西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

世界で一番長いハネムーン

2014-07-22 23:27:24 | 日記

皆さん結婚した時のこと思い出してください。

そりゃ最初は楽しいですよね、新妻は可愛いし、何より生活ががらっと変わって新鮮だし・・・。

人間の性と言いますか、そんな新鮮な生活にも慣れてくるんですね(まあ、慣れてないから新鮮なんだけど)、そうなると唄や映画でもあるように「7年目・・・」を迎えますよね、生活になれるし、隣の芝生は青く見え始めるし(コラッ!)・・・

今日小さな講演会に行ってきました、その題名が表記の「世界で一番長いハネムーン」

みなさん、なんと今日の講演者である宇都宮さんは、10年間新婚旅行をしてきたのです。

信じられますか、そしてその新婚旅行は・・

このタンデム自転車です。毎日毎日旦那のお尻を見ていて、良く10年飽きないものだと思いますね・・。

でも、聞いていてホントうらやましかったです、愛妻と一緒に冒険ができるなんて素晴らしいと思いませんか。

とくに奥さんから「濡れ落ち葉」状態と思われている皆さん、そう思うでしょう。

でもいいな~、最小限の荷物だけ持って自転車で88ケ国をゆっくり回るなんて、聞いていてなんかワクワクしてきました。

旅行中の話しで印象に残った国を3つ言われました、それはトルコ、モロッコ、タンザニア(マラウイ)です。

特にイスラム圏では「遠来からの客は神の客」という教え(と言うか習慣、刷り込み)があるようで「もてなし」に感動したようです。

さて宇都宮さんは日本に帰ってきて、暫くしてNPOシクロ・ツーリズムしまなみを友人達とつくり、自転車を使ったまちづくりをしています。

しまなみ海道は四国(今治)と本州(尾道)をつなぐ6島9橋の70kmです。

実は議員時代最初の行政調査に私は手を挙げてこのしまなみ海道を視察したことがあります。

あの頃から更に進んでいました。いつものように箇条書きで書きますね。

・しまなみの魅力ー多島美(島々のつながりの美しさ)、自転車で渡れる橋(6島9橋70km)、島とつながる事による「ふれあい」「線の旅」

・どう考えていったかー地元の人とつながる取り組みをした、グリーンツーリズムとの共同作業

・愛媛県には素晴らしい制度があった、「えひめ夢提案制度」というもので、市民からの提案をしっかり受け止め、協議し、良いものは積極的に取り組む制度ーこの制度を使って取り組み、タンデム自転車許可という規制緩和を勝ち取った(この制度良いですよね、西都夢提案制度をつくってみたら良いのに思いますね)

・島々の情報を一冊の冊子にして販売している

・実験的な試みを色々と取り組んでいるーサイクルボートしまなみ、しまなみサイクルオアシス等、しまなみ島走レスキュー」など、これらは体験者の意見を取り入れていった、つまり・・、

webアンケートを採って取り組み順位付けをして実行していった

2時間ちょっとがあっという間でした、最後に感想を・・・。

このNPOの活動を行政で行っていたら費用とマンパワーがとんでもなくかかる、それを市民が主体的に考え行動するNPOにまかせていっているのが上手くいっている秘訣だと思います。

そしてもう一つNPOをビジネス的に上手くいく仕組みを作っていくことです。行政から補助金が出ている間は継続できるが、それが終了したら終わりというのは、余りにもったいない話しです。

補助金を出している間にNPOが自立するような仕組みを考え、それができる環境を行政は率先して作らなければ行けません。

行政の色々な分野をそういったNPOや市民団体、公益団体に請け負ってもらう、そうすれば施政にかかる費用は減少できるし、有意義にお金をつかえるチャンスになります

小さな市役所でより良い行政システムができる、未来の形が可能だと考えています。

その為には市民を育てることです(この育てると言うことが絶対的に大事です、言葉を換えれば次世代へ良き社会を継承する教育)、国からの助成金を利用するためとか、一時の雇用対策のためだけの組織でなく、そこで働く若者のスキルアップと将来の生活、そして市民目線で市民に寄り添ったの施政が生まれると思っています。

これからの社会には市民のボランテイアが必要になります、でもそこにはビジネスがなければ継続しません。きょうのNPOの話しでもそこのところを話していました。

最後に記念写真を・・・。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする