アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#2356 前川前次官会見(中)

2017年06月28日 | 国内の話題
前川氏の”メディア批判”の続きです。

「報道番組を観ておりますと、コメンテーターの中には、いかなる状況証拠や文書が出てきたとしても、官邸の擁護しかしないという方がいらっしゃいます」「そういう方のお名前(を述べるの)は差し控えますが」

こいつは誰がどう考えてもは田崎スシローこと田崎史郎のことでしょう。
永田町界隈では、田崎史郎とあのアベが仲良く寿司を食べているところがちょくちょく見られることから、田崎史郎は田崎スシローと呼ばれているのです。
そして田崎スシローと並ぶ御用ジャーナリストのレイプ魔・山口敬之の問題にまで言及しました。(もちろん山口敬之の名は出していませんが)
山口敬之は、部下の女性記者を眠らせてレイプしたとして訴えられている輩(やから)です。

「森友学園の問題で官邸を擁護するコメントを出しつづけた方の中には、ご本人の性犯罪が警察によってもみ消されたのではないか?という疑惑を受けていらっしゃる方もいるわけでございます」

官邸に刃向かって問題を告発しようとした前川氏にはメディアを使って恫喝(どうかつ)まがいの行いをし、片やあのアベという最高権力者と一体化したポチ・ジャーナリスト山口敬之には、起こした犯罪さえも無きものにしちゃう、あのアベ政権のこんなやり方こそが民主主義の自殺行為であり、メディアも同罪だ、と前川氏は問題提起したのです。

「(読売新聞の報道への官邸の関与について)もしこういうことが私以外の人にも起きているとするならば、これは大変なことだというふうに思います。監視社会化とか警察国家化と言われるようなことが進行していく危険性があるのではないか。あるいは“第4の権力”とまで呼ばれているメディアまで権力に私物化されてということになると、これはもう日本の民主主義は死んでしまうと。その入口に我々は立っているのではないかという危機意識を私自身ももったんですね。そのことがこの問題の大きなインパクトだというふうに思っています」

”民主主義の死”と前川氏は最も強い言葉で表し、「国家権力とメディアの関係を国民の視点から問い直すという必要性、またそのメディアの方々のなかで自浄作用が働くことを私は強く期待したい」と述べたのでした。
しかし、前川氏から発せられたこの大きな指摘に、当のメディアの大半は相変わらず向かい合おうとしていません。
実際、一般質疑で最初にマイクを握った産経新聞の記者は「文書を流出させたのは前川氏か」と質問したのです。
モンキー先生こと義家弘介文科副大臣が文科省職員に、内部通報は国家公務員法に違反する!と警告したのと同様です。
取材源の秘匿というジャーナリストの倫理をもち合わせてもいない産経新聞記者に、前川氏は「情報流出源にはコメントしない」と、いなしたのでした。
産経新聞は読売と並ぶ御用新聞なのです。

前川氏は今回の会見のなかで、「重要な人物で、一切発言しておられない人」として加計学園理事長の加計孝太郎氏の名前をあげ、メディアに向けて「加計孝太郎さんを早くつかまえてほしい」と彼への取材を呼びかけました。
問題の最重要人物がメディアから追求されていないという異常事態、それこそがメディアの弱腰を裏付けているのでしょう。
果たして前川氏からの警鐘を、どこまでメディアは真摯に受け止められるか、加計学園問題の真相究明に、いまメディアの力が試されています。

なお前川氏の会見のニュースでは、このメディア批判の部分がほとんど取り上げられていません。
このブログで本当の事を知ってもらえれば幸いです。

・・・
前回と今回、ボクはあえてあのアベのポチの名前を出しています。
ポチはへなまずるいことに、逃げ足が速いのです。
あのアベの体制が変わったなら、知らない顔をして新しい権力者にポチるのです。
その時のため、記録を残しておきます。

次回は、順序が逆になりましたが、この会見の本筋の話しです。
この記事についてブログを書く
« #2355 前川前次官会見(上) | トップ | #2357 前川前次官会見(下) »

国内の話題」カテゴリの最新記事