朝、市役所に行って、今日の午後、第1回の図書館協議会の会議が開かれることを知りました。
市役所のロビー、受付の横に公開で開催される審議会などの開催予定を知らせる掲示があります。
そういえば、予算委員会で今年度中の開催の予定を聞いた記憶があります。日時までは覚えていませんでしたが。
急遽、他の予定を変更して傍聴することにしました。
場所は図書館内の多目的室。
「傍聴は先着5名」ということですが、この会議の開催はどこで告知されたのでしょうか?
市のHPには見当たらないようでした。
委員は7人。学識経験者、社会教育関係者、学校教育関係者、そして市民公募の委員が一人。
2時間の会議時間の中で、最初に館長さんの案内で館内をぐるっと一回り、傍聴者も一緒に見学。
そして「子どもの読書活動推進計画の策定について」「所蔵資料のデジタルアーカイブ化について」「まちぐるみ図書館の推進について」のテーマで、審議。それぞれの見識のある委員の皆さん発言が続き、傍聴してよかったと思う一方で、全てが「時間切れ」で終わったように感じました。
協議会の開催は年に2回とのこと。次回はいつになるのでしょうか?
図書館協議会の設置を、議会でもパブリックコメントでも求め、期待していましたが、「ちょっと違うな」という感じが残りました。
予算委員会で「図書館運営への市民参加の窓口として図書館協議会の開催に期待する」と言いました。「図書館構想」をつくる検討委員会の中での、次のような委員長の発言を思い起こします。検討委員会の会議録から引用しておきます。
2019年 3月28日 第4回 図書館整備検討委員会
中川委員長: パブコメの意見でも触れられているが、図書館協議会については、図書館法では、図書館長の諮問機関になっていて、必置機関ではないが、これがないと住民参加の図書館ではないと思っている。
もう一つの観点からいうと、図書館は純粋な社会教育機関なので教育施設である。小中学校の校長先生の代表は、必ず協議会に入ってないといけない。幼稚園、認定こども園などの代表も入ってもらうべき。学識経験者が全てカバーできればよいが、そういうわけにもいかない。構成メンバーについては行政でしっかりと検討していただきたい。豊中市であれば、大阪府子ども文庫連絡会が必ず入っている。読み聞かせのボランティアは、ブックスタート事業に関するかけがえのない人的資源である。協力がなければブックスタートなどできないため、市民が作っているボランティア組織に入ってもらうことを条件にするのもよい。他は、子育て期のお母さんの代表がほしい。高齢者の代表を入れるのもよい。勤労階級、働き盛りの忙しい人、社会教育では一番意見を聞けていない。勤労サラリーマンにとって公立図書館は来るなと言われているようなものであり、休館日などについても例えば近隣市とずらすなど、意見をもらうとよい。議論する場として、図書館協議会がいると思う。