前回の続きです。
#497 御礼於退職 2010年9月30寧投稿
今日、退職しました。
朝8時半に市長室で市長から退職の辞令をいただきました。
こんな中途の退職なものだから、対象者はボク一人です。
市長からねぎらいの言葉をいただき、ボクは「長い間お世話になり、ありがとうございました。」と殊勝にお礼を述べました。
余計なことを言うのではないかと心配(期待?)する向きもありましたが、そこは良識あるボクのことです、つつがなく式を終え会場を出ました。
腰の状態が最悪なもんだから、失礼ながら車椅子で辞令を頂きました。
車椅子の無様(ぶざま)な姿は、職場人としてのエンディングを迎えたボクとしては相応しいものなのです。ボクの車椅子の姿を見て友人は「罰(バチ)が当たったんでないの?」と言い放ち、そばに居た他の友は「そうだ!そうだ!」とはやし立てます。全く、持つべきものは友です。トホホ
(この脚腰の痛みは耐え難いものがあり明日は整形で何度目かの検査を受けます。)
辞令をいただいた後、4階にある建設部に戻り、4階の皆様に挨拶をして庁舎を後にしました。(盛大にお見送りをいただき感激しています。)
本当は庁舎全部を回り挨拶をすべきなんですが、脚腰が痛くてままなりません。
失礼ながら挨拶せずにお別れしました。
この場を借りて以下に、ボクの感謝とお詫びを申し上げます。
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ボクが30数年勤めた職場の皆さん、そしてOBの皆さんには大変お世話になりました。
病気がちなこともあり、職場にはご迷惑をおかけしました。
中途ではありますが体調不良のため、退職をすることにいたしました。
年度途中に退職することは、更なるご迷惑をおかけすることになりますが、最後の我がままをお許し願いたく存じます。
ちょっと早期に退職しますが、ボクの正直な気持ちは"よくこれまで勤められたもの"との思いが大きいのです。
誤解を恐れず言うと、後悔はなく、満足感があります。
20数年前を始め何度も退職を覚悟しましたが、同僚職員の励まし等により今日まで勤めることができました。
長く体調を崩しながら今日まで勤められたのは、ひとえに職場における皆さんの温かいお心遣いと、ご助力があったからにほかなりません。
厚く深くお礼申し上げます。
これからは療養に励み、まず、杖を突かずに歩けるよう努めます。
そして静かな晩年を送りたいと思っています。
皆さんに置かれましては、健康に留意の上60歳の定年まで勤められんことを祈念申し上げます。
本当にありがとうございました。
2010.9.30 anarchy-koike
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退職してから12年半、一度も仕事を務めることなく、無職を貫いています。退職に関する過去の投稿2話でした。