出願番号 : 特許出願2004-119880 出願日 : 2004年4月15日
公開番号 : 特許公開2005-295948 公開日 : 2005年10月27日
出願人 : 藤沢薬品工業株式会社 発明者 : 間野 博行
発明の名称 : 骨髄異形成症候群特異的遺伝子同定方法
【課題】 骨髄異形成症候群(MDS)は、比較的高い発生率を示すにもかかわらず、進行期にあるMDS患者を処置するための効果的な手段はほとんど存在しない。DNAマイクロアレイは、MDSの分子的病因を明らかにし、MDSに対する新規な処置法を開発するための有用なツールと考えられる。しかしながら、MDSの異なる病期にある個体からの骨髄単核細胞についてのDNAマイクロアレイを用いた単純な比較では、主として、その発現の変化が骨髄中のMDS芽球の割合のみを反映する「偽陽性」遺伝子の単離に終わってしまう。
【解決手段】 健康な有志者及び30人のMDS患者の骨髄よりAC133細胞表面マーカー陽性造血幹細胞を精製し、本発明者が作成したマイクロアレイにより2304遺伝子について発現プロファイルを比較するのに使用した。その結果、緩徐進行期または進行期の一方で特異的に発現する遺伝子群の単離に成功した。
明細書Text >> J-tokkyo