こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

老人医療費助成制度の歴史をふりかえりながら思う

2014-06-14 22:28:36 | つぶやき
自治体から始まって、1070年代に国の制度になった老人医療費助成制度は、90年代後半から改悪を重ね、2004年11月、ついに老人医療費助成制度は「大枠廃止」となった。
70歳になる直前まで、どんなに収入が少なくても3割負担となった。それが今も続いている。


「老人医療費助成制度」は必要なかったんだろうか?
不適切な制度だったんだろうか?

そんなことはないはずだ。


人間の体、長く使えば、いろいろ故障もおきる。

年金暮らしになり収入が少なくなってから、医療費が嵩むというのが普通のパターン。


「子ども医療費の助成制度は子育て支援の柱」と言って拡充を求めてきた。

その運動が実って、全国で約半数の自治体で義務教育終了までの助成が実現するまでになった。


一方、高齢者の医療費助成に自治体独自で取り組んでいるところはどれだけあるのだろうか?

ネットで検索してもなかなかでてこない。


子ども医療費助成制度の拡充とともに、老人医療費助成を取り戻すことも、もう一度大きな目標にしたい。

憲法も平和も、足蹴にし、踏みにじる暴走政治を許さない。

「命の平等」という旗をしっかりと掲げることは、「戦争する国づくり」への道を許さないことにつながる。


まずは「介護保険2割負担導入の論拠、総崩れ」となった、医療・介護総合法案は廃案に。

それにとどまらず、全ての高齢者に医療・介護の保障を求める。


そういう思いをもって、一般質問で「高齢者の医療・介護の保障」をテーマとする。



老人福祉法

(基本的理念)
第二条  老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、かつ、豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとする。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夜明け前に考えたこと | トップ | ほのぼのお食事会 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
高齢化率 (tweety)
2014-06-15 09:01:53
フランスが高齢化率7%~14%に上がるのに百年かかり、早いイギリスでさえ40年かかったのに日本は20年。
なかなか法律や制度が伴わないのは多少仕方ない面があるにせよ、今から良くしていかないとならないのに改悪なんて。
情けない話ですね。
返信する
Unknown (ただち恵子)
2014-06-15 20:27:53
tweetyさんへ

老人医療費の助成制度が改悪されたのは1999年から2004年。わずか5年間の間に、多くの高齢者の方の医療費負担が「ゼロから3割負担」になったのでした。

日本の高齢化の進行が国際的に見て超スピードなのは少子化の影響もあります。少子化にほとんど無策。「子どもが産めない社会」に未来はない。

高齢者を大切にできない社会も希望がない。誰でも高齢者になるのですから。

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

つぶやき」カテゴリの最新記事