バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

インドセンダンの自然農薬<ニームNeem> 

2005年05月12日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
30年程前バンコック滞在のことで古い話。アザテイラクチンを含む植物の話はタイの植物学者から民族的な習慣の中にの植物の育成,ヒトの健康など日常文化に織り込まれている話や資料に接した記憶が戻った。その折、サンプルも持ち帰り中東の研究所KISRで微生物との関係で研究した時期もありました。ニームは特許でインド人が拘束を受ける騒ぎが話題になりました。この5月9日に「ニーム」の基本は公知公用の技術であるとBBCニュースが報道したところ。http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/4333627.stm

インドセンダンの種子からニームを抽出,精製すること、アザテイラクチンが主成分で殺虫,殺菌せいがあること。中東,熱帯,亜熱帯アジア,アフリカではFAO推奨の農業技術です。確かに効果はヒバ油以上のものとして認められています。有効成分を含む搾油残渣の土壌中の微生物,線虫などのコントローラーとしても注目されている。

特許問題で基本的な技術に拘束されない時代がくるので、この関連の自然農薬としてのお役所(農林水産省)評価、認可手続きも始まるかも。 インド,タイでは生産業者が,玉石混交の製品を販売しています。田舎町でも一般的な農薬として出回るほどの汎用自然農薬です。

このBBCのニュースのおかげで、古い友人との交流が再び始まるようだ。

◇福島でニームの露地栽培を実践-㈱ナチュラルプロダクツ・大矢社長-
http://neem.tea-nifty.com/neem/2005/01/post_5.html 大矢泰司さん、福島・飯坂に引きこもり<アーユルヴェーダ薬草園>を企てた頃からの友人だ。ニームの話でふと思い出して電話したところだ。ニームを寒い地域で温度適応を続けた苗供給が出来るほどにまで20余年を掛けての努力には恐れ入った。
 Organic India http://www.organicindia.com/のUSDAオーガニック承認「胡麻」の営業で「マンダラ(曼荼羅)博物館」建設の資金をつくるのだろう。そんな話題の電話のやり取りも久しぶり。これ,彼のライフワークの目玉になるのだ。インドの有機栽培ハーブへ,私なりに関心をもってきたので、それなりに仲介の役割で大矢さんの曼荼羅の夢に役立つかも。

ニームはなぜ効くのか?http://www.ideshokai.com/kikaku2.htm

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