アナーキー小池の反体制日記

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#551 地域主権

2010年11月29日 | ボクの思い・信条・理念
勤め人時代を中断して、時事ネタを一席。
民主党連立政権は自ら掲げた"地域主権"の看板を下ろすそうです。
旧政権の自民党・公明党の反対があったからです。
憲法でいうところの"国民主権"と整合性がつかないとの理由です。
旧政権の中央集権に戻ろうとするのでしょうか?

新政権はきっと、中央集権から地方分権への移行は従前どおり、と言うのでしょう。
でも政権を獲ったら、やっぱ中央集権の方がいいと思い始めたのかもしれません。
厭(いや)ですね、これでは自民党とおんなじです。
政治屋というもの、権力を得よう、または守ろうとするばかりでてんで全体のことを考えてはいません。

皆さんご存知のとおり、日本国憲法には主権は国民にあると明記されています。
ボクも一応国民ですが、ボク自身、自分が主権を有しているなんて感じたことがありません。
ここでいう国民とは一個人の国民のことではなく、国民の集合体をさしています。(そうでなければ国民皆が王様になってしまいます。)
帝国憲法にあるように主権が天皇にあるわけではないし、ましては軍人のトップにあるわけでもない、一般の国民たちにこそあるんだという意味のはずです。

自民党の長期政権は、主権は中央に在ると言わんばかりの振る舞いをしてきました。
新政権が主権は中央ではなく、地域にこそ必要だとの看板を掲げましたが、憲法でいう国民主権と矛盾するところは確かに存在します。
しかし、主権が中央にあることに疑問を感じていた人は、中央より地域のほうがまだましだと思っていたのです。
旧政権の自民党・公明党が憲法でいうところの国民主権と整合性がつかないとの理由で反対するのは欺瞞です。
旧政権が、中央主権を保ちたいからなのは明白です。
政権を追われても、既得権益を守りに入るんですから、面の皮が厚いというか、恥を知らないというか・・・

民主党は旧政権の自民党・公明党に言われたからって、看板を下ろすのはいけません。
頻発する事件の対応をめぐって大衆の不興をかって気弱になっているのかもしれませんが、一度掲げた看板をそう簡単に下ろすものではありません。



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