アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#127 冷血と善意

2008年05月12日 | 市内の話題
この数年で職場内の状況が変わりました。
情が失われ、ずいぶん殺伐としたものになったような気がします。

一番大きな変化は、心身の不調や職場環境の不合から退職を余儀なくされるケースです。
また、人事異動により恣意的とも思われる配置が行われることも見受けられます。

この変化を正の方向に見る向きもあります。
弱いもの、能力の低い者は去ってもらったほうが組織は活性化するというんです。
民間企業はどこもそうなんだとも言います。

心身ともに健康で、今まで順調に職歴を重ねてきた人はそう思うんでしょうね。
その様な人たちに弱い者、弱っている者の本当の苦しみはわかりません。

昔は、追い詰められても何らかの救いの手は差し伸べられました。
それによって助けられた職員は沢山いますし、結果的に助けられなかった職員も感謝の念をもって退職したものです。

誰にとっても、どこかで躓(つまづ)く可能性はあります。
あなたも、明日そうなるかもしれません。
そんな時、当局に(職場に)情を求めてもかないません。
そして、一度その様な無常なレールが引かれると、もう元には戻りません。
職員は当局に対し、情を求めず、善意を期待せず、法に触れないよう勤めていかなければならないことを肝に銘じなければなりません。

2.55事件で多額の賠償金が発生します。
関係者だけで、埋め合わせが出来ないのは明らかです。
職員の善意の集積がなければならないのに、皆で助け合うという気風をあえて捨ててしまった今となっては、協力しようと思う職員は茶坊主などの一部に限られてしまいます。
仕方がありません。

ここで一首

ままならぬ
善意の集積
当然の
帰結・覆水(きけつ・ふくすい)
盆(ぼん)に返らず

なんと寂しく無常の職場になってしまったのでしょう。
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