人が学ぶのに必要なのは、刺激が大きな要素だと思っています
筋肉肥大だって、筋肉への刺激があればこそです
筋肉は怠け者で、すぐ慣れようとするようですし、何といっても安きに流れるものだと聞いたことがあります
つまり、刺激を与えなければ「これで、いいのだ~」と怠けると学びました
良い例が宇宙飛行士で、無重力状況にいると重力をささえる筋肉が衰えてしまい
地上に降りたとき、立つこともできないと聞きました
そのため宇宙船の中では重力を使わずできる筋肉に刺激を与えるトレーニングが考案されているとか
そこで慣れを防ぐというか刺激を与えるという稽古は?という事ですが
肉体面は先ほど話したように、筋肉はすぐ慣れるので、常に新たな刺激をという点で考えねばなりません
次に大事なのが精神面です、人間の場合これが最も厄介な課題でしょう
慣れてくると、やることに意欲がわかなくなります(これがない人間がある意味天才だと思います)
という事で今日の稽古ですが、何といってもコロナ感染対策を考えながらですから、接近しての指導はなるべく避けようと思っています
で、形の連続稽古をそれも休憩を入れずに行いました
ジオンを連続25回ほど行いました、それも所作に厳しく目を光らせ、全力でです
量は質に変換するという考えでした
Mさんです、まじめな性格なので、すごく上達してきました、1年生なのでますます楽しみです
さて家に帰りいろいろ考えていると昔お世話になった学習塾を思い出しました
西都市の山本通りにあった、伊東塾(という名前だったかどうかは忘れましたが、伊東先生がやっていた塾です)です
失った理由はわかりませんが、片足がないおばちゃんが先生でした
片足ケンケンで室内を移動していました
昭和30年代から40年代生まれの方はア~あの先生と思いだすはずです
特に西都からラサールに進学した子供はほとんど学んでいたと思います
その塾生からは日向学院中学校(当時県内でまともな入試のある中学校は学院だけだったと思う)にも多く進学しました
さてそんな優秀な塾でしたが、今思い出すと教え方は時間と量の組み合わせでした
時間を迫り、とにかく問題をやらせるというやり方です
私はやられる方ですからわかりませんが、伊東先生はその子に合ったレベルの問題をやらせたのではないかと思います
問題をやってやってやり抜く・・・簡単に言うとそんなやり方でした
私は先生から懇切丁寧に解き方を教えられた覚えがありません(忘れただけかもしれませんが)
とにかく2年間(たぶんです?)ほどやりました。おかげですごく問題を解く力が伸びた記憶があります
そんなことを思い出しました
空手を教えながら、どうやれば子供たちが伸びていくか、いつも考えています
今のところ悟ったのは、無理やり教えたって駄目(教える事に酔っては特にダメ)、
子どもたちが自ら学びたいと思わせること、これが先決というところまでです