっと尾根に出ました。 ここま
でで 体力の半分使ってしまった。 この尾根は 岩のやせ尾根で 見晴らしはよく 東の谷の奥に 竜ヶ
岳から 大井戸山の稜線が望めます。 岩尾根の急登を上がり 11:22 鉄塔22に 登りました。
この鉄塔は 凄い斜面に建っています。 この辺りも 見晴らしがいい。 南に マタニ山、 東に 竜ヶ岳、
北に 西雄岳から 奥雄岳が望めます。 この辺りには シャクナゲが 多くあ利花の咲くころ登りたい。
北は 絶壁で 手摺に鎖が張ってあります。 岩場を越え 11:34 722mの尾根に出ました。 ここが
清水分岐で 縦走路の道標がある。 ここから 北へ降ります。
少し降りると 鉄塔があり 下を潜り 11:41 鞍部へ降りました。 尾根から見えた西雄岳は 凄い急斜に
見えましたが ロープが 何本もあり それを掴んで登ると 意外と 楽に登ることができました。 うろさんの
ページには 倒木がある難所と 書いてあったが それほどではなかった。 鞍部から登りにかけて 南から
西方向が見渡せ 南西には 高畑山、 西のなだらかな山並は 段ヶ峰かと思いますが・・・。 後方 南方向
には 鉄塔越しに マタニ山からの縦走路尾根が見渡せます。
12時過ぎに 西雄岳に登頂。 山頂では 男の人が 昼食中で 私が登ると びっくりしたようでした。 挨拶を
していたら 時刻を 記録するのを忘れ・・。 この人は 明石から来たそうで 市原に車を置き 市原峠まで 1時
間かけて登り マタニ山経由で ここまで来て 三国峠まで歩くそうです。 山から降りても 国道を歩き 市原ま
で歩いて戻らないと・・。 凄い人です。
山頂から北に 三国岳が見え 東には 縦走路の先の奥雄岳も見えます。 うろさんのページに 篠ヶ峰が見
えるとあったが 何所だったか? 食事中の場所を通してもらい ロープを掴んで 急斜面を東へ降ります。
ここから奥雄岳までは 道があるような、ないような歩きにくい、分かり難い道です。 荒れ斜面を降りると
ススキなどが茂り 道を隠しているので 道を探しながら進みます。
北の見える場所があり これから歩く尾根の左に 形のいい槍ヶ峰が 左に見え、右奥に 粟鹿山がかすみ
右に丸い三国岳が並んでいます。 登りから振り返ると 西雄岳が見えますが 右奥にかすむ平らな山並が
段ヶ峰? 絶壁の上を歩き 左に回りこみ 12:34 奥雄岳に 登頂。 四等三角点は ススキに 埋もれて。
西雄岳の標高は 地図では 三角点のない846mの標高になっていますが WEBで 地理院の三角点を
調べると 四等三角点:小屋ヶ谷は 842.2mとなっています。 時間があれば リュックから剪定バサミを
出して ススキを刈ってもいいのですが 時間がない・・。 ススキを足で 踏み倒し 写真を撮って 先を急ぎ
ます。 まだ きょうの行程の四分の一しか 歩いていない。 昼食の暇もない。 自転車に 降りると 何時に
なるだろうか? 9:30 スタートから もう 3時間も経っているのに・・・。 結局 きょうは 昼食を食べる暇
がなかった。 お陰で いいダイエットになった?
