昨日のブログの最後に美味しい話は明日と書きました。
今日紹介しますね。
最近何度か「口蹄疫」について書いていますが、口蹄疫の時獣医さん達をまとめて、対処されていた方が矢野獣医家の矢野先生です。
矢野先生が殺処理の手伝いをする前、口蹄疫の早期終結のため、全国から家畜の殺処理のために獣医師が集まりました。(県の指示で地元獣医師に要請はなかったようです)
その沢山の獣医師さん達はハッキリ言って玉石混合でした。
何万頭の殺処理なんて誰も経験したこと無いですし、殺すために獣医師になった訳ではないですから無理もないことだと思います。
でも注射の位置を間違えたり(血管に別の穴が空き、肝心の薬物が効かず、家畜が苦しむ姿を何度も見ました)、やりかたがバラバラだったりでした。
それを見かねて、地元獣医師さん達が立ち上がり現場に出向きました。素人の私の目で見てもその腕の違いは明らかでした。(これは後日、県は地元獣医師に直接依頼していないなど言い出して問題になりました、もちろんこの問題を私は議会で取り上げたし、県にも直接話しました。全くふざけた県の対応でした)
獣医師さん達に家畜がなるだけ苦しまないようなやり方を指示し、そして自らも現場に常駐しました。
対処が目に見えてスムーズになりました。
矢野先生はこの悲惨な経験と畜産の真の姿を考え、自ら研究し行動をし「都萬牛」に取り組みました。(この事は以前ブログに紹介しました、家畜の福祉に通じるものでした)
http://toman-gyu.com/toman.html#esa
さて私は食いしん坊なので「食」については興味があります。
先ほどの「家畜の福祉」もそうですが、健康的な赤身肉にも興味がありました。そんなとき
そしてより一層美味しくなる術として、宮日のこんな記事を見ました
長期熟成の牛肉です、その事をブログに書いたら矢野先生が「うちも作っているよ、一緒に食べませんか?」というお話しをして頂きました。
また「橋口さんと色々と話しをしたいので・・・」ということで昨日美味しい長期熟成牛肉をいただけました。
赤身の柔らかく
食べ飽きず、体に優しいお肉です。
私が食いしん坊だと言うこともありますが、塩(これも天然塩)だけでいくらでも食べれますし、胃もたれがしません。
何より柔らかくすこぶる美味しい牛肉でした。
手間はふつうのお肉の何倍もかかるけど、お肉の差別化また諸外国に対抗できる未来の輸出品としての可能性を感じました(特にTPP問題が有る現在、農家畜産業者はその時に備えなければいけません・・・多分A首相はやるつもりです。どれだけ日本にダメージがあるか理解しているんだろうか?)。
是非皆さん、一度食べてください、赤身の肉ってこんなに美味しいんだってびっくりするはずです。(こののHPに詳しいこと書いていますからhttp://toman-gyu.com/toman.html#esa)
矢野先生そして料理してくれた長女と同級生のtakuya君(息子さんです、ブログはhttps://www.facebook.com/takuya.y.yano?fref=pb&hc_location=friends_tab)
ありがとうございます。おかげで今日は元気倍増です。
さてもう一つの話題です、「まちづくり講演会」としてリファイニングによる公共施設の再生という講演会に妻と一緒に参加してきました。
この講演会は市の職員向けのものらしいのですが、今回は一般に開放したのです。
コミセンいっぱいの聴取者が集まりました。
リファイニングとは、ザックリ言うと既存の建物を活かして耐震、リニューアルすることです。
私は「ヘリテージマネージャー」の養成講習を受けていますので、とても興味深く効きました。
リファイニングには5原則あります①内外装共に新築同様②コストは新築の6~7割③用途変更可能④耐震基準をクリアできる⑤環境に優しい という物です。
講師は青木繁建築工房の青木繁先生です、今まで行った事例を紹介しながら講演して頂きました。
私が特に印象深かったことは
*スクラップアンドビルドでないので、廃棄材があまりでなく環境に優しい
*なんと言っても建築費がコストダウンできる
*地域のランドマークとしての役割を維持できる(記憶を残すことができる)
*そして最もすごいなと思ったのは「居ながらリファイニング」できると言うことです、引っ越し、仮住居(事務所)、また引っ越し等という手間が省けます。
聞いていて早期の耐震化が望まれる市役所にたいして、利用できるんじゃないかと個人的に思った次第です。
市長は質疑応答で市民体育館は可能ですかと聞いていました、青木さんは現物を見ないとハッキリとは言えませんが、床面積も増やせるし観客席も可能じゃないかと言っていました。
もしできることなら武道館も増設する計画でお願いしたいなと思った次第です。
青木先生の講演を仕掛けるため準備した(何年も)商工観光課の吉野課長さんお疲れ様でした、そして有り難うございました。