アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#1979 パナマ文書(下)

2016年06月08日 | 海外との話題
タックス・ヘイヴンの悪行の続きです。

租税回避行為は、今は違法ではありません。
利用者の名が公表されたからっていっても、おのれの醜い強欲さが世に知られた程度のことです。
でも、政治家の場合はちょっと性格が異なります。
きちんと税を納めるよう指導する立場です。
そして住民が収めた税を対価として得ています。
そんな立場の政治家が、租税回避や租税軽減を図ってはいけないのです。

今回バラされたのには、世界の国のトップもいました。
即刻辞任したのもいるのです。

これからも、他の租税回避を行っているところの情報が続々と漏れてくるでしょう。
日本の政治家は、戦々恐々として眠れない夜を過ごすことになるのでしょう。
いえ、政治家たるもの、そんなことを心配して眠れないなんてことはありません。
お酒を飲んで、若い女(男)を抱いて、大イビキで眠るのです。

・・・
タックス・ヘイヴン、何とかしなければなりません。
皆、昔からそう思っているのです。
しかし、改善の動きは非常に鈍かったのです。
なにせ、世界中の権力者が利用しているんですから、正そうなんてしません。
今回の事件は、その悪行を正す絶好の機会です。
世界の権力者たちが、どのような姿勢で事に臨むのか、見守っていきます。

・・・
”パナマ文書”の発覚、いうなれば内部告発です。
アメリカ外交公電ウィキリークス流出事件と同様です。
内部文書が漏れることは、体制側からは犯罪行為と映ることでしょう。
でも巨悪は、こうでもしなければ暴かれません。
悪いことは、どんどん内部告発されるような時代に入っているように思います。
なにせTB(テラバイト)単位の情報が、ちっちゃな記憶媒体に納まってしまうのですから、ことは簡単です。

・・・
世の中にはもっと卑劣な情報がたくさん隠されています。(ボクのすむこのマチにだってあるのです)
内部告発により、世の中を正していかなけれななりません。
内部告発が後ろ暗いことだ!との偏見を打破しなければならないのです。

体制は都合の悪いことを決して公表しないものなのです。
公益に適(かな)う通報は、法により認められています。
しかし、通報者が不利益を蒙(こうむ)っていることがたびたび報道されています。
通報者に褒美(ほうび)を渡すくらいの、そんな社会にならなければ巨悪は滅びないのです。

”パナマ文書”終わります。


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