見晴らしが 良かったのも ここまでで ここからは ずっと見晴らしのない尾根を歩くことになります。 奥雄
岳から ネット沿いの長い下り。 ネット は ほとんど地面に倒れています。 この後 境界尾根を 延々と 繋
がっていたが ネットを設置するには 凄い労力が 必要だったと思われますが・・。 所々に テープはあるが
ヤブっぽくなり 道が 分かり難い・・・。 12:50 鞍部に降りて 少し登ったなだらかな尾根が 涸沢山でした。
この先で 上の写真の道標に出ます。 後で 冷静に この道標を見れば 簡単に分かるのですが 右が 槍ヶ峰で
左が 北雄岳。 つまり 北雄岳は 縦走路から外れた 寄り道の山だったのです。 私の手持ちの地図には 北雄岳
の山名は 記入されておらず このときは 北雄岳が どのピークなのか分からなかった・・。 北雄岳は 東西に細長
い800m等高線のピークです。 二点鎖線の境界線からも 少し西に 外れています。 私は 道標の ”左・北雄岳”
だけ見て 左へ登り 13:01 登頂。 北雄岳の表示板が倒れていたので 起こしておいたが・・・。
北雄岳は 三角点もないし 見晴らしもないし わざわざ登るほどの山ではなかった・・。 出来れば 道標の北雄
岳の表示は 外して欲しい・・。
北雄岳山頂から 北西には 踏み跡があるが 北東は 急斜面で テープも 道もない。 北西に 下りると 地面に
倒れたネットは なくなるし テープはないし 銃走路を外れたことが 分かり・・。 30分ほど 降りたり登ったりして
道を探したが・・・。
仕方なく 13:30 北雄岳から北西の尾根を降りた。 杉林の下草のない下りで 問題なく降りられた。 谷へ
降りれば 破線の道があるだろう・・。 13:47 谷の沢に降りたが ここは 熱帯雨林のジャングルのような所で
道はない。 沢は 左に流れている。 沢の水で 手と顔を洗い 一息入れ 右へ進みます。 右へ行けば 梅ヶ畑
峠に出るでしょう。
幸い?なだらかで 歩くには問題ない。 沢沿いの湿地のような所を 進むと ヌタ場のような水溜りが 何ヶ所か
あり・・。 倒木を越えると 草の間に踏み跡が 現われ・・。 昔の破線の道だ。 少し登ると 14:04 縦走路に
出た! 良かった。 ロスは 最小限に押さえた。 ここで 迷走している間に 明石の人に抜かれた?
14:05 直ぐ下が 梅ヶ畑峠だった。 ん 三国峠120分? 三国峠に着いたら 16:00 になる。
道標は あるが 梅ヶ畑峠の表示はない? ここから 破線の道を 東へ降りると 登山口へエスケープでき
るが・・。 東を覗いて見たが 急斜面で 道はなさそう。 とりあえず 槍ヶ峰までは 行かなくては・・。
急な登りを 休み休み ゆっ くり登り 槍ヶ峰と思って登った頂は 南岳。 14:22 通過。 続いて登っ
た 山も 槍ではなく 中岳。 ここには 四等三角点:具坂があった。 14:26 通過。
『追記 10/22』 きのう 「西脇市からの山」のうろさんのページを見ると 10月16日 加美アルプスの
北尾根を歩かれたようで 私が 梅ヶ畑峠と思っていた 槍ヶ峰の南東尾根の東西に破線のある690m
鞍部は 峠ではなく 槍ヶ峰の少し北の六ノ峰南の700mの暗部が 梅ヶ畑峠のようで 標識もあるそうです。
私は 標識には 気がつきませんでしたが 北西に 梅ヶ畑という地名があるので 納得。 訂正します。
14:35 やっと槍ヶ峰に登りました。 低木が 茂ったヤブの山頂。 ここは 南が開け 陽が射して明るい。
南に見える山は・・・。 ここからの下山も難しかった。 北尾根に踏み跡らしき・・・。 ここでは 絶対に
迷走は 出来ない。 引き返し 東斜面に テープを見つけ 西に傾き始めた 陽射しの陰になった 暗い東の
急斜面を滑り降ります。 ここに 道標があったが・・・。 左へ進んで 右へ戻り 何とか北東の尾根に乗る。
明るい尾根に乗ると 道は はっきりとして 歩きやすくなった。 岩の露出する東カマ尾根を 14:53 通過。
ここから 九から 一までの峰を アップダウンを繰り返し 歩いたが 変化に乏しい特徴のない道で 記憶も
