朝から天気が良く、現場は左官屋さんが入ってくれます
息子が監督で行ってくれますので、その間いろいろと仕事ができました
T先生宅に行き、地元の皆さんと建築士でコラボして行ったゴミュ二ケーションパークの事務案件を行いました
地元の方や記紀の道を歩く方がちょっと休める良い場所となっているようで
うれしい話でした
午前中は後いくつか済ませ、時間が無いので昼食は自分でさっとパスタを作り
午後に宮崎に行き指定管理についての会議を行いました
会議終了したら、直ぐ西都に戻り現場を確認
また以前より頼まれていたいくつかの案件の準備に入りました
事務所では例の盲目の猫(トラ)がいます、トイレのしつけもいいし、おとなしい猫ですが・・・歯が欠けています
結構年を取った猫じゃないかという疑念がわきました、妻からは最初子猫、次ちょっと成長した猫、5歳猫・・・もしかしてもっと年取っているかも
妻のかわいい嘘です(なんとか飼うことを私に認めさせたいという)
私はすべてのことは縁であるし、起きることは必然であるといつも思っています
飼うのは全然OKなのですが(私は箒を持って、どら猫を追い回したりしたことは無いし・・・)
すごく元気になって、やたら外に出ようとします、雄猫だし(今は恋の季節、去勢はしています)、そこは心配していますが
朝、夕に犬のように散歩させています
之も縁、我が家にいる限りは、飼っていこうと思っています
さて、一昨年の高知での研究フォーラムの4番目の報告です
今日は昨日の続きで、(議会の)行政監視機能についてです、発表者は昨日と同じです
(行政監視機能について)
坪井:行政監視機能の特徴事例紹介を
滝沢:上越市議会の委員会資料は非常に詳細だ
・状態目標、数値目標、取り組み内容、成果など詳しく書かせている
・ありとあらゆる情報を書けるだけ書け、公開しなさいという具合で10年以上やってきている
・これは行政との信頼関係の中で行っていること
・行政の監視の手段としてはとても良いのではないか、先鋭的にやってきたという自負はある
久坂:ごみ処理行政で予算案を減額修正したことが何度もある。個別収集の経費はあまりに多額ではないか指摘した
・生ごみ処理施設を設計する計画が出てきた際には、議会では情報を聞いていないし、周辺住民への周知状況も疑問だと修正したことがあった
・条例案の習熟度が未熟、もしくは市民への周知が不足しているのではないかとシビアに否決したこともあった
・本庁舎移転整備にかかわり、移転後の跡地利用とか公共施設あり方などで閉会中継続審査として所管事務調査も実施している(西都市議会もやっています)
小林:企画総務、教育福祉、環境建設各常任委員会が所管事務調査を積極的に行っている
・会期中、閉会中に関わらず重要案件(特定事件)について積極的に調査し、執行機関を監視し、効率的効果的な事務執行を促している
・3委員会が連携して調査したものに指定管理者制度がある。500超ある「公の施設」のうち指定管理を実施している73施設を調査し、その結果を踏まえ、今年6月定例会で議員提案による同制度に関する決議を可決した
・指定管理制度に関わる議会の個別具体的な問題提起が活かされているかどうか今後も監視していく
・周南市議会は平成22年に100条員会を設置。そのほか予算決算委員会を踏まえ、事務事業評価も行っている
(住民の声について)
坪井:住民の声をどのように集めているか
滝沢:議会報告会、意見交換会を全28の地域自治区で4年間のうちに行うようにしている。意見を聞くだけでなく我々で課題調整会議も開き、市民の声に「○○のように答える」と決め、その内容をすべて公開している
・各層との意見交換会を実施している。農協、農業者、ケアマネージャーなどのところに行ってテーマを決め意見交換会を始めている、テーマを絞っているので深い議論ができる
・議会モニターにも取り組んでいる。500人の市民にアンケートに答えてもらい、30人のモニターからは議会を傍聴した感想を聞いている
久坂:議会基本条例を制定しているので、条例に基づき、議会報告会、意見聴取会を開いている
・意見聴取会は各テーブルに7,8人その中に議員が1,2人入って実施している、今年は「共生社会の在り方」をテーマに行った
・悩みは参加者が固定化されていること、次年度は団体の話や高校生を対象に実施するなどの新たな策を広報委員会で検討している
小林:平成17年度から委員会懇談会(ミニコン)を始めている
・議会運営委員会、各常任委員会、各特別委員会単位で開催、市民と懇談することでその声を議会活動に生かしている
・平成18年11月には健康福祉委員会が小児医療の充実をテーマに徳山医師会、徳山歯科医師会とミニコンを開催
・それがきっかけで「周南こども救急センター」のオープンにつながった
・このようにミニコンは住民から直接声を聞く重要なツールとなっている
(政治を志す人への言葉は)
坪井:政治を志す人への言葉は。また、上越市議会にはいま、女性議員がいない
久坂:男性でも女性でも問わないが、議員はやりがいのある仕事だから是非チャレンジしてほしい、それを伝えていきたい
・片山さつき女性活躍担当相(当時)が以前話されていたが、女性に「政治家になるのはどう」と問いかけても、一度だけでは「私はいいです」となってしまう、という事だったやはり女性には1押2押ししていただければありがたいなと思う
滝沢:女性議員がいなくなって価値観が一面的になっている恐れがある
・ただ、若い女性にとって今の社会は生きづらいという事が根源的な問題ではないか
・結婚によって大体キャリアが断絶してしまう。子育てを終えたら非正規雇用しかない
・そういう中で女性に議員をやってくれと言ってもなかなか難しい。それをまず変えていかねばならない
(議案に対する議員個人の賛否の公表)
坪井:議案に対する議員個人の賛否は公表しているか
滝沢:公開している、議会報、ホームページですべて出している(西都もこれをしなければいけないと思っています)
・上越市議会ではありとあらゆる情報公開をしている。委員会、その他検討会、あらゆる会派げ原則というより100%公開している(見習う必要アリですね)
小林:個人賛否は公開していない。賛否は議員が討論の中で行い、本会議の議事録はすべて公開している
・それを見てもらえば議員がどういう討論をしたのか分かる
・本会議で丁々発止、議論をするのが大前提だと思っている
坪井:議事録を読まなくても議員賛否が分かる仕組みは検討してよいのではないか(私もそう思います)
・これまでの討議で「どうすればよい議会にできるか」の7作が揃った ①監視機能の強化 ②次世代を見据えた議論 ③データを踏まえた議論 ④多様性の確保 ⑤地方自治法96条1,2項の活用 ⑥労働法制の見直し ⑦情報公開の徹底 の7つだ
会場質問:八策の一つに合意形成を、議員が多くなれば厳しくなってくるものだ
坪井:合意形成のためには議員討議を増やし、徹底議論するしかないという事だと思う。これを加えて8策が揃った、議会改革の一助になればと思う。
以上が報告です、なおこの研究フォーラムでは現代政治のマトリックスという題の基調講演がありました。これはーリベラル保守という可能性ーというテーマで、東京工業大学大学院教授の中島岳志先生が行いました
私はリベラル保守という考えには以前より共感を持っていましたので、参考となる講演でした