7月22日(月) 大暑 天気:晴れ 室温:32.9℃
きょうは、ルネッサンススクエアへ 柴山さんの個展を見に行った帰りに、手柄山の温室植物園へ 寄って ”危険
生物展(危険植物と食虫植物)” (協力:水族館連携企画) を見ました。 食虫植物、根や種に毒性のものを含む
危険植物などが 約100点 展示されています。 植物園の駐車場には 多くの車が 停められていましたが、お客は 少
ない・・。 近くの野球場で 高校野球の兵庫県予選が 行われているようで、そのため? 帰るとき、県道に降りる
ところで、試合が終わって 帰る応援客が ぞろぞろ・・。 渋滞して 県道に出ることができません。 姫路西校は?
私たちの身の回りにある植物の中には、有毒な成分を含むものがあります。 それらの有毒な植物の中には、
山菜や野菜などの食べられる植物と見た目が そっくりなものがあり、区別するのが難しいものもたくさんあり
ます。 そのため、誤って有毒な植物を食べたことによる 食中毒が 毎年発生しています。
ウマノアシガタとゲンノショウコ:日本の三大薬草のひとつである ゲンノショウコは 全草を乾燥させて
薬草とします。 生育場所が 畦畔など似た環境に生育するウマノアシガタも葉の形状がよく似ているため、
誤って採取され、中毒を起こすので、注意を要します。
ウマノアシガタは、全草にラナンクリンが含まれ 植物が損傷すると有毒成分プロトアネモニンに変わり、
中毒を起こす。 タガラシは、全草に毒成分プロトアネモニンを含む。 セリと間違えやすい。
タケニグサは、全草にアヘン系アルカロイドであるプロトピン、サンキナリアなどの有毒成分を含む。
ハゼノキは、株全体に有害なウルシオールという脂分が含まれており、皮膚炎を起こす。
コンニャク芋には、シュウ酸カルシウムを含くまれているので、生では食べられません。
ヤマウルシには、株全体に ウルシオールという脂分が含まれており、皮膚炎を起こす。
ニチニチソウは、ビンカアルカロイドと総称される10種以上の化学物質を含んでいる。
ジギタリスは、全草に 強毒の強心配糖体ギゴキシン、ジギトキシンが 含まれており、摂食すると心臓停止に
なることがある。 クリスマスローズは、全草にサポニンやヘレブリン、プロトアネモニンを含む。
スズランは、全草に 有毒成分であるコンバラトキシンや コンバロシドを含む。 特に 根や花に多い。
アサガオは、種子に毒性物質ファルビチンや コンボロブリンを含む。腹痛や下痢を引き起こす。
ポトスは、葉や茎にシュウ酸カルシウムを含む。 口腔内の炎症、中毒症状を起こす。 樹液が肌につくと
炎症を起こす可能性がある。 ウマノスズクサは、全草に発がん物質アリストロキア酸を含む。
デルフィニウムは、全草に 有毒なアルカロイドのデルフィニンを含む。 タカトウダイは、全草にに
有害なサポニン、ユーホルビンなどを含む。 イブキトリカブトは、全草 特に 根茎に有害成分アコニチンや
メサコニチンを含む。 有毒成分を含まない種類もある。
ヒガンバナ類は、全草に 有毒成分であるリコニン、ガラニカミンを含む。
アセビは、葉にアセボトキシン を含む。 嘔吐、腹痛、下痢、麻痺などを引き起こす。
ハナキリンの乳のような分泌液には、ホルボールエステルが含まれる。 乳液に触れると 痒みが起き、摂取
すると ひどい腹痛や 口腔の痒み、吐き気を引き起こす。 アジサイは、全草に 有害物質を含むが、有害
成分は 明らかではない。 嘔吐、めまいなどをを引き起こす。 グロチオサは、全草に コルヒニンを含み、
特に 球根に多い。
イチョウは、果実にビタミンB6に 構造が似た物質を含み、種子である銀杏を多量に摂取すると 食中毒を起こす。
オオキツネノカミソリは、全草に 有害成分であるリコニン、ガランタミンを含む。
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