アナーキー小池の反体制日記

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#2865 記し継ぐべきこと ⑤ 暗黒・カツアゲ屋の出現(下)

2018年12月05日 | マチの事件簿
国に補助金の全額返還を求められてから、職員による弁済?についての説明会が行われました。
説明会の冒頭、市長は「これまでは事件について、職員への説明が不足だった」と述べました。
ボクは職員説明会の質疑の最初に、「説明不足などではない。説明が悪かったのだ」と発言しました。

ボクはその場で、市長は全財産を被害金の穴埋めに提供し、なおかつ市長の座を辞さなければ職員の理解を得られない、とも言いました。
その理由は、前号で記したとおり、騙(だま)されたのではなく脅されてお金を垂れ流し続けた背任の責任を取るためです。
でも説明会でボクは、このことに多くは触れていません。
説明会でボクの話ばかりが長くなってしまっては申し訳がありませんので、そのあたりは割愛しました。

・・・
説明会でボクが発言した、市長は全財産を被害金の穴埋めに提供し職を辞さなければならない理由です。

事件発覚直後、市長は職員を集め“訓示”と称し説教をコキました。
「このような事件は職員全体の意識に問題があるからだ」
事件を生んだ責任は、職員全体にあるのだ!と言っているのです。
責任転嫁です。

事件に全く関係の無い職員を集めて、事件に関わった人間が説教をする。
このことをボクはこのブログで“説教強盗”と表現しました。(#72)
そして、同時に思うんです。
“盗人猛々(ぬすっとたけだけ)しい”って。

当然、職員の間に市長のあの“訓示”は、おかしいって声があがりました。
なぜ何ら関係のない職員が関係者の市長から“訓示”と称する説教を受けなければならないんだ!と。
その声は、当局にも伝わっているんです。
そんな中、市長は2回目の“訓示”を行います。

取巻きの一部から「“訓示”は職員に対し刺激が強すぎるから表現を変えたほうがいい」との進言があったにも拘(かかわ)らず、市長は「“訓示”なのだ!」と言い張りました。
かなり異常な反応です。
2度の訓示に職員はあきれ返り、怒りを持ちました。

しかし市長はその2度目の“訓示”で「被害金の穴埋めは関係者で行う」と明言しました。
職員の多くは「穴埋めを全額関係者で行うのなら、(市長に好き勝手を)言わせておけばいい」と思うようになったのだと思います。(職員の反応も少し情けなさを感じます)
市長への反感の声は、潜在化したのです。

でも、市長の言は大ウソでした。
国から全額返還を求められたとたん、前言を翻(ひるがえ)し職員に負担を求める、と言い出したのです。

職員の多くは怒りました。
今まで職員を散々バカにしておいて、今になって謝罪と懇請を行うなんてムシがよすぎる、市長は恥を知らないのか!って。

このような経過からボクは、市長は全財産を被害金の穴埋めに提供し、市長の職を辞さなければならない、との結論に至ったのです。

・・・
ボクは当時の市長のことを、第1回の“訓示”の前まで少しは能力を買っていました。
しかしその“訓示”の後は、彼の全人格を否定しています。
猛々しい盗人で説教強盗としか思っていません。

今 彼は地元の短大の学長をしています。
心配性なボクは懸念しているのです。
18~20歳の健全な学生に、あのように変な“訓示”を垂れられたら不健全な青少年にしてしまうのではないか?と。
彼の短大学長就任は、北海道青少年健全育成条例制定の精神に背くものではないでしょうか。

いえ、福祉がごろつきの飯のタネになっているのと同様、教育も商売人の金儲けの手段と化しているのです。
加計学園や日大の理事長をみるに、教育の商売化は明白な事実であることが認められます。

・・・
脱線してしまいました。
歳をとると話が脱線する傾向が生じますが、ボクもその域に達しています。

・・・
結局、滝川市職員労働組合の協力?もあり損害金を市職員で負担することになりました。(その他、市議やOBらの寄付もありましたが)

このような市当局のやり方に納得できない市民たちは、関係者に損害賠償を求める住民訴訟を起こしました。
2億4千万円を市に返還するよう、市長他4名に求める訴訟です。

次回は判決です。
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