北京冬季五輪、楽しく見させてもらっていますが、当然のことながら負の部分も背負っています。
アメリカが主導する外交ボイコットなどはその最たるものです。そもそもオリンピックが外交の場なんかではないのは自明なんです。人権侵害の名を借りてのアメリカの言い分は見当違いです。中国の人権侵害問題は重大事ですが、別なところで糾弾しなさい。
昨年行われた東京五輪はワイロにより買われたものです。IOCの腐敗ぶりは底無しです。
そして先般から報じられているロシア選手のドーピング疑惑です。ロシアは旧ソ連の時代からドーピング大国として名を馳せていました。10年ほど前からは、内部告発により実態が明らかにされ、国際機関から処分を受け続けているんです。
昨年の東京も今回の北京もロシアは国として出場は認められず、個人の集合体の扱いになっているんです。本当のオリンピックの精神からは、世界中が国としてでなく個人の集合体、となることが望ましく思われるんだけど。
こんな状況下に置かれているロシアで、いまだドーピングが行われていることに驚きます。国家ぐるみ、と思いたくないのですが・・・
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ドーピングの疑惑を持たれている選手は女子フィギアの15歳の少女です。自らの意志で薬物に手を出したんではないと思います。それ故に、やりきれなさが勝るのです。