西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

国会が始まりました。(今日は短く)

2014-01-24 20:56:48 | 日記

このブログを見ていてくれた方は、ご存じでしょうが、私は保守系です。

ここしばらく(十数年)、政権慣れした方々が気を抜いたこと、そして慣れない方々が政権を取った事でゴタゴタしたこと(このブログでの口蹄疫でのやりとりを読んで頂ければわかります)で、日本は低迷していました。

ただこのままでは、ダメダと国民が動き始めたときと、安部さんが返り咲いたときと上手いことマッチしたので、「アベノミクス」という言葉でわかるように、景気が向上を始めました。

私たち世代は、有り難いことに、「今は貧しくっても、将来はきっと良くなる」という、気持ちで成長してきました。なんせ、大学は4年間は青春を謳歌(特に私は文系だったので)するもの、卒業してから社会人としての勉強を・・、と横着に考えていたし、それが許される時代性でした。

ですが、自分の子ども達をみても、ここ最近はそんなこと考えていたら、ドロップアウトしてしまいます。言葉は悪いけど「世知辛い」時代です。

そこに登場した現政権ですから、皆さんの期待(特に経済界)は大きいものがあります。

私も、経済上昇に関して、現政権が頑張っていくのには大賛成です。経済が上手く回れば、国民一人一人の所得も上昇し、内需も上昇(日本は先進国の中で、内需を大事にした国です。良いものをつくり、買ってもらって喜ばれ、買った方の喜びを生産者は喜びにし、そしてまた良いものをつくる、日本経済のまっとうな循環です)し、その余波は地方に波及していく形ですね。

バブル後に経済が浮揚したという報告があった時期があります。某ワンフレーズで超人気になった首相の時です。Tという民間から閣僚に選んだ方の考え(この人だけが考えたどうかは知りませんが) は私は好きではなかったです。

何故嫌いだったか、彼らは大事なのは経済効率だけで考えていたように思えます。人件費が安いから中国に工場を造る、その結果今まででは考えられないような価格で販売される商品が増えました。収入格差が広がりました、特にお金でお金を増やす仕事がもてはやされました。また、介護社会に経済原理を持ち込み、「わ**み」みたいな会社が、介護社会に乗り込んできました。地方にお金を回すための公共事業は「悪者」扱いになりました(経済は如何にお金を循環させる仕組みを作るかがポイントだと思います)。

その結果、正規雇用と非正規雇用の格差が生まれ、それに直面する若者は結婚へ二の足を踏みました。さらなる少子化への流れです。それは社会の超高齢化を促進し、そこで失いいかねない経済は、今の若者の肩にずっしり乗りかかります。

だから今の政権の経済に関する部分が上手くいけばと思うし、その為に地方議員ができることは一所懸命やりたいと思っています。

で、ここからが不安なことです。私はほとんど一貫して自民党の応援者でしたが、その自民党の中でもリベラル(これ言うと、非難する保守がいるのがいやですが、私は好きです)が好きでした。

その私が怖いなと思っているのが「安部さん」の言動行動からちらちら感じる、国家主義的なものです。憲法問題、秘密保護法案、靖国など、私は怖さを感じます。

前にも何度か書きましたが、日本は第二次世界大戦が終わったあと、戦争をせず、当然戦争によって国民も失うことなく、同時に他国民を死に追いやったこともありません。

これは、すごいことです。

こんな天国みたいな社会は「江戸時代」の250年みたいなものです。(色々と考えはあるかと思いますが、テレビで報じられるのと違いあの時代は成熟した社会だと感じます)

ある政治家が言っていました「政治家になった目的は、戦争をしない国にするため」

国と国との軋轢は有りますが、戦争はスポーツとは違います(戦争は全く恨みつらみのない人同士が殺し合うのです)。正義のため(米国のB大統領が一つ覚えのように言っていましたが)は、ハッキリ言って間違いです。なぜなら両者にとって正義が存在するからです。互いに正義のために殺し合う、そこに国民がかり出される・・。そこには個人の尊厳は否定されます。

その結果は明治維新の時の言葉が如実にあらわしています「勝てば官軍、負ければ賊軍」

そんなもんなんです。

だいぶ長くなりましたが、「正しさ」を声たかだかに言う人がいたら、眉につばつけなければいけません。それは歴史が証明しています、どんな権力者でも「正義のため(もしくは正しさのため)」といって戦争を始めています。

そう言うことで、私はこの国会において経済関係は積極的応援します(西都市という地方都市が生きていくためには経済浮揚が大事です)頑張れ頑張れアベノミクス!

ですが国と国との軋轢に対すること、また憲法に関すること(これ修正案に議員の2/3が賛成すれば私は納得します、でも半数でよしとしよう・・には絶対反対です)、秘密法案(この条文を読むと、フムフムと思うことばかりなのですが、ある想像力を働かせると、背筋がひやっとします)、愛国法(これは強制されるものでなく、自然にわき起こってくるものです。つまり国民が愛国心を持てるような国にする義務を政治家は持っている)、それらのことをこの国会の間注視しようと思っています。

 

コメント (1)
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