アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#520 守秘義務違反

2010年10月26日 | ボクの思い・信条・理念
在職中は地方公務員法の厳しい規制により、言いたい事も言えませんでした。
実は退職後も同法の制約を一部受けるものですから、"腹膨(はらふく)るる思い"は解消されそうにありません。
退職してからも死ぬまで"秘密を守る義務"いわゆる守秘義務が課せられます。(もちろん公務員だけではなく多くの職に課せられています。)

死ぬまで"職務上知りえた秘密を洩らしてはならない"のです。
一方で国は”公益通報者保護法”を定め、公益が勝る場合に秘密を暴露してもその限りではないとし、逆に内部告発を奨励する姿勢も見せます。
このマチでも昨年第1号の内部告発があり、不正が暴かれました。
公益通報制度を条例化した市当局は、早速の反応に肝を冷やしたことでしょう。

職務上知りえた秘密はそれなりにあります。
当たり前ですが、個人情報や団体・企業の情報は漏らしてはいけません。
でも、そのほかの秘密って何か後ろめたいものを感じます。
秘密にしなければならないことの多くは、法を逸脱している匂いがします。
ですから、多くの情報は開示することが公益にかなうのではないでしょうか。

守秘義務と公益の関係は大変難しく、裁判でも判断が分かれることがあるくらいですが、最近は公益を優先する判例が増えてきています。
公益とは所属する一自治体の利益に止まらず、国全体の利益を指すのが当たり前とされています。
そうなるとボクが職務上知りえた秘密の多くは、開示することにより確保される利益のほうが大きいように思います。

"腹膨(はらふく)るる思い"までして我慢する必要はありません。
当局は職員を道路交通法違反ででも処分する際、人物を特定できるほどの情報を報道機関に開示します。
そんなのと比較すると、職務上知りえた個人情報だって大方は開示するのが公益上勝ることになります。

・・・
ボクが持っている本当の"職務上知りえた秘密"なんてほんのわずかです。
そしてそのうち、"開示することが公益上勝る"かもしれないことなんて、ほんのわずかなうちのほんの少しです。
ですからこの先、守秘義務違反を問われることなんて心配はありません、悪しからず。

この記事についてブログを書く
« #519 議員の口利き(下) | トップ | #521 信用失墜行為(上) »

ボクの思い・信条・理念」カテゴリの最新記事