西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

暗室作業

2011-02-12 19:14:14 | 日記
3月に写真展を控えているので、実質的な準備に掛かりました。
展示のテーマは事前に決めているので、後は作品セレクトと展示方法です。

展示方法は、普通の額装(市販品)で行くか、はたまた自作するかまだ決まっておりません。
展示に向かって、テンションをあげていくとピンと閃くので、それにすがりたいと今のところ思っています。

作品は約30年間の中で、あるテーマで展示します、30年分のベタからセレクトしなければいけません。
昨日は最近の5年分のベタを念入りに見ました。
所がここ一年分のベタがつくってなかったので(議会に気持ちが奪われ、ベタ作りをしなかった)、今日は朝から一年分のベタ作りです。

昔はコンタクト作りの専用のネガ挟みがあり、それでやっていたのですが、兎に角手間がかかる。
ネガアルバムから一本(6コマ)づつ抜き出し、セットしていくのです。
6本セットして(36枚撮りは往々にして2枚ぐらい余分に撮れますのでちょっと困る)、六つ切印画紙をセットして、露光です。
めんどくさいし、ネガの出し入れで傷が付くことが心配で、作業がスムーズに済みません。

今は密着用ガラス(薄い磨りガラスのような分厚い物)を透明のネガシートに置いて一発で完成です、ただ印画紙が四つ切になるのが不経済ですが、兎に角楽です、今はこの方法です。
ということで、今日は朝からコンタクト(ベタ)作りです70枚ぐらいのベタを先ほどつくり、今日の暗室作業は終了しました。

私はデジタルカメラも当然持っているのですが、自分の作品はネガです、それもモノクロ写真です(相変わらず、デジタル写真には愛着が湧きません)。
今日も、露光されたベタを見て悦に入っていました。
何事にもいい加減な僕ですが、モノクロネガだけはほとんど初期から同じネガアルバム(ハクバのクリアファイル)を使用して、時間順で保存しています。
ベタも同じく時系列でまとめ、ネガと同じ番号を振っているので直ぐに探せます。
これだけのネガをデーターとしてPCに入れていたらどれだけのPC容量が必要なのでしょう、そして探す手間もかかるし・・・。
僕の場合、コンタクトアルバムをさーっと目を通し目的のネガは直ぐに見つかりますし、デスプレーを見るわけでないので目も疲れません。

勿論保存が悪いと、カビが生えたりしますが、デジタルのようにオール・オワ・ナッシングのようになることはないので、気持ち的に安心できます。
そして何より、光を光として受け取って(デジタルに変換せず)、ネガなりプリントなり作成しますから、手作り感および生身の感覚があります。

この感覚が好きなんだと、改めて思った次第です。
デジタルは便利ですが(私も仕事はほとんどデジタルです)、趣味やアート表現の世界ではアナログ(ネガ)の良さがあるなと作業をしながら確認しました。
コメント (2)
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