アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#1780 読書の傾向の変化

2015年11月05日 | その他
もう何年も前から、ボクの読む本の傾向が変わってきました。
特にこの1,2年の変化は顕著です。

原因は明白です。
記憶力の減衰と視力の低下です。

登場人物がたくさんいる小説を避けるようになりました。
この名前の人が何者だったか忘れてしまって、先に読んだところをひっくり返して読み直さなければなりません。
よく読んでいた北欧やロシアやイギリスなどの翻訳物の小説は、名前が覚えきれないため、このところは読むことがありません。
また、時系列に沿って物語が進まない小説って結構あるのだけど、そんなのも頭の中がこんがらかっていけません。
場面がたくさんあり、突然別の場所の物語が始まる、なんてのも面倒になってきています。
登場人物が少なく、時の流れに逆らわず、舞台も限られた場所のみの小説しか読まなくなってしまったのです。

視力の低下で、文庫本を読むことが億劫(おっくう)な時があります。
小さな字がよく読めないときがあるのです。
それと、光沢紙を使っている雑誌なども、眼がチカチカして読みづらくなってきました。
昔から科学雑誌のファンなんだけど、このごろ眼が疲れてしまうのです。

こんな状態なものだから、おのずと読む本は限られてしまいます。
ボクはビンボーなものだから、読む本は図書館から借りるか古本屋から買うものが大半です。
でもこんなボクにも、今でもぴったりの本ってたくさんあるのです。

・・・
本を読むのは、何かを得たいとか、立派な人になりたいなどという不純な動機ではいけません。
本を読むのは、単純に面白いからです。

このごろのボクは若い作家の、伊坂幸太郎とか米澤穂信とか佐藤友哉などの小説を読んでいます。
このままボケが進んでも、後十年くらいはついていけそうな、そんな素敵な作品を書いてくれています。
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