こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「成人の日」に思うこと

2012-01-09 23:18:15 | つぶやき
街に晴れ着姿の若い人たちの姿があふれる。

一年中で一番、街が華やかに彩られる日かもしれない。

きょう全国で約122万人が、「成人式」を迎えたという。
泉大津では「668人を招待した」という、成人式開式のあいさつだった。

長女が20歳のとき、「晴れ着」にも「成人式」にも全く興味を示さなかった。
親としては少し寂しくもあったが、「それも個性」と思った。
アルバイトをして少しお金が貯まると、よく旅行していた。インドの山奥にひとりで出かけ、1ヶ月も音沙汰なしのこともあった。
何年かたって、友達の結婚式に「着物が着たい。でも買うのはもったいないから、おかあさんの知り合いに貸してもらえない?」という相談。どんな心境の変化かと思えば「写真おくってあげたら、おばあちゃんが喜ぶかと思って」と、つぶやいた。
私の友人にお嬢さんの成人式の着物、少しサイズが合わないけれど着せていただいた。
「小さいときにいっぱい心配かけた、おばあちゃんに、おかげさまでこんなに大きくなりました」と伝えたい。そういうことを考えるようになった、数年遅れの娘の晴れ着姿は美しかった。

人見知りが人一倍ひどくて泣き虫で、姉の後ろをついて歩いていた次女が、アメリカに留学して一年、まるで人が変わったようにたくましくなって帰ってきた。

就職して3年目、まだまだ幼さを感じる3女も、このお正月、姉の子どもが病気のときは、確かな気配りを見せてくれた。「なかなか」と見直した。

3人の娘たちのそれぞれの「20歳」を思いおこす。
彼女たちが「おとなになった」と感じた時は、それぞれにある。
その日は「20歳」より、少し遅れてやってきた。

若い人たちからの生活の相談を受けることが多くなった。
仕事がない。心を病む人も増えている。
彼女、彼たちが「おとなになれずにいる」ことを感じることも多い。
「自分の悩み」だけを悩んでいるのだ。回りが見えていない。


きょう、成人の日を迎えた若い人たち。
「式の間は静粛に」という司会の言葉も、耳にはいっていないよう。
静粛とは、程遠い喧騒のなかで式典が終わる。
毎年の光景だ。

新成人を代表しての「誓いの言葉」で、「3・11の震災を目の当たりにして、これまであたりまえと思っていたことが、あたりまえでないことに気が付いた。人はひとりでは生きられないということも。・・・」。

これから、いろんなことを経験して、悩んだり傷ついたりしながら、ほんとの「おとな」になっていくんだろうと思う。

私の20歳。・・・自分に何ができるのか、何をしたいのか、探し求めながら、政治と社会に目を向け始めたとき。そして日本共産党と出会ったときだった。


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