定かでないので 通過時刻だけ 示します。 九ノ峰(あかいわ)…14:59 八ノ峰(おてんしょう)…15:05
七ノ峰…15:10 六ノ峰(つばくろ)…15:14 五ノ峰(北つばくろ)…15:17 四ノ峰…15:21
三ノ峰(ガキ岳)…15:26 二ノ峰(カラ沢)…15:32 一ノ峰…15:44 通過。 五ノ峰には 四等三角点:
梅ヶ畑がありました。 どのピークも 等高線一つ二つの小ピークなのですが へとへとで なかなか登れま
せん。 二、三歩登っては 休み 二、三歩登っては 休み 脚が 全然 上がりません・・・。
一ノ峰を巻いて 左に曲がり 下ったところが 三国峠でした。 15:50 三国峠。 「翼よ! あれが 巴里
の灯だ」 の心境でした。 まだ 明るいし ここへは 何年か前に 一度来たことがあるので ここからは 降り
ることができるでしょう。 やれやれ。 休まず降ります。 硬く踏み固められた道を しばらく降りると 溝の
ような 道になって 歩きにくくなります。 ふと前方を見ると 歩いている人がいます。 その人は 西雄岳で
会った明石の人でした。 私の足音が 聞こえたと思うが 疲れていたのか 振り向きもしないで 黙々と降り
ています。 足の遅い私が 追付くとは・・。
声をかけ ここから 一緒に降りました。 この人は 月一回のペースで 山登りをしているそうだが 市原か
ら歩き始め 市原峠、マタニ山、加美アルプス、三国峠、道の駅かみ まで 歩いたらしいが 何キロあるの
でしょう? 凄い人です。
見ず知らずの人でも 薄暗い沢沿いのガレた山道を 一人で歩くより 一緒に歩くほうが 心強い。 広い林
道を歩いていると 白い花がありました。 よく見ると アケボ ノソウでした。 アケボノソウを見るのも久し振り。
この林道の左手、山側にあった葉の大きい花は ミカエリソウだった? 暗くて よく見えな かった。 てくてく
歩いて 16:30 暗くなり始めた 三国岳・登山口の自転車に戻りました。 明石の人が 歩いて下る横を
自転車で 走り去り・・・。 国道も 鳥羽の方が 30mほど高いので 自転車は スイスイ走る。
16:49 フェンスの扉に戻りました。
清水口へ戻って 林道を登ろうとしたら 自転車の変速ギヤを”1”に落としても 脚が痛く 漕ぐことが
できません。 自転車を押して 歩来ました。 扉を開けた所に 自転車とリュックを置き 1.6kmほど
林道を歩いて登りました。 このコンクリの林道歩きのしんどかったこと・・・。 未だかいなと 何度も思
いながら・・。 この林道脇にも アケボノソウが 咲いていました。 17:04 車に戻り 扉へ降りて 自
転車を積み 17:14 帰路につきます。 国道を走っていると だんだん暗くなってきました。 私は
目が悪いので 暗いときは 運転したくないが やむをえない。
17:50 神埼南ランプから播但道に入る頃には 真っ暗になっていました。 播但道に入ると 歩行者
も 信号もないので 前の車のランプだけ見て走ればいい。 18;32 無事 家に戻ることができました。
翌日 脚が痛いだろうと思ったが 何ともなかった。 おかしいなァ・・・。
本日の走行距離は 往路 松か井の水まで 63.9km、三国岳登山口まで 20km 林道駐車地まで
5.5kmで 89.4km 帰路 80.6kで 計170km。
家の近くのセルフのスタンドが 3円引きだったので ガソリンを入れると 燃費は 走行距離604.3km/
給油量30.67L=19.7km/Lでした。 すごい! 過去最高の燃費でしだ。 ガソリンの入れ方が
少なかった? @154円で ¥4723円。
きょうの山行は 何度も道を間違え あわや遭難の危機に陥ったが 未熟な自分を叱咤激励し 途中撤退し
ないで 最後まで 歩き通した自分を褒めてあげたい。 うろさんのページの最後の一行 ”この山行は どなた
にも お勧めできま せん” が 骨身に沁みる山行であった。 夜 早速 うろさんの「ゲストブック」へ 報告して
おきました。
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