アナーキー小池の反体制日記

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#2498 免許取りたてで運転手のアルバイト

2017年11月17日 | 昔の思い出
昔の車の思い出シリーズに戻ります。

21歳になってから運転免許を取得したのだけど、取得後すぐに運転手のアルバイトをしました。
このブログの学生時代シリーズで記した記憶があるんだけど、ペテン・ペンキ屋でのアルバイトでした。

ボクが免許を取ったことを知った友人から連絡があり、運転手兼ペンキ職人のアルバイトがあるからどう?って聞くのです。
そのペンキ屋のことは前々から、インチキなことを聞かされていました。
お金に困っていたボクは、運転手兼用だと少しアルバイト料が高くなること聞いてOKしたのです。

そのペテン・ペンキ屋は小樽にありました。
街外れの坂途上にある一軒家でしたが、看板などありません。
ワゴン車1台に塗装道具一式とペテン・ペンキ屋とボクたちアルバイト学生3人が乗り込み、車で流しで錆びた屋根の家を見つけては、仕事を得るのです。

そのペテン・ペンキ屋は運転免許を持っていません。
上手に運転をできるんだけど、訳があって免許を持っていないのです。

小樽のマチは道路が狭く急な坂が多いのです。
そして、商売の主戦場は余市や由仁方面の、それもとても人影が少ないところを狙います。
「そこ右だ」「あそこから細い道に入れ」などと、ペテン・ペンキ屋は気ままに指示します。
昔からいたずらで運転していたとはいえ、免許を得たのはつい最近です。

・・・
ある時、行き止まりの道に入っちゃったのです。
細く曲がりくねった長い山道でした。
バックで戻るしかありません。
ボクが難儀しながら運転しているとペテン・ペンキ屋が「俺が替わる」と言って運転を始めたのです。
細く曲がりくねった長い山道をバックですいすいと進むのです。
感動しました。
そして彼の何か知れない、運転免許を得られない過去の暗い出来事に思いを馳せたのです。
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